『ハチミツの素晴らしさ』について
今回は、ハチミツの素晴らしさについてご紹介する記事です。
まず、、、
1匹のミツバチが、一生をかけて採るハチミツの量はティースプーン1杯ぐらい
だといわれています。
たったのティースプーン1杯なんです。どんなに貴重なものかお分かりだと思います。
ハチミツの栄養価と成分
とても栄養価の高いハチミツですが、その成分は、、、
(ウィキペディアでは)
有効成分が蜂蜜の中で果たす働きについては未解明な点も多い。
ビタミン、ミネラル、アミノ酸の多くは花粉に由来する。
糖分 | 糖分のほとんどはグルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)で、少量のオリゴ糖とスクロース(ショ糖)、さらにデキストリンも含まれる。 スクロースは蜜蜂に採集される花の蜜の主成分であり、巣の中で蜂蜜に転化しなかったものである |
ミネラル | カルシウム、鉄をはじめとする27種類のミネラル。 ミネラルの一つである鉄にはタンニンと化学反応を起こして黒くなるという性質がある。 そのため、紅茶の中に蜂蜜を入れて黒く変色するかどうかで蜂蜜が純粋かどうかを判別することができるといわれることがある。 |
ビタミン | ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・葉酸・ニコチン酸・パントテン酸・ビオチン・C・K・コリンなどが約10種類。 ビタミンのうち約9割は活性型で少量の摂取で効果が見込める上、きわめて安定しており、果物と比べ貯蔵中の減少率が非常に少ない。 |
酵素 | 22種類のアミノ酸、80種類の酵素ポリフェノールやパロチンなど150種類をこえる成分が含まれている。 酵素のうちインベルターゼ(転化酵素)は、前述のようにスクロースをグルコースとフルクトースに分解する働きを持ち、ミツバチが採集した花の蜜を蜂蜜に変化させる役割を担う。 |
蜂蜜100g中の糖分(平均値)
フルクトース | 50.49% |
グルコース | 41.88% |
スクロース | 1.35% |
ハチミツの成分で分かることは
純粋なハチミツは、
鉄分が多く含まれているので紅茶に入れると
タンニンと化学反応して黒くなること。
良いハチミツかどうか見分けることができますね
また、、、
鉄分が多いので、鉄を含む容器に入れるのはダメ
ということになります。
この時、ミツバチの唾液に含まれるブドウ糖酸化酵素が注入され花の蜜に含まれるブドウ糖と反応して、グルコン酸と過酸化水素といった強い酸性の成分を作りだします。
ですから、、、
ハチの巣では、強力な酸性になっているので細菌は生きられず死滅
しているのです。
なんとも強力で衛生的なハチの巣です。
ざっくりハチミツの歴史
「蜂蜜の歴史は人類の歴史」ということわざがあるようです。
それほど、人とハチミツは深い関係なんですね。
紀元前15世紀のエジプトの壁画では、ハチミツ入りのパン菓子を作っている絵が描かれていたり、養蜂の絵もあります。
また、、、
旧約聖書では、『心地良い言葉は、蜂蜜のように魂に甘く、身体を健やかにする』
と、記述されています。
疲れ果てて空腹状態のヨナタンが、ハチミツを食べることで元気に回復したと逸話がでてきます。
さらに、、、
古代ギリシャの医学者ヒポクラテスは、炎症や潰瘍、吹き出物などに対する蜂蜜の治癒効果を称賛
しています。
そして、、、
古代ローマテイクでは、軍隊でケガを負った兵士に蜂蜜を浸した包帯で傷を治療していた
といいます。
強い殺菌作用で蜂蜜は腐らない
純度100%のハチミツは、腐ることはありません。
それは、、、
からです。
たとえば、、、
3300年前のハチミツが、古代エジプト遺跡から発見されましたが腐っていなかった
のです。
ということで、ハチミツは腐らないということがニュースでも話題にないました。
ただし、これは純度100%でないとダメです。
市販品の中には、水飴などを混入しているのもあるので要注意です。
んじゃ、ハチミツを買うと「賞味期限」が書かれているという疑問が浮かびます。
が、これは、、、
日本の法律では、食品には必ず賞味期限や消費期限をつけることが決められているため
です。
便宜上、賞味期限をつける必要があるからです。
なぜ?ハチミツは腐らないのかの話
3300年も腐らない蜂蜜・・・
その理由はというと、、、
だからです。
その理屈は、以下のようになります。
蜂蜜の糖分濃度が非常に高いため。
濃度は、高いほうから低い方へと移動する性質がありますが、蜂蜜の糖度は非常に高いために細菌や微生物が侵入したとしても糖分濃度が圧倒的に高いので細菌や微生物は繁殖できない。
のです。
あまり知られていない『細菌を殺すハチミツの働き』のこと。感染症対策に。
ざっくりと蜂蜜の歴史を紐解いても疲労回復や傷口の化膿を防ぐなどの効果が分かりました。
ハチの巣は、完璧といえるほどの除菌・殺菌がなされていることも分かりました。
ハチミツの殺菌作用は、流行風邪にも大きな効果が
風邪を引いてしまうほとんど9割の原因はウイルスによって引き起こされる感染症です。
このブログでも感染症に関して警鐘を鳴らしました。
ですから、、、
感染症にならないためには、ウイルスに感染しないように免疫力を向上させるとか殺菌成分がある食物を摂る
などの処置が大切になります。
なので、、、
ハチミツは、高濃度で細菌や微生物を寄せつけません。
はちみつが持つ強い殺菌力が呼吸器系の細菌の増殖を抑えるため、咳止めに効果的
なのです。
また、昔から、、、
風邪を引いて咳が出たり喉が痛いなどの辛い時は、『ハチミツ大根』を飲むと炎症が和らぐ
をいわれてきました。
これもちゃんと前述のように高い殺菌作用があるからなのです。
ハチミツは、粘膜の炎症を抑えてくれる
風邪を引いた時、咳によって粘膜が炎症します。
なぜ咳が出るかというと、、、
なのです。
でも、
ハチミツは、喉の炎症を抑える働きがあるので咳を和らげることができるのです。
このブログでは、以前抗生物質の危険性について記事にしました。
その時に、「自然にある抗生物質を活用しましょう」と
「ニンニク」と同じように「ハチミツ」推薦しています。
このようにハチミツは、自然界に存在する有益な抗生物質でもあります。
さらに、、、
糖分がほとんどなので摂りすぎには注意が必要です。
が、、、
免疫作用の7割は腸によってなされているということを考えると免疫力向上や風邪などの感染症予防にもハチミツの存在は大変有効的です。
ではでは。
参考にしたサイト:
ログミー:細菌を殺すはちみつのはたらき
九十九座:はちみつの驚くべき殺菌作用とウイルスへの効果
eレシピ:【はちみつの賞味期限】腐らないってホント?適切な保存方法も解説!
三穂の郷農園 :抗生物質を使わない養蜂
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あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |