« home »

「FAST」とという脳梗塞、早期発見チェックリストをご存じですか

脳梗塞 疾病・病気

脳卒中の4分の3を占めているのが【脳梗塞】

脳の血管が破れたり、血栓によって詰まったりすることで脳が障害を受ける病気のことを【脳卒中】といいます。

脳卒中の中でとくに多いのが、『脳梗塞』

脳梗塞は、血液の成分が血管内で固まったもの(血栓)が脳の毛感に詰まること。

普通の血栓といえば、直径が2〜6ミリ大をいいますが、、、

重症化してしまう脳梗塞の場合の血栓の大きさは、直径3㎝を越える血栓で血管を詰まらせてしまいます。

重症化してしまう脳梗塞の場合の血栓の大きさは、直径3㎝を越える

直径3cmを越える血栓は、心臓でできています

桁外れの巨大血栓ですが、どこでこんな大きな血栓が作られるかというと、、、

巨大血栓は、心臓で作られています

細かく震えることを『心房細動』という

心臓は、電気で動いていますが、その電気系統が乱れてしまうと、、、

1分間に600回も細かく震えることで、血液の流れに淀みが生じ、血液が固まり大きな血栓ができてしまうのです。

 

『心房細動』は、副交感神経が優位に働いているときに起きやすい

大きな血栓ができるタイミングは、まったく不明ですが夏場に多いのが特徴です。

それも、、、

副交感神経が優位に働いているときに起きやすい

副交感神経が優位に働いているときに起きやすい

 

脳梗塞が始まると・・・

脳梗塞が始まると、以下のような症状が出ます。

  • 右半身か左半身のいずれかに運動麻痺
  • 言葉がうまく話せない
  • 意識がはっきりしない

そして、発病すると、、、

  • 後遺症が残っこり
  • 日常生活に手助けが必要になり
  • 命を奪われることもありえる

 

脳梗塞の危険因子は

突然やってくる脳梗塞ですが、その危険因子は以下のような3つになります。

高血圧、糖尿病、脂質異常症

 

『脳梗塞』にならないためには

脳梗塞になってしまう多くの原因に基礎疾患があります。

ですから、日頃からのケアが大切になってきます。

たとえば、、、

  • 禁煙
  • カロリー管理
  • 体重の管理
  • 無理のない有酸素運動
  • 生活習慣(QOL)の向上

 

脳梗塞の起こり方

脳梗塞はいつどこで起きるか分からない、とても怖い病気です。

いままでの発症のデータから以下のようなときに起こりやすいといわれています。

  • 寝起きに「おかしいな」と異常に気づく
  • 起床後、「変だ?」と気付き異常が起こる
  • 日中の活動時に「異変」が起こる
  • 夜間のトイレで「異常」気づく

などが、脳梗塞が起きるタイミングのようです。

脳梗塞が起こってしまったときの対処

「脳梗塞」が起こってしまったら、、、、

  1. 救急車を呼ぶ
  2. 脳梗塞の専門医に必ず診てもらう

『脳梗塞』になったと分かり、自分で車を運転して病院に行くことは非常に危険なことです。

これは、救急車で運ばれている最中でも同じです。

病院へ移動中に『脳梗塞』が、さらに悪化することがあるから

です。

最後になりますが、以下のことも『脳梗塞』になったらやってはいけません。

『脳梗塞』を発症して、立ち上がったり、歩いたりすることは脳への血流が悪くなり、さらに脳障害が重度化する危険性があります。

 





「FAST」は、脳梗塞の早期発見チェックリスト

脳梗塞を早期発見するための「FAST」をご存じですか?

以下のような症状が出たら、脳梗塞の危険性が高いのです。

FAST
笑顔を作ってもらった時に歪みがある、顔の片側が下がる
FAST
両腕をまっすぐ前に上げた時、片方だけ下がる、上げた状態を維持できない
FAST
話したとき、言葉が出てこない、ろれつが回らない、人の話を理解できない
FAST
顔、腕、話し方の中の1つでも症状があれば、躊躇せず、救急車を呼んで受診してください

「FAST」は、以下の4つ

以下の3つの症状の有無と発症時刻を確認して、
一刻も早く救急受診するよう呼びかけるスローガン

  • 顔の麻痺(Face)
  • 腕の麻痺(Arm)
  • ことばの障害(Speech)
  • 時刻(Time)

「FAST」を活かして、脳梗塞の早期発見に努めましょう











以上です。

 

 





 





 





タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。