「スマホをさわるとバカになる」という話は意外と本当の話
携帯電話やスマートフォンを長くいじっていると、、、
よく「馬鹿になるから止めなさい」とかいわれてきました。
が、、、
今回の記事は、このことがかなり高い確率で証明された内容です。
東北大学加齢医学研究所所長で脳科学者でもある川島隆太の研究から。
まず、今回の記事のタイトル『スマホを4時間以上使う子供は、家でほとんど勉強せず、スマホの使用時間が2時間未満の生徒より成績が低い』という内容は、かなり刺激的です。
スマホを長時間いじっている子供は、自宅で殆ど勉強しない子供よりも成績が低く
さらに、、、
スマホを4時間以上使っている子供は、自宅で2時間以上勉強をしていても、自宅学習を30分〜2時間やっている子供と成績が変わらない
という驚きの調査結果が出ています。
このことは次のことが明らかになります。
それは、、、
学校で学んだことも自宅で学習したこともスマホを使うことで殆ど台無しになっている
ということ。
7万人調査で判明「スマホと学力」の関係
東北大学の川島隆太教授は、、、
7万人以上の追跡調査の結果、スマホの使用時間が長いほど学力低下の程度が大きいことがわかった。スマホの悪影響は無視できない
と、語っています。
『オンライン脳 東北大学の緊急実験からわかった危険な大問題』より
今世紀に入る前からコンピュータの使いすぎ問題などが取り沙汰されてきました。
また、2004年にフェイスブック、2006年にツイッターなどのSNSが出てきて大人や子ども達を夢中にさせるアプリやサービスが目白押しになってきています。
さらに、通信速度も驚くほど早くなってきてゲームなどパソコン、スマートフォンから離れづらくなっています。
2011年には、LINEが登場し益々助長されています。
スマホの使用時間が長くなればなるほど学力が低下する
以下のグラフを見てください。
この「スマホ等の使用時間と学力の関係」のグラフでは、「まったく使わない」と「1時間未満」の子ども達が成績が良く、ついで「持っていない」の子ども達が続きます。
この「まったく使わない」と「持っていない」には明確な違いがあります。
それは、、、
現代は、格差社会です。ニュースでもよく耳にしますが高学歴の子供の親は高収入であることが知られています。
なので、「まったく使わない」子供は携帯がモテる子供であり「持っていない」子供は経済的な理由で持てないことになります。
さらに、、、
「まったく使わない」子供は、SNSやゲームなどの誘惑に打ち勝っているところから自己管理能力が高い
ことがわかります。
驚くべきことは、、、
スマホを使えば使うほど、学力が低下する
ということ。
長時間の勉強もスマホを使うとムダになる
下のグラフは衝撃的なデータです。
仙台市立中学校に通う全生徒2万2390名を対象とした学力検査と、生活・学習状況の調査データをもとにつくったものです。
数学の成績とスマホの使用時間のグラフ(生徒たちの自己申告)です。
このグラフでは、、、
スマホをまったく使用せず自宅で2時間以上勉強する子供が成績が良いのは当たり前です
が、、、
スマホを4時間以上使っていて自宅学習が2時間以上勉強しても、まったくスマホを使わない自宅勉強が30分以下の子供の成績よりも劣る
という事実です。
これは、、、
携帯・スマホを使う時間が長ければ長いほど成績が悪い
ということ。
また、、、
携帯・スマホを使うと家で2時間以上も勉強をしても、その努力が全部ムダになる
という事実。
これによって分かったことは・・・・
せっかく学校や自宅で勉強して得た知識や努力もムダになる。
そして、、、
結論!「スマホを長時間使うとバカになる」
ということです。
ではでは。
参考にしたサイト
ダイヤモンドオンライン:1日3時間以上のスマホ使用で、勉強も睡眠も台なしに【スマホはどこまで脳を壊すか】
アエラ:1日3時間以上のスマホ使用で、勉強も睡眠も台なしに【スマホはどこまで脳を壊すか】
プレジデント:「スマホをさわるとバカになる」は本当だった…7万人の追跡調査が示す「スマホと学力」の恐ろしい相関
ニューズウィーク日本版:勉強する子もしない子も「スマホを触るとバカになる」は本当 7万人調査で判明「スマホと学力」の関係
あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |