風邪の処方に抗生物質はバツ。菌に効いてウイルスには効かない
季節の変わり目がやって来ます。
季節の変わり目は温度変化や気候の変化によって、カラダがその環境に付いていけず風邪を引きやすくなります。
風邪を引いてこじらせてしまったら病院に行きますが、そこで処方されるお薬は抗生剤です。
ですが、、、
基本的に風邪薬に抗生剤は禁止されています。
からなのです。
これは、なぜかというと、、、
抗生剤を使用すると新しく耐性菌が作られてしまい抗生剤が効かないものを生んでしまう
からなのです。
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の恐怖
MRSA感染症は、抗生剤が効かなくなった耐性菌が蔓延して発症します。
すると、、、
高齢者や抵抗力が著しく低い人、体力が低下している人などが感染するとたくさんの抗菌薬が効かなくなるために重症化する
ことがたびたび起こります。
このMRSA感染症が、病院内や緊急治療室などで起こり出すと命取りになる可能性が大きくなります。
このような危ない現象がなぜ起こるのかというと、、、
抗生剤の乱用から耐性菌が発生してMRSA感染症が起こりやすい
のです。
一般的に『風邪を引いたら抗生剤』が欲しいという患者の声が多いのも哀しい現実です。
ですが、今一度しっかり理解するべきことは、、、
であるということ。
やたらに抗生剤を服用すると、肝心な時に抗生剤が効かなくなるという悲劇を生んでしまいます。
さらに重要なことは、、、
風邪を引いて薬を飲もうが飲まないが3日ほど寝ていれば快方に向かい治る
ということ。
なので、風邪を引いたらしっかり休養を取ることが大切です。
抗生剤の副作用
抗生剤の副作用についても知っておくべき大切なこと。
たとえば、、、
幼児に抗生剤を使用すると将来的にアレルギーになりやすい
と、いわれており幼児への抗生剤使用は慎重に考えるべき。
また、以下のことは科学的に証明されていませんが、、、
- 生理が遅れる
- 太ってしまう
などのリスクも考えられます。
抗生剤使用で太るのではないかという問題に関しては、以下の記事でも取り上げています。
風邪の薬にもなるハチミツの実力とは
ウイルス感染によって風邪を引いてしまったら、喉や鼻に炎症が起きます。
この、、、
といいます。
喉に炎症が起きて声が変わってしまうこと。
このような『急性上気道炎』にハチミツが効果があることがオックスフォード大学の研究で判明しました。
以下のブログからオックスフォード大研究:上気道感染症においてハチミツは標準治療より症状を改善する
ハチミツについて、オックスフォード大学医学部のHibatullah Abuelgasimさんのチームは上気道感染症を対象としたシステマティックレビューとメタ解析を実施し、抗ヒスタミン薬、去痰薬、咳止め薬などの標準治療群に比べ、複合的症状スコアや頻回・重度の咳においてハチミツ群の方が症状改善に優れていたと結論付ける論文を発表しました。
上気道感染症においてハチミツは標準治療より症状を改善する
どの咳止め薬よりもハチミツが改善する
医者は、風邪を引いた患者がやって来て
といわれると、、、
などと説明するものの、、、
ようです。
ですが、、、
抗生剤よりも効果が見込める食材がハチミツなのです!
ハチミツのパワー
ハチミツの凄い働きに関しては、以下でも記事にしました。
蜂蜜の効果は、、、
- 喉の炎症を抑える
- 咳を止める
- 抗菌作用がある
質の良いハチミツとは、、、
こと。
さらに、、、
こと。
さらに、ハチミツの素晴らしいところは、、、
古代エジプトの遺跡で発見された3300年前の蜂蜜は腐っていなかった。
という驚くべき事実もあります。
ですから、、、
これからは風邪を引いたら蜂蜜をなめることをオススメします。
最後にハチミツの注意点として・・・
自然のめぐみのハチミツですが、注意する点があります。
- 1歳未満の赤ちゃんには与えないこと
- 食べ過ぎは太る可能性があること
赤ちゃんのお母さん・お父さんやお世話をする方へ(厚生労働省)
- 1 歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べることによって乳児ボツリヌス症にかかることがある。
- ハチミツは、1歳未満の赤ちゃんにリスクが高い食品。
- ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の加熱や調理では死にません。
1歳未満の赤ちゃんにハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子などの食品は与えないようにしましょう。
ではでは。
参考にしたサイト
健康長寿ネット:MRSA感染症
オックスフォード大研究:上気道感染症においてハチミツは標準治療より症状を改善する
東京福祉保健局:ボツリヌス菌
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あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |