1人で悩まず、相談しよう。適当がアナタを救う【女性のうつ病ケア】

女性のうつ病ケア

女性の人生は、うつ病になる落とし穴が多い

10代で初潮をむかえ、20代、30代と妊娠、出産、子育てに翻弄し、40代から50代半ばで更年期障害と闘い、閉経をむかえ、そして伴侶を見送り、近親のものとの死別があり高齢者となっていく。

まさに、女性の一生は、激動との闘いといえます。

下のグラフを見ると、うつ病などのこころ病気に罹患するのは、つねに男性よりも女性が多いです。

高齢の女性のうつ病は、30歳代~70歳代まで高い水準になっています

気分障害(うつ病・双極性障害など)の患者数
気分障害(うつ病・双極性障害など)の患者数
厚生労働省 平成23年患者調査(表62 より作成)

精神的に病みながらも力強く生きているのが、わかります。

なぜなら、、、

男性は、女性よりうつ病に罹る人が少ないのに、自殺率は女性の3倍

なのです。

いかに女性が精神的に強いのかがよく分かります。

喪失体験近親者との死別・失恋・離婚・子どもの独立・失業・災害など
対人関係パワハラ・セクハラ・仕事のトラブル・夫婦の不和・近隣トラブル・育児ストレスなど
環境の変化引っ越し・結婚・出産・進学・就職・転職・昇進・配置転換・長時間労働など
体調の変化がん・糖尿病・脳卒中・けが、更年期障害・月経前症候群(PMS、PMDD)・女性ホルモンの変化など

うつ病患者は、年々増加しており、およそ73万人

厚生労働省の患者調査(平成26年)によると16人に1人が、うつ病になっていることが分かります。その数、およそ73万人。既にうつ病は、風邪を引くのと同じように身近な病気になっています。

うつ病かも知れない、いろいろなサイン

女性の社会進出が、普通の状態になり、会社組織をはじめ、いろいろな人間関係の軋轢を負い、さまざまな症状が出てきます。

次のような症状は、女性のうつ病のサインです。チェックが必要です。無理をせずに、友人やご家族、そしてドクターに相談しましょう。

  • 何をしても楽しめなかったり、集中できない
  • 憂うつで涙が出る(特に生理の2週間前)
  • 人と話すのが苦痛で、休日一人で過ごすことが多くなった
  • 自分はダメだと責めたり、「死にたい」と思う
  • なかなか寝付くことができない
  • 何を食べても美味しく感じず、食欲が湧かない
  • 頭痛や肩こり、体のだるさを感じる
  • 息苦しさや胸の苦しさを感じる
  • 些細なことでイライラしたり情緒が不安定になる
  • 昼も眠くて体がだるい、食べ過ぎる(過食)
  • ちょっとした他人の言葉や態度で傷つきやすくなる

あらたまこころのクリニックより転載

女性のうつ病ケアとは

うつ病は、こころのエネルギーが欠乏した状態です。また、ひと言にうつ病といっても、ストレスの感じ方は、人それぞれ。

とくに女性のうつ病は、パニック障害を併発している場合が多いです

複雑に絡み合った糸をほぐすように、ケアしていくのが大切。

 











女性のうつ病ケア:休養と環境調整

休養を取ることは、うつ病治療の最初

うつ病を治療するには、休養を取ることが一番大切です。

それは、、、

猛スピードで走り続けている身体を休ませること。いったん、ブレーキをかけて休養すること

猛スピードで走り続けていると、やがてブレーキが効かなくなり、そのままがけに落ちてしまいます。こういう時は、なりふり構わず休むことが大切。

そのためには、家族や会社などの協力も必要です。家事や育児に追われて、仕事を休むこともままならないでしょうが、まわりの理解者とよく話し合い、休息を取るようにしてください。

休養中は、1日のサイクルを守ること

休養を取るといっても、いつまでも寝ていてはいけません。規則正しい生活とリズムを刻むことが肝要です。うつ病との闘いは、時間がかかります。いままで長い時間、猛スピードで走ってきたのですから、それだけ長い時間ケアも必要です。

