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夏場に多い脳梗塞は、脳塞栓症と脳血栓症という2つのタイプがあります。

疾病・病気

知っていましたか?夏場に多い脳梗塞

これから暑い暑い夏がやってきます。

夏場になると「熱中症にご注意ください!」と連日のようにテレビで耳にします。

が、、、

今日も猛暑なので、脳梗塞にご注意ください!

とは、あまり聞きません。

ですが、じつは・・・

夏場に多いのが熱中症と同様に脳梗塞が多いのです。

じつは夏場の多い「脳梗塞」

前回の記事では、日本では血栓症などの心疾患の脂肪は、癌に次いで2位の死因ということをお伝えしました。

日本人の死因で2位に浮上した血栓症などの心疾患を考える

心疾患での死亡は、非常に多いのが特徴です。

また、心疾患はある日突然やってくるので、日頃からの体調管理が大切です。

何故!?脳梗塞が夏場に多いのか!?

普通、脳梗塞は冬場に多いとされていました。

理由として、血圧が上昇しやすいから。

でしたが、、、

国立循環器病センターの調査で、脳梗塞に限っては夏も冬と同じくらいの割合で発症する

ということが明らかになりました。

たしかに下の図を見ると夏場も多いことが分かります。

国立循環器病センター:脳梗塞は冬の病気? 夏の病気?より
夏場に脳梗塞が多くなる理由とは
考えられる大きな理由としては、脱水症状です。
暑い夏場は、たくさんの汗をかくので、知らず知らず体内の水分が不足します。すると、血流の流れが悪くなり、血管が詰まりやすくなるので脳梗塞になりやすい。

と考えられます。

 





脳梗塞は、脳塞栓症と脳血栓症の2つのタイプがある

まず、脳梗塞は、脳の血管がつまって血液の流れが止まるため、血流が止まってしまった部分の脳細胞が死んでしまう病気です。

そして、、、

脳卒中は、脳の血管がつまったり、切れて出血したりする病気

驚くことに・・・

脳卒中の中でも4分の3が脳梗塞という時代になりました。

脳梗塞は、大きく分けて脳血栓症と脳塞栓症の2つのタイプ

脳血栓症
脳の血管の中に血のかたまりができて、血管が詰まってしまう症状。
脳梗塞のうち3分の2が脳血栓症といわれています。
脳塞栓症
心臓の中にできた血の塊が、脳の血管に流れ込んで血管をふさいでしまう症状。
脳塞栓症の原因の多くは不整脈(脂肪細動)。心房細動があると心臓の中に血のかたまりができ、このかたまりが脳の血管に移動して脳塞栓症を引き起こす。

この、、、

脳塞栓症の怖いのは、心臓にできる血のかたまりはとても大きいので、脳の血管の大きな管に詰まると広い範囲で脳に血流が流れず、広い範囲で損失する可能性が大きいのです。

ですから、、、

脳塞栓症は、非常に重い後遺症を残したり、死亡する例も少なくありません。

  • プロ野球巨人軍の名誉監督の長嶋茂雄さんは、脳塞栓症でした。
  • 人気歌手の西城秀樹さんは、脳血栓症でした。

 





脳塞栓症・脳血栓症にならないための工夫とは

夏場の水分補給は、とても重要です。

水分補給が大切

水分補給のコツとしては、、、

水分補給のコツは、のどが渇いたと感じる前に水分を摂ることが大切です。

とくに、、、

高齢者は、喉の渇きが感じにくくなっているので、意識的に1時間や2時間おきに水分補給を行いましょう。

高齢者は、1〜2時間おきに水分補給しましょう。

また、、、

就寝中には、1リットルぐらい水分を失うので起床した後はしっかりと水分補給をしましょう。

注意点として

  • 珈琲やお茶などカフェインの入っているものは、利尿作用があるので逆効果
  • ビールやアルコールも利尿作用があるので逆効果
    飲酒の後は、しっかりと水分補給をしましょう。

エアコンの部屋は、危険

夏場は、エアコンを付けたまま寝る人が多いです。

が、、、

エアコンの効いた部屋は、驚くほど乾燥しており、知らず知らずのうちに体内から水分が失われます。

また、、、

気づかないうちに脱水症状をおこしているというケースもあり、とくに高齢者には要注意が必要です。

エアコンの効いた部屋は、体内から水分が失われます。



他に脱水をおこす原因としては・・・

夏場の下痢や夏風邪の下痢に注意。大量の水分が急激に失われます。

下痢は、急激に水分が失われるので要注意

 





ではでは。

 





参考にしたサイト
サワイ健康推進課:夏にも多い脳梗塞
岐阜県医師会:脳梗塞の話
国立循環器病センター:脳梗塞は冬の病気? 夏の病気?
オムロン:夏の脳梗塞予防は、上手な水分補給で
三聖病院:夏場に多い脳梗塞、熱中症との見分けが重要

 





 





 





タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。