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美肌効果をアップさせる腸のゴールデンタイムは夜中。納豆は夜食べるとナットウキナーゼが働いて血液サラサラに。

納豆 健康豆知識

美肌効果をアップさせる『腸のゴールデンタイム』とは

前回の記事では、発酵食品であるお味噌をふんだんに使った具だくさんの味噌汁を扱いました。

この、、、

具だくさんの味噌汁は、糖尿病を改善させたり血糖値を下げる効果がある

という情報でした。

具だくさんの味噌汁は、糖尿病を未然に防ぎ血糖値を下げ、糖尿病を改善させる。

さらに、山形大学の研究では、、、

味噌汁を1日に3倍以上食べる人は、2杯以下の人々に比べて、[空腹時の血糖値が低い][血中のアディポネクチン値が高い]し、こんなに味噌汁を飲んでも塩分摂り過ぎのリスクもない

ということでした。

このように、発酵食品は私たちの体にとても良い効果をもたらしてくれます。

そこで、今回は世界でも珍しい日本食の代表といってよい発酵商品である納豆を取り上げます。

腸内の善玉菌を増やしてくれる納豆

発酵食品は、肌の調子をととのえて免疫力を活性化させる

発酵食品の効果については、どこでも紹介しているので簡単に述べますが、、、

  1. 腸内環境を整えて栄養素の消化、吸収を向上させる
  2. 血中のコレステロール値を低下させてくれる
  3. 便秘の改善

そして、、、

  • 善玉菌を増やして、悪玉菌とのバランスを保ってくれる

などの効果があります。

夜の10時から夜中の2時が『腸のゴールデンタイム』

一般的に、、、

腸の消火活動が一番活溌になるのは、[22時から深夜2時]といわれており、この時間帯を『腸のゴールデンタイム』

といわれています。

ですから、、、

納豆などの発酵食品を夜に食べることで、『腸のゴールデンタイム』で最大の効果を発揮してくれる

ということになります。

納豆は、朝ではなくて夜食べるべし

「納豆を食べるのは朝」という人が多いですが、『腸のゴールデンタイム』を活かすには夜食べることをおすすめします。

これには、納豆が持っている酵素の働きも理由になっています。

それは、、、

納豆に含まれている酵素、『ナットウキナーゼ』の働き

です。

この、、、

『ナットウキナーゼ』は、食べてから10〜12時間近く働くといわれています。



ナットウキナーゼとは、納豆のネバネバのもととなる納豆菌に含まれる酵素
ナットウキナーゼとは
納豆のネバネバのもととなる納豆菌に含まれる酵素です。 ナットウキナーゼには、血管につくられる血栓を溶かしやすくする働きがあり、脳梗塞や心筋梗塞などの血栓症を予防する効果があります。

わかさの秘密:ナットウキナーゼより

ナットウキナーゼと血栓の関係について

ナットウキナーゼには、血管につくられる血栓を溶かしやすくする働きがあると書きました。

血栓症とナットウキナーゼには、深い関係があります。

まず、血栓症とは

血栓症とは
血栓症で有名なのは、「エコノミー症候群」です。このエコノミー症候群は飛行機を降りたときに突然血栓によって倒れたりすること。
また、血栓が脳の血管にできると脳梗塞になり、最悪の場合死にいたることも。心臓では心筋梗塞など血栓の病気は多岐にわたります。
血栓症で有名なのは、「エコノミー症候群」

血栓によって、血液が流れなくなると血流が止まり栄養を運べなくなります。
すると、血液が行かなくなった箇所は壊死して機能障害を起こします。

血栓症を分類すると

以下のようになります。

血栓症
動脈硬化症心筋梗塞、脳梗塞
静脈血栓症エコノミークラス症候群(ロングフライト血栓症)
エコノミークラス症候群
(ロングフライト血栓症)

この血栓症に関しては、以下の記事に詳しく掲載してあります。

何の前触れもなく突然、襲う血栓症【日本人3大死因の2つ】

睡眠中、血栓から守ってくれるナットウキナーゼ

睡眠中は、水分を摂らないので血液がドロドロになっており血栓もできやすい時間帯でもあります。

また、血栓症も朝と夕方がに発症するといわれています。

これは、睡眠中は血圧が低いですが起きると活動を始めるので血圧が急上昇するためです。
このことを「モーニングサージ」といっています。

モーニングサージとは
「血圧サージ」(あるタイミングで血圧が急変動を起こすこと)といわれるものの1つです。 健康な人にはゆるやかな血圧の日内変動があり、朝は高くなり夜に低くなりますが、朝目覚める前後に急激に血圧が上がるのがモーニングサージです。

倉敷平成病院:冬の朝は高血圧「モーニングサージ」に注意!より

納豆のナットウキナーゼが、血栓から守ってくれる仕組みは以下の通りです。

納豆を食べてからナットウキナーゼが働き出すのはだいたい4時間後で8時間ほど持続します。夜7時に晩ご飯を食べたとしたら夜11時から朝方の7時までナットウキナーゼが働き続けてくれるのです。

なので、、、

血栓ができやすい睡眠中であっても、ナットウキナーゼが働いて血液をサラサラにしてくれる

ということです。

 





納豆で美肌効果をアップさせる

成長ホルモンは、肌のダメージを修復してくれる働きがあります

夜の10時から夜中の2時が『腸のゴールデンタイム』ですが、この時間帯は「成長ホルモン」が活溌に働いてくれる時間帯でもあります。

この、、、

成長ホルモンは、肌のダメージを修復してくれる働きがあります

また、、、

納豆に含まれているビタミンB群は、この成長ホルモンに働きかけて新陳代謝を促進させ肌の回復を高めてくれる

のです。

納豆には、その他にも肌を美肌にする成分が含まれています。

  1. アルギニン
  2. ビオチン
  3. レシチン
  4. ビタミンE
  5. 大豆イソフラボン

などなど。

納豆に含まれるジピコリン酸が口内の細菌の増殖を抑え、感染症のリスクも下げてくれる

近年、納豆に含まれてているジピコリン酸に注目が集まっています。

というのは、、、

ジピコリン酸が、胃ガンの原因であるピロリ菌の活動を抑える。口内の細菌の増殖を抑えるなどの抗菌作用ある

ことが注視されています。

納豆および納豆菌中の抗菌成分ジピコリン酸

睡眠中に口の中の雑菌が増えることはよく知られています。

それが原因となり、風邪やインフルエンザなどの感染症を発症するケースもよくあります。

睡眠中に口の中の雑菌の増加で感染症に

しかし、、、

晩ご飯に納豆を食べておくとジピコリン酸の抗菌・抗菌作用、抗ウイルス作用で口内の雑菌の増殖を抑えてくれて、風邪やインフルエンザなどの感染症を未然に防ぐ

のです。

ということで、、、

夕食の時にはぜひ、納豆を食べておくと美肌にも腸内環境にも感染症予防にも効果があります。

納豆を食べておくと美肌にも腸内環境にも感染症予防にも効果がある

 





ではでは。

 





参考にしたサイト
わかさの秘密:ナットウキナーゼ
スマート脳ドック:血栓症ってどんな病気? 症状、検査、治療、予防方法などについても解説!
一般財団法人日本educe食育総合研究所:発酵食品は夜食べるのがおすすめってホント
ナチュラルハーモニー:納豆を食べるなら夜!その理由と4つのNGな食べ方とは?

 





超ミネラル水で丈夫な体に

 





 





タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。