ベトナムのカンホアで、海水だけを塩田で天日干しにした
「カンホアの塩」が新入荷しました!
ベトナムの中南部に位置する「カンホア」は、
100年以上前から天日塩を作っている塩の町です。
元々、天日塩は作られていたところに、
1920〜30年頃、ベトナムがフランス領インドシナ時代だった頃、
フランス人によって、当時のフランス式天日塩田が作られ、
その結果、生産効率がぐんと上がり、カンホアは天日塩の名産地となったのだそうです。
カンホアの塩は、昔ながらの塩田で、
電動のポンプと石臼以外は、職人さんがすべて手作業で塩を作っています。
この塩田の仕組みは、現在のフランス・ブルターニュ地方(ゲランド)のものとほとんど同じなんだそう。
フランス人が残した塩田の技術や経験を自分たちのものにして
現在の「カンホアの塩」が作られています。
カンホアの塩は、きれいなベトナム・カンホアの海水100%でできています。
海水から完成までは、およそ2〜3ヶ月。
人工的な加熱はせず、天日だけでゆっくりじっくり結晶化させます。
海水全体には、様々な成分が含まれています。
塩を塩田から収穫した後も、天日に干して
太陽のパワーで乾かします。
そうして出来た塩の結晶は
そのままでは溶けにくいので、使いやすいように
昔ながらの石臼で細かく挽いて出来上がっていきます。
右が結晶のまま、左が石臼挽き。
カンホアの塩をいただくと、ほのかな甘味や独特のうま味を感じると思います。
でも、海水には甘味やうま味成分はありませんから
海水の様々な成分が織りなされて、深く豊かな味を作っているんでしょうね。
素材の味を引き立てるので、お料理がより美味しく、楽しくなりますよ〜。
あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |