過度なダイエットによる食事制限や嘔吐や下痢「低カリウム血症」になる原因。
前回の記事で、、、
と、書きました。
また、、、
カリウムは、大量に摂っても、腎臓機能が正常に働いていれば、体内でしっかりと調節機能があるので大丈夫
とも。
しかし、、、
問題になってくるのは、「血液中のカリウム」の濃度が低くなること
これを「低カリウム血症」といいます。
悪心や嘔吐、痙攣などを引き起こす「低カリウム血症」
まず、、、
血液中にカリウムの濃度が不足すると次のような症状が起こってきます。
- 筋肉の動きはおかしい
- 神経の働きが変になる
- 便秘になる
- けいれんが起きる
- 嘔吐する
- 悪心が起こる
など、さまざまな症状が起こってきます。
その原因は何でしょうか?
それは、、、
- 過度なダイエット
- 拒食症などからくる食欲不振
- 下痢や嘔吐などが原因の大量のカリウムの排泄
- たまに、、、漢方薬の甘草など
ですから、、、
過度なダイエットや過度な食事制限は、血液中のカリウム濃度が下がってしまうので、要注意なのです!
塩分に感受性のある人とカリウムの関係とは
「糖尿病と低カリウム血症」
糖尿病では、インスリン注射を行いますが、、、
このインスリンは、血液から細胞内にアルカリウムの移動をおこさせます。
すると、、、
インスリン注射によって、「低カリウム血症」が引き起こされるのです。
ですから、、、
糖尿病をはじめ生活習慣病や腎臓病、心臓を患っている人、そして『高血圧』な人は、「低カリウム血症」になりやすいのでさらに注意することが大切になります。
高血圧と塩分、そして塩分の感受性があるかないか
よく巷では、塩分と高血圧の関係の話を耳にします。
しかし、、、
塩分を摂っても血圧に影響する人としない人がいるのをご存じでしょうか?
そのことを、、、
- 塩分に感受性がある
- 塩分に感受性がない
などと、いわれています。
私たち日本人では、、、
- 約4割の人が、塩分に感受性があり
- 約6割の人が、塩分に感受性がない
と、いわれています。
なので、、、
世間で、頻繁に云われているような「塩分の摂り過ぎに注意」に過剰に反応する人は、10人中4人だけということになります。
塩分に対する感受性は、人種間でも大きな違いがあるようです。
塩分に感受性があるのは・・・
- 黒人の80%
- 白人の30%
- 黄色人種は、その中間
と、いわれています。
カリウムが豊富に含まれている食材とは
カリウムは、しっかりと摂りたいですね。
良くいわれる「カリウムが豊富に含まれている」食材は・・・
- 新鮮な野菜
- 果物
- 魚
- 赤身の肉
などです。
たとえば、、、
- 納豆1パック(40g)には、264mg
- シャケの水煮缶には、100g中、290mg
- 牛ひれ赤身肉には、100g中、340mg
こんな食生活は、カリウム不足になる
カリウムが不足する食べものをみてみましょう。
以下のような感じです。
- 新鮮な野菜を食べない
- 果物をほとんど食べていない
- 塩分の多い食事をする
- 加工食品をよく食べる
- ファーストフードをよく食べる
- アルコール摂取が多い
- 汗をよくかく など
こんな生活をしていると、いつか突然・・・
生活習慣病になりますよ。
ではでは。
あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |