腰痛があると体を動かさないで安静にしていた方がいいのでは?
と思ってしまいますが、最近では安静にしているよりも
体を動かした方が良いことがわかってきました。
深刻な腰痛でなければ、ウォーキングで腰痛の予防・改善ができるようです。
その理由は、ウォーキングによって足をしっかり使うことで血流が良くなり
腰を動かすことで固まっていた筋肉や神経を刺激するからです。
◎腰痛の種類、原因を知ろう
腰痛には種類があります。
ぎっくり腰のように動けないもの、椎間板ヘルニアによって痛みが続くもの、
筋肉疲労が回復せず痛みや不快感が続くもの、一定方向に負荷をかけると痛みが出るもの、などなど。
腰痛が一時的な筋肉疲労によるものや手術が必要な腫瘍によるものなど、
安静にすべき場合は、ウォーキングによって悪化するケースもあるので医師との相談が必要です。
それ以外であれば、定期的な運動こそ腰痛改善には必要だといわれています。
また、腰痛はストレスによって悪化することもわかっています。
晴れた日に、気持ち良い風を感じながら、のびのびと歩いていると気分も良いものです。
ウォーキングの有酸素運動で全身の血流も良くなりストレス解消にも繋がりますよ。
◎腰痛を和らげる効果的な3つのウォーキング方法
1,少し早足で姿勢良く歩く
腰痛のある人は、なるべく腰を使わず足だけで歩こうとしてしまいます。
しかし、腰痛を改善させるには、ある程度腰を動かすことも大切です。
・しっかり腕を振り、両腕は肩まで振り上げます。
・背中を伸ばすというよりもお腹を伸ばすようにして姿勢を正します。
・目線は遠くを見て、下向きにならないように。
姿勢を良くしようと、背筋を反らしすぎるのは逆効果になります。
余計に腰痛を悪化させる場合があるので注意しましょう。
2.冷やさないこと
腰痛対策には、温めることが効果的だと言われています。温めることで血流を良くして、筋肉疲労を代謝させるからです。
ウォーキングで汗をかいて、腰が冷えてしまうと、せっかくの効果が半減してしまいます。
・汗をしっかり吸うような素材の服や腹巻きを使う。
・寒い時期は腰だけにカイロを貼るなど。
・汗をかいたら冷える前に着替える。
冷えると筋肉や血管が縮みます。腰痛のある人の場合、筋肉が縮むと余計に痛みを感じます。
また、血管が縮むことで代謝に必要な栄養や酸素が患部に届かなくなってしまいます。
3.シューズを選ぶ
最も大事とも言えるのが、自分に合ったシューズを選ぶことです。
普通のスニーカーでも良いですが、ウォーキングにはウォーキング用シューズが一番です。
特に腰痛がある人は、クッション性のあるシューズを選ぶことで負担が少なくなります。
・自分の足に合ったサイズを選ぶ
・かかとのクッション性が良いもの
・底全体にある程度の厚みがあるもの
上の3つがシューズ選びのポイントです。
ぴったり足に合って、かかとを保護してくれると、それだけで歩きやすくウォーキングもしやすくなります。
ただし、あまりにも底が厚く重いものは、腰痛の原因になってしまうこともあります。
◎15分程度でOK
腰痛対策のウォーキングは、15〜20分から始めてみて、
歩けるようになったら少しずつ距離を延ばします。
あせらず、じっくり続けるのがコツです。
また、腰痛が慢性化するのを防ぐためには、
ウォーキングを3ヶ月以上続けると効果的です。
参考:ウォーキングで腰痛対策 運動不足が腰痛をさらに悪化させる
ウォーキングは、いつでも、どこでも、費用もかからずできる手軽な運動です。
腰痛予防、改善にぜひ、はじめてみませんか?
あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |