今、話題の「睡眠負債」とは
前回の記事にて『病気の9割は歩くだけで治る!』ということを紹介しました。
歩くだけで、以下のようなメリットがあります。
- 現代病の大半は、歩かないことが原因だった
- 糖尿病、高血圧などの生活習慣病は歩くほど、薬が減る
- 最大の認知症予防法は計算しながら1時間歩くこと
- うつ病も歩くだけで薬無しでも改善する
- 国民病の不眠症は、歩くだけで解決する
- 逆流性食道炎も便秘も一挙に改善
- 繊維筋痛症も喘息もリウマチも治る
- がんの最大の予防法はこんなにも単純だった
また、、、
たった5分の朝さんぽをすることで、身体に1日のリズムができて劇的にあなたの生活が変わる!
ということを紹介しました。
そこで今回は、よりよい朝を迎えるために『よい睡眠』を得ることをテーマに記事にしたいと思います。
参考にした本は、これです。
最近、テレビや雑誌などで紹介されている『睡眠負債』をという言葉をご存じでしょうか?!
睡眠負債をググると以下のように出てきます。
寝だめは「睡眠負債」の返済にはなりません
現代人は、忙しいので十分な睡眠が取れていない人が多いです。
世界的にも日本人の睡眠時間は、一番ビリ
という悲しいデータがあります。
OECD加盟国の平均睡眠時間は507.6分(約8時間28分)のところ、日本人の30代女性は437分(7時間17分)。
ベリー:「30〜50代日本人女性の睡眠不足は世界ワースト1」眠りの“質”を高めるアイテム厳選
ちなみに、ワースト2位はお隣の韓国です。
極東アジア人は、何かと忙しいのでしょうか?
さて・・・
睡眠負債とは、慢性化した睡眠不足のこと
だから、、、
「1日だけいつもより3時間睡眠が足らなかった」というのは睡眠負債にはなりません。
また、、、
週末の休みに「寝だめ」をすることも睡眠負債の解消になりません。
なので、睡眠負債の解消とは・・・
毎日(週末のお休みを含め)の規則正しい十分な睡眠時間を確保する
ということになります。
残念!!睡眠負債が多いと太ってしまう
平日の仕事の時は、忙しいので睡眠が足らないので「週末に不眠解消」を目論んでいる人が多いのではないでしょうか。
しかし、そこに大きな落とし穴があります。
それが・・・
睡眠負債が多い人ほど太りやすい
ということ。
理由としては・・・
睡眠不足の人は、十分な睡眠を取っている人に比べて、レプチンという食欲抑制ホルモンが減って、グレリンという食欲増進ホルモンが増加することなどにより、甘いものや高脂質のものなど体重を増加させる嗜好しこう性の高い食品を多く摂取する傾向がある。
からだケアナビ:知って快眠!睡眠の新常識より
良質な睡眠を得るためにも「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を知っておこう
人にはそれぞれ「快適な睡眠時間」というのがあるそうです。
人それぞれの睡眠時間の計り方がありますが、まずは睡眠のことを・・・
眠りについた後に最初に現れる睡眠「ノンレム睡眠」 | 脳と体を休める睡眠 |
その次に現れるステージ「レム睡眠」 | 体を休める睡眠 |
寝ている人を観察すると・・・
レム睡眠中の人を観察すると、眼球が素早く動いている
そうです。
健康サイトアリナミン製薬:レム睡眠とノンレム睡眠とは?違いや睡眠のサイクルを知ってより良い睡眠につなげようより
睡眠のサイクルは、、、
ステージ2⇒ステージ2⇒ステージ3⇒ステージ2⇒ステージ1⇒レム睡眠
というサイクルで移行し、3~6回繰り返され、その通常90~120分周期のようです。
- ステージ1:比較的浅い睡眠。まどろみの状態。
- ステージ2:本格的な睡眠。睡眠全体でも長い時間を占めています。
- ステージ3:いちばん深い睡眠。このときに夢を見ることはほぼありません。
じつは、、、
それは、、、
「どちらがより重要か」ということはなく、脳をリフレッシュして身体の健康を保つためには、両方の睡眠タイプを十分な睡眠サイクルで繰り返すことが大事なのです。
ポケモンスリープ:どちらも大切!レム睡眠とノンレム睡眠より
レム睡眠とノンレム睡眠で構成される重要性は???
睡眠の重要性は何といっても「疲れを取る」こと。
これが一番ですが、その他にも以下のようなメリットが挙げられます。
- 脳と体の休息やメンテナンス
- 疲労の回復
- 風邪などの感染症に対する抵抗力の維持・免疫力の回復
- ストレスからの回復
- 記憶の定着
ではでは。
参考にしたサイト
健康サイトアリナミン製薬:レム睡眠とノンレム睡眠とは?違いや睡眠のサイクルを知ってより良い睡眠につなげよう
Kitamura et al. Estimating individual optimal sleep duration and potential sleep debt. Scientific Reports 6:35812, 2016.
本の話:研究者が教える「睡眠負債」を減らす方法
ニシカワ:理想の睡眠時間とは?7時間とは限らない?調べ方まで解説
からだケアナビ:知って快眠!睡眠の新常識
東洋経済:これが真実!日々歩けば「医者要らず」になる
東京都医学総合研究所:運動により骨格筋から分泌されるイリシンはアミロイドβの蓄積を抑制する
ターザン:なぜ歩く人は健康なのか? ウォーキングの9つの効果まとめ
健康長寿ネット:健康長寿に効果的なウォーキング
あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |