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3大「幸せホルモン」で[達成感、快感、喜び、感動]を手に入れよう

健康豆知識

あなたは、3大「幸せホルモン」ってご存じですか?

ポジティブな気持ちになる「幸せホルモン」

「幸せホルモン」と聞くだけで、なんだかウキウキします。でも、「幸せホルモン」って具体的にどんなものって、知らない人が多いです。

通常、「幸せホルモン」というといかの5つが代表的なものになります。

  • セロトニン
  • オキシトシン
  • ドーパミン
  • ノルアドレナリン
  • エンドルフィン

今回は、この5つの中でもさらに代表的な[セロトニン、オキシトシン、ドーパミン]を紹介します。

毎日、家事や育児、介護、仕事に追われて、、、

  1. やる気が起きない
  2. ぐっすり眠れない
  3. 感動しない
  4. 身体がだるい

などなど、気分が落ち込むことが多いと思います。今夏気持ちを放っておくと、どんどん生活の質(QOL)が低下して、何もやりたくなくなります。

もしかしたら、その「やる気のなさ」の原因は、「幸せホルモン」が不足しているからかもしれません。

ココロとカラダを正常に保つために100種類以上の脳内ホルモンが存在している

「幸せホルモン」とは、脳内ホルモンにあるもの。では、脳内ホルモンってなにかというと、脳内に分泌されるホルモンや神経伝達物質の総称になります。

  • 神経伝達物質(神経細胞の間で情報を伝達するもの/セロトニン、ドーパミン)
  • ホルモン(血液中に放出されて情報を伝達するもの/オキシトシン)

「うっとりする」とか「気持ちがいい」と感じたり、「おお!!」って興奮したときに分泌される快楽物質もこれらのものになります。

1日を幸せに保ってくれる「セロトニン」の働き

自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があります。交感神経は、おもに起きているときの日中に優位になり、副交感神経は、寝ているときやリラックスしているときに優位になっています。

セロトニンの分泌が確りしていると、この2つの交感神経と副交感神経のバランスが整っており安定しいます。

「セロトニン」は、目覚めた時にお日様の陽を浴びることで分泌されます。また、リズム運動でも良く分泌されることが分かっています。たとえば、リズム良く歩くとか食事のときにリズムよく噛むとか。

1日、しっかりとカラダを動かすことで「セロトニン」は、分泌されます。そのことが睡眠をも質の高い睡眠に誘ってくれます。なぜなら、睡眠で大切なメラトニンは、材料がセロトニンだから。

セロトニン不足なると、よく眠れなくなるのです。

また、、、

陽を浴びることでセロトニンが増えるといいましたが、逆に陽に当たらないとうつ病になるリスクが高まるのです

 





別名抱擁ホルモンといわれる「オキシトシン」とは

オキシトシンは、ギリシャ語で「早く生まれる」という意味が語源。

オキシトシンは、「抱擁ホルモン」とも「愛情ホルモン」とも呼ばれています

ですから、以下のような行動でセロトニンの分泌が活性化されます。

  • 犬や猫などのペットを可愛がったり
  • 子どもと遊んだり
  • 恋人と触れ合ったり
  • 優しい気持ちでハグしたり
  • 家族と団らんの時を過ごす
  • 親しい友人との語り合い
  • 友と美味しい食事を摂る

オキシトシンは、ストレスを軽くさせて免疫力も向上させる

もともと「オキシトシン」は、、、

出産・育児の際に分泌されるホルモン

として知られていました。だから、ギリシャ語で「早く生まれる」という語源を使っているのですね。

「オキシトシン」は、母乳分泌を促します。

たとえば、、、

赤ちゃんが乳首をくわえると、母親の体内のオキシトシンが増え母乳の分泌が促されます

お母さんと赤ちゃんの触れあいから、分泌されることが分かり、スキンシップでも「オキシトシン」の分泌が促されることも分かってきました。

だから、、、

「オキシトシン」は、恋愛ホルモンとも呼ばれます

たとえばこんな行動、、、

  • 見つめ合う
  • 手をつなぐ
  • 抱き合う
  • キスをする
  • セックスをする など

「オキシトシン」は、前述した「セロトニン」と同じような感じですが、、、

じつは、、、

「オキシトシン」が、「セロトニン」の分泌を誘発してくれている

のです。ですから、「セロトニン」のあるところには、「オキシトシン」あり。ということになります。

 











やる気が出てくる「ドーパミン」のこと

やる気が出てくる「ドーパミン」

脳の「側坐核」から分泌されるのが「ドーパミン」

「ドーパミン」が、たくさん分泌されていると、「何だかやる気がモリモリするなぁ」

という状態になります。

そして、、、

ドーパミンが、分泌される「側坐核」は、[カラダを動かす]とか[勉強を行う]などの【行動を実際に起こしているとき】に活性化されます

と、いうことは、、、

【やる気スイッチ】のドーパミンは、行動することで分泌される神経伝達物質

と、いうことになります。

ですから、、、

「やる気を出したい!」と思ったときには、まず行動を起こすことが大切

「やる気が出てくるまで、テレビでも観ていよう」なんて思って、ボゥーとしていたらいつまで経ってもやる気なんて起きないのです。

しかし、いったん行動をはじめてみると【やる気スイッチ】が入り、ドーパミンの分泌が活性化されて、学習能力や仕事能率が向上します。

また、、、

ドーパミンの分泌が活性化されると、[達成感、快感、喜び、感動]などをもたらしてくれます

逆に、、、

ドーパミンが不足すると、「やる気が起きない」「記憶力や作業能率の低下」「無関心・無感動」になり、幸福感は低下します

目標設定は、ドーパミンを増やす簡単な方法

ドーパミンを上手に活用することで、仕事にも家事や育児にもへこたれないでやる気が出てきます。

たとえば、、、

目標を設定して、それを達成していくことでドーパミンの分泌は活性化されます

ですから、、、

大きな目標を設定して、小さな達成ポイントを決めておくと、[達成感、快感、喜び、感動]などの幸福感が湧いてきます。

たとえると、こんなケース、、、

「今年中にダイエットして3キロ痩せよう。達成した暁には、欲しかった服を買っちゃおう」と大きな目標を設定します。ダイエットのために、今までバスを使っていた通勤を歩くことにする。1週間歩いたら、自分への褒美として高級ランチを食べる。

などを設定すると達成することで、喜びや達成感が生まれます。そして、目標どおり年内で3キロ痩せられたら、自分に対し大きな自信になり、幸福感が湧いてきます。

家庭でもこの方法は、とても有効です。

「勉強しなさい」ではなくて、「2時間勉強したら、ご褒美にあの美味しいお菓子を買ってあげる」というと子どもは、【やる気スイッチ】が入ります。

「お掃除しなさい」ではなくて、「これから、一緒にお掃除しよう。終わったら、ご褒美にケーキを食べよう。」という目標を設定することで、【やる気スイッチ】が入ります。

行動することから生まれるドーパミンを活用して、[達成感、快感、喜び、感動]を手に入れましょう

















ではでは。

タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。