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体温を37℃にキープすれば、酵素の働きが活性化して免疫力がアップする[酵素の話]

代謝酵素

体温が1℃下がったら体内酵素の働きは50%低下する

低体温は、体に負担がかかり病気になりやすいことは良く知られています。

実際に、体温の変化で体がどのようになるか下の表をご覧ください。

40℃ほとんどのガン細胞が死滅
39.6℃乳がん細胞が死滅
38.0℃免疫力が強くなり、白血球が病気と闘う
37.5℃菌やウイルスに強い状態
37.0℃体内酵素が、活性化
36.5℃健康体、免疫力旺盛
36.0℃震えることによって熱生産を増加させようとする
35.5℃自律神経失調症、アレルギー症状が出現
35.0℃ガン細胞がもっとも増加する温度
34.5℃生命の回復ができるかどうかのボーダーライン
免疫力アップには体温アップが効果的!より


さらに、【もし体温が1℃下がったら】
私たちの体はどうなるのでしょうか?

もし体温が1℃ 下がったら
■免疫力は 37%低下!!かぜや色々な病気にかかりやすく、治りにくい。
■基礎代謝が 12%低下!!1日200~500kcal代謝が低下し、1ヶ月で体重が1~2kg増える。
■体内酵素の働きが 50%低下!栄養の消化だけでなく、エネルギー生産力も低下する。
■ガン細胞は低体温を好む!!特に35℃を最も好み、39.3℃で死滅する。
くすりの和漢堂:あなたの体温は何度?より

もし体温が1℃下がったら[体内酵素の働きが、50%低下し、栄養の消化だけでなく、エネルギー生産力も低下する。]

日本人の平均体温は、脇の下で検温した場合だと36.89℃だといわれています。

36.5℃は、免疫細胞が正常に機能する体温です。

軽い運動をして、体温が1℃上がるだけで免疫力は最大で5~6倍も上がる

といわれています。

軽い運動をして、体温が1℃上がるだけで免疫力は最大で5~6倍も上がる

風邪を引いたりして発熱しますが、

それは、、、

免疫細胞を活性化させるためなのです。



さらに、酵素に関してみてみると・・・

体温が、37.0℃で体内酵素が、活性化して
体温が1℃下がったら、なんと酵素の働きが50%低下する

です。



細胞が活動する時に不可欠な酵素とは

酵素(エンザイム)とは・・・

酵素(エンザイム)とは
主にたんぱく質で構成されており、人間や動物、植物などすべての生き物が生きていくうえで必要な、消化・吸収・代謝などの化学反応を促進するもの

酵素は、3つに分類される

酵素は、3つに分類されます。

  • 消化酵素:体内で作られる酵素
  • 代謝酵素:体内で作られる酵素
  • 食物酵素:体外から摂り込まれる酵素

消化酵素とは

消化酵素とは
食べた物を分解して、体に吸収しやすいようにする酵素。消化酵素は、炭水化物(でんぷん)を分解する「アミラーゼ」、たんぱく質を分解する「プロテアーゼ」、脂肪を分解する「リパーゼ」、核酸を分解する「ヌクレアーゼ」などに分類されます。

消化酵素は、文字のままの消化に関する酵素。

食事で食べたものを吸収されやすいように分解する役割を持っています。

そして、、、

口、胃、腸などの消化器官には、消化酵素がそれぞれ存在し、消化をサポートしています。

ご飯をよく噛んで食べていると、ほんのり甘さを感じますが、

これは、唾液に含まれるアミラーゼが、ご飯のでんぷんを麦芽糖に分解するときに起こるためです。

ご飯を噛んで甘いのは、アミラーゼの働きのため

代謝酵素とは

代謝酵素とは
消化酵素以外のもので、体内に吸収された栄養素を体の細胞に届ける酵素。新陳代謝や血液循環の促進、免疫力アップ、老廃物の排出など、生命活動のすべてに関係しています。