せっかくだから休養中に何かをやろうは禁物です

生真面目なあなただから、この休養している最中に何かをやろうと思うでしょう。そして、気づいたらまたその[何か]に向けて走って、自分を追い込んでいます。

休養時は、自分を見つめ直す時間。雑誌を読んだり本を読んだり、散歩をして過ごしてください

また、、、

早く治さなきゃ。と思うのも厳禁です

焦らないで、せっかちにならないで、無理をするのがよくありません。治りかけて、無理をするとより異常に悪化してしまいます。

女性のうつ病ケア中は、重要な決定をくださない

真面目なあなたは、休養していることでまわりの家族や友人、会社の仲間に対して申し訳ないと強く思っているでしょう。

だから、自分への自信を失っているので、「私さえいなければ」と考えて誤った決断をすることがあります。これは、危険です。

たとえば、、、

  • 私は、必要の無い人間だから、会社を辞めよう
  • 学費を払ってもらっているのに、迷惑をかけてばかりだから、学校を退学しよう
  • 妻として、母としての役割を果たせていないのだから、離婚しよう

休養していると、自分の存在価値を見失いがちで、将来に対して悲観してしまいます。

ですが、、、

今は、休養中であることを自覚してください

女性のうつ病ケア:少しずつできることからはじめよう

休養していると、うつ病の回復期に少しずつできることが増えてきます。

たとえば、、、

  • 朝まで、意外とぐっすり眠れた
  • 目覚めが清々しかった
  • ご飯が美味しく感じた
  • 外出するのが苦痛だったのに、散歩ができる様になった
  • 買い物に行けるようになった
  • 録画してあったドラマを観て面白かった

など、回復の兆しがでてきます。これは、小さな回復なので、この小さい回復を積み上げていきましょう。

女性のうつ病ケア:マイナス思考をやめよう[認知行動療法]

完璧主義で責任感が強いと、100%を目指しますがそれができないと自分を責めてしまいます。でも、たとえば、60%できたのであれば、半分以上できたのだから自分を誉めましょう。

なぜなら、、、

野球選手の3割打者は、強打者です。でも、3割しか打っていないのにとは誰もいいません。3割打てるというのは、とても素晴らしいのです

ですから、、、

60%できたのならば、自分を誉めて、マイナス思考をやめましょう

自分を誉めて、マイナス思考の悪循環を断ち切ることが大切です。

また、、、

「良い」「悪い」と決めつけることはやめよう

真面目で正義感が強いあなたは、「良い」「悪い」と決めがちです。

でも、、、

ほどほど上手くいったら、良としましょう。すぐに良し悪しを決めなくても、放っておいたら、「うまくものごとが運んだ」ってことはたくさんあります

ですから、、、

なにごともすぐに決めつけずに、その後の展開がどうなるのか、ひとつひとつ確認するのも大切です。

女性のうつ病ケア:わかり合うって珍しい[対人関係療法]

誠心誠意を尽くすあなたは、あなたの努力が相手に伝わらないのが歯がゆいかもしれません。

でも、、、

100%、わかり合える人なんていないんです

今まで精神性を尽くしてきたらから、あなたのことを全部理解している人なんていない。

だから、、、

対人関係は、面白いし、ドラマが生まれる

ぐらいに捉えていきましょう。だって、一番近い家族や夫、親までが全部を理解していないのだから、テレビドラマや演劇、小説などのホームドラマが面白い。ましてや、会社の人間関係、サークルの人間関係などは、100%わかり合えるってありえないんです。

女性のうつ病ケア:やっぱり汗を流すって気持ちいい[運動療法]

運動することは、あらゆる面において、素晴らしい結果をもたらします。

たとえば、、、

  1. 糖尿病の予防
  2. 動脈硬化の予防
  3. 低体温を解消するため
  4. 体質改善のため
  5. 減量やダイエットのため

など、運動することは素晴らしい結果を出します。

これは、[女性のうつ病ケア]にも当てはまることです。

ただし、生真面目で完璧主義のあなたは、以下のことに注意すべきです。

[運動療法]の注意点

  • 気分の低下が激しいときは、無理をしない
  • 義務感を持って運動のしすぎは禁物

そして、こんなことにも注意を払ってください。

  • スポーツ経験がないなら、無理せずにウォーキングですます
  • 腰が痛い、膝が痛いのであれば、無理に運動しない
  • 血圧や心臓に問題があれば、無理せずに主治医に相談
  • 自宅周辺は安全なので、遠くまで行かない

など、ついつい無理をしがちですから。注意してください。

 





ではでは。