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夏場に多い脳梗塞は、前触れもなくやってきてあなたの生活を破壊します

健康豆知識

冬に多いのが[脳出血][くも膜下出血]、夏場に多いのは[脳梗塞]

血栓症は、日本人の死因で2位です。

これは、この記事で取り上げました。

日本人の死因で2位に浮上した血栓症などの心疾患を考える

血栓症の1番怖いところは、、、

ある日、突然病魔が襲いかかり根底からあなたの生活を破壊してしまうことです

血栓症は、ある日突然発症して、あなたの生活を滅茶苦茶にします

さらに、、、

「血栓症になるなんて考えたことがないよ」という人が9割もいるんです。

血栓症は、日本人の死因で2位だというのに・・・



ですから、、、

『まさか!?ということがないように』脳血管障害といわれる脳卒中のことをしっかりと知っておくことが大切です。

前回の記事と重複しますが、大変重要なことなので改めて記事にします。

脳卒中とは何か

2019年のパンデミック以来、あなたのまわりにも多くの人々が血栓症になっているのではないでしょうか?

これは、本当に身近な病気といっても過言ではありません。

脳卒中とは
脳の血管が、破れたり、つまったりして、その先の細胞に栄養が届かなくなり、やがてはそれらの細胞が壊死を起こす病気です。
多くの後遺症を残すのが脳卒中

認知症の原因の3〜4割は脳卒中

脳卒中が発症して、一命を取り留めても・・・

細胞が壊死をおこすと多くの後遺症が出ます。

じつは・・・

認知症の原因の3〜4割は脳卒中であり、重度要介護の原因の4割は脳卒中が原因なのです

脳卒中には、2つのタイプがある

脳卒中には、2つがあります。

  1. 血管が詰まるタイプ[脳梗塞]
  2. 血管が破れるタイプ[脳出血][くも膜下出血]


[脳梗塞]は、日本人に多いといわれています。



そして、じつは夏場に脳梗塞は多いのです。

国立循環器病センターが調査を行い、2004年に日本脳卒中学会で発表されました。

夏場に多い脳梗塞は、脳卒中死亡率の60%以上を占める

下の図のように、『脳梗塞』には、3つのタイプがあります。

国立循環器病センターの調査で脳卒中(脳梗塞)は6~8月の夏に多く発症することを明らかに。
  1. 「ラクナ梗塞」は、脳の細い血管に動脈硬化が起こり、詰まる
  2. 「アテローム血栓性脳梗塞」は、脳の太い血管の内側にコレステロールの固まりができ、そこに血小板が集積し動脈を塞ぐ
  3. 「心原性脳塞栓症」は、心臓にできた血栓が流れてきて血管を塞ぐ


血管が破れる脳出血は、脳卒中死亡率の約25%を占める

脳出血の原因は、高齢になって脳血管が弱くなり、血管が破れてしまったり、高血圧が原因といわれています。

結果、半身マヒや意識障害が起こります。

血管が破れる脳出血は、脳卒中死亡率の約25%を占める


血管が破れるくも膜下出血は、脳卒中死亡率の約10%を占める

私たちの脳は、「硬膜」「くも膜」「軟膜」の順で3層の髄膜で覆われています。

血管が破れるくも膜下出血は、脳卒中死亡率の約10%を占める

激しい頭痛、嘔吐、痙攣などが起こって意識がなくなり急死することも

 





夏場に多い脳梗塞は、血液の粘度が増加し血栓ができやすくなるから

季節によって、脳卒中は発症の仕方が変わります。

冬場は・・・
寒い冬場は、体の熱が外に出ていかないように血管が収縮するので、血圧は上昇します。
すると、血圧の上昇で血管が破れてしまうのです。
寒い冬場は、血圧が上昇しやすい。


脳梗塞が、夏場に多い理由とは

真夏は、30度を超える日が多く大量の汗をかきます。

すると、脱水症状を起こす人が多くなります。

脱水症状になると、血液中の水分が不足して、血液の粘度が増し血栓(血のかたまり)ができます。

暑い夏は、水不足で血のかたまりができやすい

こうなると、、、

体内の水不足が、血液の循環を悪化させ、血液の量も減少して血管が詰まる現象が起こります。



夏場と冬場は、逆の現象で血管が詰まる

冬場は、体温を守るために血管が収縮し、暑い真夏は体の熱を放出させるために末梢血管が拡張して血圧低下を起こします。

これは、、、

健常者は、脳の調節機能によって血流をコントロールしています。
が、高齢者や降圧剤を服用している人は、血流を上手にコントロールできないので脳梗塞を発症しやすいのです。


夏場に多くなるのが、ラクナ梗塞とアテローム血栓性脳梗塞です
夏場に多い[ラクナ梗塞][アテローム血栓性脳梗塞]



こんな症状は、脳梗塞の前触れです

以下のような症状が出たら黄色信号ですから要注意です。

  1. 片方の手と足に力が入らない
  2. 顔を含む、身体の半身がしびれる
  3. ろれつが回らなくなる、言葉が出なくなる
  4. 片側の目が見えにくくなる、視野の一部が欠ける、物が二重に見える
  5. めまいがする
  6. ふらついて立てない、歩けなくなる

以上のような症状が出たら『脳梗塞かもしれない』と早く判断し、ドクターの診断を仰ぐとか救急医療にお願いすることが望ましいです。

少しでも危ないと思ったら、救急医療を!

 





ではでは。

 





参考にしたサイト
厚生労働省:「健康のため水を飲もう」推進運動
日経電子版: 夏に増える脳梗塞 水分補給で血栓を防ごう
オムロン:夏の脳梗塞予防は、上手な水分補給で
明和会: 夏に起こりやすい脳卒中 -「脳梗塞について」
サワイ健康推進課:夏にも多い脳梗塞
セルフメディケーションネット:脳卒中(夏に多発する脳梗塞)
kotaroblog:ある日、突然、前触れもなくあなたを襲ってくる脳血管障害(脳卒中)

 





 





 





 





タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。