食べたものが、消化酵素によって分解されると、
今度は、体内に吸収された栄養素がエネルギーになっていきます。

この働きを助けるのが消化酵素になります。

消化酵素は、呼吸、消化吸収、新陳代謝、汗や尿・便の排泄、免疫機能などのさまざまな代謝に関わっています。


食物酵素とは

食物酵素とは
食品に含まれる酵素で、体内酵素の働きを助けます。
お肉や油を消化・分解してくれるもの、でんぷん(お米やパンなど)を消化・分解してくれるものなど酵素によって様々あります

食べものに含まれている酵素です。

とくに、、、

納豆や味噌、ぬか漬けといった発酵食品にも多く含まれています。

食物酵素は、納豆や味噌、ぬか漬けといった発酵食品にも多く含まれています。

酵素の特徴とは

体の中にはおよそ5000種類の酵素があるといわれています。

酵素働きかける相手が決まっている

また、酵素働きかける相手が決まっていて分解しています。

  • アミラーゼは、でんぷんを分解
  • プロテアーゼは、たんぱく質を分解
  • リパーゼは、脂肪を分解

じつは、酵素は熱に弱い

目玉焼きを考えると分かりやすいのですが、、、

タンパク質でできている生卵は、火を通すと卵白は透明から白くなり、固まります。

これと同じように、、、

酵素もタンパク質からできているので、熱が加わると変化してしまい、酵素の働きが失われてしまう

のです。

ほとんどの酵素は、pH7(中性)が大好きなのでよく働く

多くの種類がある酵素ですが、、、

その、、、

ほとんどの酵素は、pH7.35~7.45の中性に近い状態で活発に作用します。

ただ・・・

胃酸の強い酸性になっている胃の内部で機能するペプシンは、pH2という低い条件下で活発に働きます。

pHは、酸性かアルカリ性かを0~14の数字で示す指標のこと。

pH7が中性を示し、数が小さくなるほど酸性に、大きくなるほどアルカリ性になります。



酵素の働きを助ける補酵素とは

補酵素とは、酵素の働きを助ける栄養素のこと。

補酵素の特徴は

補酵素の特徴としてはタンパク質のみで活性することがなく、低分子の有機化合物を必要とします。
そして補酵素はコエンザイムと呼ばれることもあり、補酵素がないと酵素がうまく働かないため、酵素同様に重要な成分であると言えます。

新谷酵素:補酵素とは?ビタミン・ミネラルを簡単にわかりやすく紹介より


なかでも、、、

補酵素の中でもミネラルとビタミンは酵素を助ける重要な成分

といわれています。

ミネラル

  • マグネシウム
  • ナトリウム
  • カルシウム
  • カリウム
  • リン
  • 亜鉛
  • ヨウ素

ビタミン

ビタミンもミネラルと同じように、酵素の働きを助けます。

現在20種類のビタミンが確認されており、体のサビを取り除くビタミンのB郡、C郡、E郡は、体の免疫力の低下を防止します。

ビタミンB1糖質の代謝をサポート
ビタミンB2糖質や脂質やタンパク質の代謝の補酵素
ナイアシン主にアルコールの分解酵素
ビタミンB6トランスアミラーゼやデカルボキシラーゼなどアミノ酸の代謝の補酵素
葉 酸核酸(DNAやRNA)の代謝やアミノ酸の代謝を担う
ビタミンB12核酸やアミノ酸の代謝の補酵素

 





ではでは。

 





参考にしたサイト
健康食品のインシップ:体のサビを防ぐ
新谷酵素:食物酵素とは?食物酵素の働きや効果について解説!
免疫力アップには体温アップが効果的!
くすりの和漢堂:あなたの体温は何度?
Hakko:酵素とは
サントリーウエルネス:「酵素」とは?体内でのはたらきや特徴について解説

 





 





入浴前にミネラルを

 





 





タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。