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同じ年頃なのに「老けて見える」のは、『リンの摂り過ぎ』だったりする。加工食品の闇とは

マグネシウム

「老けて見える」のは、リンの摂り過ぎじゃないですか

同窓会などで、久しぶりに会った時に「この人老けたわね〜」と思ったことなどありませんか?

同じ歳なのに「若く見える」とか「老けて見える」とか

「若々しい」とか「老人っぽい」なんてよくあることです。

これって、もしかして・・・

加工食品の摂り過ぎから「老けて見える」のかもしれません。

若く見える人は、肌もツヤツヤだで張りがあるのに比べ、、、

老けて見える方は、肌も弛んでいて、鉤がなくちょっとくすんでいる感じ。

また、、、

若く見える方は、活気があって行動力がありそうに見えます。

ですが、、、

老けて見える方は、何となく猫背で如何にも引きこもっている感じで活気がない・・・

腎臓が寿命を決める 老化加速物質リンを最速で排出する (幻冬舎新書) 

腎臓が寿命を決める』の著書:自治医科大学分子病態治療研究センターの黒尾誠教授は、老化の原因を『リンの摂り過ぎ』ではないか!?と警鐘を鳴らしています。

老化を加速させるリンとは・・・

厚生労働省のeヘルスネットでは、以下のように「リン」のことを説明しています。

リン
人体に必要なミネラルの一種で骨や歯を形成する。体内のさまざまな細胞に存在する。
人体に必要なミネラルの一種で、カルシウムに次いで多く、成人の体重の約1%を占めています。
その85%は骨や歯にリン酸カルシウム・リン酸マグネシウムとして存在しています。残りの15%は、たんぱく質や脂質と結合し、細胞膜や核酸の構成要素として体内の細胞に存在するほか、エネルギーを発生させる化合物(ATP)の構成成分ともなっています。
また、細胞のpHバランスや浸透圧を保つ働きをするなど、体内でのいろいろな働きに関わっています。

さらに、、、

リンは食品中に多く含まれており、通常は不足することがありません。
むしろ多く摂りすぎるとカルシウムの吸収を阻害するため注意が必要です。
食品添加物に多く使用されており、インスタント食品や加工食品の利用が多いと知らず知らずのうちに摂り過ぎてしまいがちです。肉類もカルシウムに対してリンの割合が非常に高いため、肉類に偏った食事はバランスを欠くことになります。

と説明しています。

インスタント食品や加工食品にリンが多く含まれている

特に重要な部分は以下の部分になります。

食品添加物に多く使用されており、インスタント食品や加工食品の利用が多いと知らず知らずのうちに摂り過ぎてしまいがちです。

厚生労働省eヘルスネット:リンより。

リンの1日の摂取量は・・・

加工食品に多く使用されている「リン」ですが、1日の摂取量はどれくらいなのでしょうか?

健康長寿ねっと:リンの働きと1日の摂取量では、以下のように推奨されています。

日本人の食事摂取基準(2020年版)では、1日のリンの目安量を18歳以上の男性で1,000mg、女性800mgとしています。耐容上限量は18歳以上男女ともに3,000mgと設定されています

  • 男性:1,000mg
  • 女性:800mg

リンは老化を加速する物質・・・

腎臓が寿命を決める』の著者の黒尾誠教授は、以下のように説明しています。

リンは老化加速物質です。
普段からリンを必要以上に摂っていれば、リンを排泄する腎臓に負担がかかり、腎機能がより早く衰えるようになってしまいます。

そして、、、

リンは老化加速物質です。
普段からリンを必要以上に摂っていれば、リンを排泄する腎臓に負担がかかり、腎機能がより早く衰えるようになってしまいます。

ということは、、、

日頃からリンをたくさん摂っている人とリンを摂らないようにしている人では、老化のスピードに大きな差が出てくるので「同じ年頃なのに老けて見える」

ということになるのです。

日頃からリンをたくさん摂っていると老けて見えるようになる

 





なぜ!?こんなにも多くリンを摂取してしまうのか

老化のスピード加速させるリンは、どのようなモノなのでしょうか?

リンには、「有機リン」と「無機リン」の2種類があります。

有機リン肉類、魚介類、卵、乳製品、野菜、穀物などに広く含まれているリン。
食品中の有機リン含有量はたんぱく質含有量に比例することが多く、このため、肉、魚、牛乳やチーズなどのたんぱく質食品に多い。
無機リン食品添加物として使用されているリン。
ソーセージやハム、ベーコンなどの加工肉、干物や練り物、スナック菓子、インスタント麺、ファストフードなど、ほとんどの加工食品に含まれている。体内への吸収率は90%以上で、口から入った添加物の無機リンはすべて吸収されてしまうと思ったほうがいい。
プレジデント:「添加物たっぷりの食事はリスク大」カップ麺や加工肉に潜む”老化加速物質”の正体より

そして、体内への吸収率はも違います。

有機リン体内への吸収率は20~60%。
食品によってかなり違いがある。
無機リン体内への吸収率は90%以上。
口から入った添加物の無機リンはほぼすべて吸収される。

さらに、困ったことにリンという存在は、、、

リンは、たくさんの食品に含まれているのもかかわらず『臭いや味がない』ので、どれほど多く摂取しているのかまったく本人は気がつかないのです。

リンは、『臭いや味がない』

結論:吸収率は90%以上吸収される無機リンには要注意

無機リンは、体内への吸収率は90%以上。口から入った添加物の無機リンはほぼすべて吸収される。

と書きました。

臭いや味がないので、無機リンはどれだけ食べたのか私たちには分かりません。

ですから、、、

ソーセージやハム、ベーコンなどの加工肉、干物や練り物、スナック菓子、インスタント麺、ファストフードなど、ほとんどの加工食品に含まれているリンは摂らない方が良いのです。

口から入った添加物の無機リンはほぼすべて吸収される

なので、、、

老化のスピードを遅らせて、いつまでの若々しい身体を保つには、「なるべく加工食品は食べない」ということが大切です。

加工食品は食べないようにすれば老化は防げるかも

 





ではでは。

 





 





参考にしたサイト
厚生労働省eヘルスネット:リン
健康長寿ねっと:リンの働きと1日の摂取量
プレジデント:「添加物たっぷりの食事はリスク大」カップ麺や加工肉に潜む”老化加速物質”の正体
Bスタイル:カップ麺と腎臓|腎臓病でも食べられるコツ3点とは

 





 





 





タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。