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大量の汗とともに流れ出る水溶性ミネラル・ビタミン類。欠乏症になると夏バテ、食欲不振、疲労を招く。

あいがとや商品

真夏、大量の汗とともにミネラルやビタミンも失われています

この3週間、熱中症を中心に記事にしています。

それは、毎日ニュースで流れるように今年の夏は、信じられないほどの熱中症にかかりやすい夏だからです。

こんなにも暑い夏は経験がないほど。

ですから、以下の記事では、、、

のどが渇く前に水分補給の大切さについて記事にしました。

[熱中症対策]のどが渇いた時ではもう遅い。飲んでも体に浸透するのに20分はかかります。意識して積極的に水分補給を。

その理由としては、、、

のどが渇いてから水分補給を行っても体に浸透するのに最低20分という時間を要するから

です。

なので、、、

のどが渇いてからでは、体が潤うのに遅い状況になるのです。

水分補給を行っても体に浸透するのに最低20分という時間を要する

体内の水分や塩分バランスが崩れる熱中症

熱中症になると、、、

熱中症の症状
猛烈な真夏の暑さによって急激に体温が上昇します。すると、カラダの水分や塩分バランスが崩れ、体温調節機能が正常に働かなくなります。

すると、、、

体調不良を起こし、食欲不振、疲労、免疫力の低下、皮膚炎などが起こります。

これらの症状は、、、

大汗とともに水溶性のナトリウムやカリウムといったミネラル分とビタミンCやビタミンB1などが同時に排泄されて起こる症状を起こします。

熱中症の発汗によって引き起こされるミネラル・ビタミン欠乏症とは

暑い夏には、多量の汗をかきます。

ですから、新聞やニュースでも「水分補給」を繰り返すのですが、、、

同時に水溶性のミネラル(ナトリウム、カリウムなど)、ビタミン(B1、B2、B6、B12、C など)が汗とともに排泄されます。

コレラが欠乏すると、、、

熱中症、夏バテ、体調不良を引き起こします。

名 称欠乏症
ナトリウム血圧の低下、循環血液量の低下
カリウム夏バテ
ビタミン B1 食欲不振、疲れやすくなる、夏バテ
ビタミン B2皮膚炎・肌荒れ・脂漏性皮膚炎・にきび
ビタミン B6湿疹・ニキビ・脂漏性皮膚炎、免疫力の低下
ビタミン B12慢性疲労、無気力
ビタミン C食欲不振・脱力・体重減少、免疫力が落ちる
近畿エコサイエンス:発汗により失われる水溶性ミネラル・ビタミンと欠乏症

以上のような症状は、水分補給では解決できないものです。

ですから、、、

水分補給をしっかりやっていても熱中症になったり、逆に水分補給が熱中症を悪化させることに

なるのです。

これは、、、

真夏の屋内外で労働やスポーツによって大量の汗をかくことで、体内の水分とともに塩分やミネラルが奪われてしまいます。
この対応策として水分補給だけ行うと、血液中の塩分やミネラルの濃度が低くなり熱中症の症状を引き起こすのです。

さらに、前回の記事でもお伝えしましたが、、、

脱水状態に陥ると、血液の中の水分も減少することで血液はドロドロ状態になり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こします。

脱水状態になと、血液はドロドロ状態になり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こします。

大量の汗とともに流れ出るミネラル

大量の汗を掻くことによってミネラルは体の外へと流れ出てしまう

大量の汗とともに流れ出るのは、塩分だけではありません。

大量の汗とともに塩分、マグネシウム、カリウム、鉄なども流れ出ます。

この、、、

必須ミネラルの欠乏こそが、熱中症を引き起こし、夏バテや食欲不振、免疫力の低下を引き起こす

のです。

ナトリウムとカリウムのバランスが大切

「ナトリウム」と「カリウム」は互いに体内の水分量や血圧を調整しています。

ナトリウム
ナトリウムは、カリウムとともに対婦負の水分量を調節します。
また、神経の働きを正常に保ち筋肉や心筋を収縮させたり、ミネラルの吸収を助ける働きがあります。

ナトリウムを摂り過ぎると・・・

血圧が上がり高血圧症のリスクが高まり、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞の恐れが生じます。






カリウム
カリウムは、ナトリウムと細胞の浸透圧のバランスを保たせ、細胞間の水分量や栄養素の運搬調節を行っています。

また、、、

カリウムは、過剰になったナトリウムを排泄する働きもあり、血圧を下げたり、腎臓からの老廃物の排泄を助け、高血圧症や腎臓病の予防にも役立っています。

熱中症予防には、カリウムを積極的に摂りましょう。

カリウムが多く含まれている食べ物はじゃがいも、トマト、アボカド、バナナ、キウイ、ほうれん草、小松菜、ブロッコリーなどです。
カリウムは水に溶ける性質を持つため、生野菜やスープ、味噌汁にして食べるのがおすすめです。

コイケ薬局:熱中症予防にはカリウムも積極的に摂りましょう!!より

真夏にスイカを食べるのは、理にかなった食べ方です。

真夏にスイカは、ベストな組み合わせです。

それは、、、

カリウムが豊富なスイカに、ミネラル豊富な天日塩をふりかけることでカリウムとナトリウムが同時にバランスよく摂ることができます

カリウムが豊富なスイカと天日塩は最高の組み合わせ

クエン酸が豊富に含まれている梅干しは、ミネラルの吸収をサポートます

梅干しは、塩分やミネラルを効率よく摂れます

熱中症予防に効果的なのが、梅干しです。

和歌山県立医科大学の宇都宮洋才准教授の実験では、以下の3つでは[水+梅干し]が一番活動量が多かったと言う研究結果が出ています。

  • 水+塩
  • 水+梅干し

宇都宮洋才准教授は、、、

熱中症の原因の一つは汗をかいた時に水分と塩分などのミネラルが失われることです。つまり、熱中症を防ぐには、塩分摂取が不可欠なのです

さらに、、、

抗酸化防御システムの一つ、SOD(活性酸素を除去する酵素)が『水+梅干し』でもっとも活性化していることから、梅干しが持つ抗酸化作用にこの『酸化ストレス』を軽減する働きがあるのではないかと考えられています

これは、、、

疲労回復効果の高いクエン酸が含まれていている梅干しは、ミネラルや塩分も適度に含有されているので酷暑を乗り切るのには最適な食べものだといえます。



昔からの日本人の知恵ですね。

 





ではでは。

 





参考にしたサイト
ウェザーニュース:熱中症の予防には「水+塩」よりも「水+梅干し」が効果的!?
コイケ薬局:熱中症予防にはカリウムも積極的に摂りましょう!!
アスタリール通販サイト:バランスが大切!ナトリウムとカリウムの関係
熱中症ゼロへ:熱中症対策のポイントは、水分補給だけでなく塩分補給!
近畿エコサイエンス:発汗により失われる水溶性ミネラル・ビタミンと欠乏症

 





 





 





タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。