食品パッケージへの表示義務のないBPA(ビスフェノールA)は、人体に甚大な影響及ぼすことをご存じですか。
多くの方がご存じかも知れないですが、敢えて記事にさせていただきます。

それは、、、
こと。
この、、、
BPA(ビスフェノールA)は、私たちの体内にある一部のホルモンと分子の形が似ており、複数の動物実験で、大量に摂取すると生殖器や神経系などに深刻な問題を引き起こす可能性がある
フォーブス:人体に悪影響? 缶詰食品に潜む化学物質「BPA」の危険より
のです。
BPA(ビスフェノールA)は、人体にどのような影響をおよぼすのか

缶詰は、とても便利な食品ですがBPA(ビスフェノールA)のことを知らないと甚大な影響をおよぼします。
たとえば、アメリカの研究では、
など、たとえ微量でも大きな影響をおよぼします。
ですから、環境省では、
BPA(ビスフェノールA)を内分泌攪乱作用を有すると疑われる化学物質の67物質
に含めたのです。
エポキシ樹脂からビスフェノールAが溶け出してしまう危険性

缶詰は、内側の金属腐食防止のために以下のような処理が行われています。
- ポリエチレンテレフタレート製のフィルム
- ビスフェノールAを原料とするエポキシ樹脂による内面塗装
このようにしっかりと処理が行われているのですが、、、
賞味期限を延ばすために缶詰は高温殺菌されてる段階で、BPA(ビスフェノールA)が溶け出してしまうのです
さらに、注意しなければならないことは、
BPA(ビスフェノールA)は、食品パッケージへの表示義務がない
という点です。
マザーアースニューズ日本版(MENJ):「BPAフリー」缶にご用心というサイトでは人体に以下のような影響ガルと指摘しています。
- 乳がん
- 前立腺がん
- 不妊
- 2型糖尿病
- 肥満
- 喘息
- ADHDの危険が増大 など
さらに、、、
- 生殖器官や脳神経、免疫などへの異常
- アトピー性皮膚炎の原因

日本でのBPA(ビスフェノールA)の基準はどうなっているのか
厚生労働省では、以下のように規制と指導が行われいるようです。
飲食物に移行したビスフェノールAによる健康への悪影響を防止するために、これまでの各種の毒性試験に基づいてヒトに毒性が現れないと考えられた量を基に、ポリカーボネート製容器等について、2.5ppm以下※という溶出試験規格※を設けています。また関係事業者においても、ビスフェノールAの溶出をさらに低減させるための製品改良が進んでいます。
厚生労働省:ビスフェノールAについてのQ&Aより
- 耐容1日摂取基準TDI (50μg/体重kg/日)
- 溶出量基準 2.5ppm(μg /mℓ)
しっかり規制していると思われるのですが・・・
ヨーロッパでは日本の摂取基準の10分の1以下
EU(欧州連合)では、BPA(ビスフェノールA)の1日の摂取基準量は日本の2.5ppmと比較すると10分の1以下の4μg /体重kg /日
環境に厳しいヨーロッパでは、4μgでも子どもやお腹の赤ちゃんに影響すると指摘しています。
私たちの国も見習って欲しいですね。
まとめとして
缶詰は、非常食としては貴重な食べものです。
なので、災害時などの非常食として保存しておくことをおすすめします。
また、、、
BPA(ビスフェノールA)フリーとというタッパーなどもあります
食品選びの時は、注意してお選びください。
ではでは。
参考にしたサイト
厚生労働省:ビスフェノールAについてのQ&A
ビスフェノールA安全研究会:安全性について
フォーブス:人体に悪影響? 缶詰食品に潜む化学物質「BPA」の危険
マザーアースニューズ日本版(MENJ):「BPAフリー」缶にご用心
10年後、いまよりもっとキレイになる:BPAフリー缶詰はある?缶詰が危険な理由とビスフェノールAについて
東京23区のごみ問題を考える:<環境ホルモン> 日本人のビスフェノールS 摂取量と尿中濃度が世界でダントツ、その理由として疑われているのは「ごみの焼却」か?
究極のヘルシーライフ:BPAフリーのサバ缶ではまだ危険!? 代わりにBPSが日本人の体内に蓄積していることが判明
![]() | あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |