« home »

カカオ70%以上のチョコレートは、ダイエットや健康維持にもオススメ。そして間食や糖尿病予防にも。

チョコレートダイエット ダイエット

週におよそ板チョコを一枚食べると糖尿病のリスクが17%も下がった実験とは

アメリカの研究データですが、チョコレートと糖尿病の発症との関係を調べました。

ハーバード大学・東京医科大学の研究チーム:2014年11月26日、アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション誌(栄養学の国際誌)オンライン版での調査報告

対象は、、、

・アメリカ人男性18,235人
・年齢は、66.3歳で±9.2歳
・追跡期間は、平均9.2年間

その結果、、、

1,123人(6.2%)がDM(2型糖尿病)を発症しましたが、チョコレートを食べていた人は、糖尿病のリスクが減りました。

それは、、、

板チョコに換算すると、
月に半分〜1枚食べる人が7%減。
週に板チョコ半分食べる人が、14%減。
週に板チョコ1枚食べる人が17%減。

という結果になったのです。

板チョコを一枚食べると糖尿病のリスクが17%も下がった

とても素晴らしい研究結果です。

が、注意しなければならない点があります。
それは、糖尿病のリスクが下がった人の特徴です。

糖尿病のリスクが下がった人は、65歳以下でありBMIが25以下の人だけだった

という点です。

なので、まずは糖尿病のリスクを下げるためには、BMIを25以下にすることが大切です。

 





カカオ70%以上のチョコレートはダイエットにオススメです

カカオ70%以上チョコが、如何に凄いかを解説

カカオ70%以上チョコとは?

チョコレートの原料は、カカオ豆ですが、、、

カカオ70%以上チョコとは、カカオの割合(カカオマスとカカオバター)が70%以上

だということ。

これは、、、

100グラムのカカオ70%以上チョコレートに、ポリフェノールが約2700mg含まれています。
赤ワイン180mlと比べると15倍以上ポリフェノールが含まれている

ことになります

カカオ70%以上チョコは、若さを保つ

カカオ70%以上チョコは、若さを保つ

チョコレートは、「酸化ストレスや炎症、そしてインスリン抵抗性」などの糖尿病の危険因子に対して効果があるとされています。

が、それに加えて、、、

カカオポリフェノールは、抗酸化作用があるので活性酸素を除去する働きがあり老化の促進を止める働きがあります。
カカオポリフェノールは、抗酸化作用がある

活性酸素の促進は、美容や潤いのある肌にとっては大敵です。
ですから、カカオポリフェノールの働きによってアンチエイジング作用があることが分かります。

カカオには、ポリフェノールがたくさん含まれています

カカオ70%以上チョコでストレス解消を

イライラしたり、ストレスをためる原因は脳内物質のセロトニンの減少や交感神経の緊張などによって起こるとされています。

この、、、

セロトニンの働きを助けるのがテオブロミン。このテオブロミンは、チョコレートの苦み成分。

なので、、、

カカオ70%以上チョコを食べることで脳内物質のセロトニンが活性化してストレス解消につながります

さらに、、、

カカオポリフェノールには、緊張を和らげる働きがあります

ですから、ちょっとイライラしたりストレスを感じたときは、カカオ70%以上チョコを食べると心の緊張がほぐされます。

カカオ70%以上チョコで血圧が下がる

チョコレートに含まれているポリフェノールには、血圧を下げる働きがあります。

これは、、、

ポリフェノールは、血管拡張作用があります。

高血圧を起こしている血管の中は炎症が起きて血管が狭くなっています。

すると、、、

赤血球が血管内をスムーズに通り抜けにくい状態になっているのです。

赤血球が血管内をスムーズに通り抜けにくい状態

チョコレートのポリフェノールを見直しましょう

カカオポリフェノールの働きで血管の通りが良くなると冷え性も解消できる

血管の通りが良くなるということは、血流が良くなるということ。

それは、、、

血流が良くなることで、新鮮な酸素や栄養が身体中に行き渡り不純物を速やかに回収できることで手先や足先の冷えを防ぐことにつながります。

なので、、、

血流を良くして冷え性が改善されてさらに美肌効果がアップするのです。

カカオ70%以上チョコは認知症予防そしてガン予防にも効果がある

カカオ70%以上チョコには、エビカテキンという物質が含まれています。

この、、、

エビカテキンは、高い抗酸化作用があることで知られています。
また、活性酸素を除去する働きもあります。活性酸素の促進は癌の発症にもつながります。

ですから、カカオ70%以上チョコはガン予防にもなります。

さらに、、、

カカオ70%以上チョコに含まれるポリフェノールは認知症にも効果があるとされています

 





ダイエットと間食には、カカオ70%以上のチョコレートが最適です。

チョコレートは、太るようなイメージがありますが実際には、ダイエットや間食にはとても都合の良い食べものです。

栄養学専門の横浜創英大名誉教授・則岡孝子氏

ダイエットに失敗する人や、リバウンドする人は“食べ癖”がついていて、一度好きな物を好きなだけ食べてしまうと、太る原因になった食習慣にあっという間に戻ってしまう。これを避けるには、空腹を我慢し過ぎないこと。少量と決めて間食でチョコを食べれば、空腹が解消されるうえ、カカオポリフェノールやテオブロミンなど、ストレスを軽減させる成分を取ることができます

参照元:日刊ゲンダイ:間食にチョコを 識者が語る効果とメーカーが勧める食べ方

お昼ご飯を食べて、夜の20時ぐらいまで何も食べていないとドカ食いの原因になります。

ドカ食いは、血糖値を急上昇させたり、急降下させたりします。これは、太りやすくなったり、動脈硬化を進行させる原因にもつながります。

また、、、

東京医科大循環器内科の冨山博史教授らの研究では、、、

閉経後の女性の調査では、カカオポリフェノールの継続摂取をすると
閉経後の女性のリスクが高くなる「血糖値・高血圧・高コレステロール」の予防につながる。

という研究結果も出ています。

さらに、、、

食物繊維の効果で、便秘が解消し、排便の回数が増えた

という研究結果もあります。

 





チョコレートの注意点

良いことずくめのチョコレートですが、以下の点には注意が必要です。

  • 食べ過ぎに注意1日に35gまで。板チョコ7分目が目安
  • カカオポリフェノールの効果は2時間ほど。だから、間食に摂取するのがオススメ
  • 食べ過ぎは、虫歯の原因に。歯磨きを欠かせないこと。
  • カフェインに注意:妊娠中の方や幼児は食べ過ぎないこと。

 





ではでは。

 





参考にしたサイト
カラダネ:【医師解説】高血圧は「カカオ70%以上」のチョコレートで改善?1日25グラムが適量
マイコード:糖尿病予防にチョコレートが効果的って本当!?
Style Knowledge:カカオ70%以上チョコレートの美容・健康効果6つと正しい食べ方
健達ネット:ポリフェノールと認知症には深い関係がある?徹底解説します!

 





 





 





 





photo by
Photo by Rodrigo Flores on Unsplash
Photo by Pablo Merchán Montes on Unsplash
K WolによるPixabayからの画像

タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。