人生を幸福にするフローの状態とは何か?!
前回のブログで、ちょっとした休憩は仕事の効率をアップさせるためにとても大切なこと。
ということを記事にしました。
なので、、、
仕事の合間にコーヒーブレイクやボーとしたり、ちょっと漫画などを読んだりすることは、仕事がはかどるために必要なこと。これをマイクロフローとよびます。
今回は、このフローの状態とは何かを読み解きながら、、、
フローの状態は、人を幸福にする
というテーマで記事にします。
フローの状態を発表し研究したのは、、、
ポジティブ心理学の父の一人であり、「フロー理論」の提唱者として知られるハンガリー系アメリカ人のミハイ・チクセントミハイ博士です。
フローの状態とは何か
フローの状態とは、前回のブログで以下のように説明しました。
チクセントミハイ博士の著書(ミハイチクセントミハイの楽しみの社会学「Beyond boredom and Anxiety .1975」)では以下のように定義しています。
「何かを創造的に達成することや高度な能力を発揮して満足した爽快な感覚」
フロー体験とは何か 人生の幸福はいかに熱中、没頭状態を作れるか ミハイ・チクセントミハイ フロー状態の作り方 入り方 条件と燃え尽きについてより引用
- 時間があっという間に過ぎた
- 気がついたら帰る時間だった
- ご飯を食べるのを忘れるぐらい集中した など。
たとえば、、、
- アーティストが作曲する
- 絵を描く
- 文章を書く
- 楽曲を演奏する
- スポーツをする
- ゲームに没頭する
下の図は、チクセントミハイ博士が示した「人間の精神状態(メンタルステートメント)」を表しています。
「何かに挑戦しようという意欲」と「何かを達成できる能力」をグラフにしたものです。
- 意欲もスキルもないと無感動な状態になます
- 何かに挑戦する高い意識は不安な状態になります
- 高い能力は、人をリラックスさせます
- 高いスキルを持った人が挑むと「フローの状態」になります
フローに入る満足度の高い生活とは
やる気もなくなるスキルも無いと無感動な状態に陥ります。
これは、とても分かりやすい心理状態です。
このような状態は、どんどん人をダメにしていきます。
自分を成長させる「覚醒(Arousal)」がベストな状態
向上心があって、チャレンジ精神に満ち溢れて「やる気満々」状態は見ている方も元気になりそうです。
そんな状態とは、まさに、、、
「覚醒(Arousal)」がベストな状態といえます
チクセントミハイ博士は、この状態が幸せな状態だと説きます。
どうやったらフローの状態になれるのか
チクセントミハイ博士は、著書「フロー体験 喜びの現象学」(1996)によると9つの条件を挙げています。
- 目標な目標(何をすべきか、どうやってすべきか理解している)
- 選択と集中(集中力が高まると他の情報を遮断する)
- 自己意識の低下(完全にフロー状態に入ると、自分が集中していることに気づかない)
- 時間の歪み(フロー状態では時間の流れが早い)
- 即座のフィードバック(チャレンジしてすぐに結果が分かると、フロー状態に入りやすくなる)
- スキルと難易度が適切(自分のスキルに合わせた目標は、フロー状態になりやすい)
- コントロール可能(自分の技術を使ってある程度チャレンジできる感覚があると、フロー状態に入りやすい)
- 内的動機(自分自身がやりた事を見つけることが大事)
- 没頭環境(フロー状態を持続させるには、環境の設定も大事)
ダイレクトコミュニケーションフロー心理学、フロー状態の意味より引用
まとめとして
あなたが取り組んでいること、
たとえば、、、
家事や仕事、趣味にとても大切なこととして価値を感じること
です。
この、、、
価値を感じた取り組みがフローの状態に入る時に充実した幸福感と達成感が得られます
ではでは。
参考にしたサイト
クリエイティブアイデアノート:フロー体験とは何か 人生の幸福はいかに熱中、没頭状態を作れるか ミハイ・チクセントミハイ フロー状態の作り方 入り方 条件と燃え尽きについて
高知工科大学マネジメント学部|野副 達矢:「フロー理論における人間の幸福」
ビィズジン:チクセントミハイ博士に訊く「フローと創造性と組織」
ダイレクトコミュニケーションフロー心理学、フロー状態の意味
あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |