乳ガンになる人が圧倒的に多い欧米諸国
このブログでは、乳ガンに関して掘り下げてきました。
そして分かってきたことは、『乳ガンと牛乳』には密接な関係があることでした。
さて、今回はデータで『乳ガンと牛乳』の関係を観てみたいと思います。
そこには、、、
『乳ガンと牛乳』の不都合な真実が見えてきます。
グラフで読み解く世界の乳ガンの実態
下のグラフは、世界の乳ガン罹患率のグラフです。
アメリカ、イギリス、カナダ、デンマーク、アジアの日本とタイの6カ国データ。
一目で、欧米諸国と比べると私たちアジアの日本とタイの乳ガンに罹患する人が少ないことが分かります。
そして、、、
年々乳ガンになる人が多くなっています
このグラフから分かることは、、、
欧米諸国比べて圧倒的に少なかった日本ですが、食文化が欧米化するに従って増えていることがわかります。さらにいえば、欧米諸国の人々の食習慣は、乳ガンに罹りやすい食である
ということになります。
世界の牛乳・乳製品の消費量では、欧米とアジアの違い
下のグラフは、国連食料農業機関(FAO)が提供している世界各国の食料消費データです。
上記の6カ国アメリカ、イギリス、カナダ、デンマーク、日本とタイの牛乳・乳製品の消費量を年度ごとに調べたグラフなのですが、明らかに牛乳・乳製品の消費量が欧米諸国とアジアでは違いが見られます。
タイの牛乳・乳製品の消費量は、2000年代に入っても100を超えておらず、欧米諸国に比べて10分の1ほどの消費です。
一方、、、
日本は、1965年以前から牛乳・乳製品の消費量がどんどん上がっていることが見た目にも分かります。
この関係は、、、
さらに、深掘りしていきましょう。
44年間で、8.3倍に増えている乳ガン罹患率の実態
国立がんセンター・ガン対策情報センターのグラフをご覧ください。
1975年の乳ガン患者数1万1123人に比べ、2019年の乳ガン罹患数は、9万2200人です。
これは、、、
1975年から2019年の44年間でなんと8.3倍も乳ガンが増加しています。
それも、、、
- 年齢別に見ると、乳ガンの発症率は、30~34歳、35~39歳、40~44歳、45~49歳とうなぎ登りに増えていることが分かります。
年々増え続ける乳ガンの実態
下のグラフは、乳ガン患者数を1975年、2000年、2010年、2019年ごとに表したものになります。
驚くべきことは、2000年〜2010年の10年間で倍に乳ガン患者が増えていること
です。
この現象は、どう説明すれば良いのでしょうか?
- 乳ガンを早期発見できるようになった
- マンモグラフィによる早期発見で乳ガン患者を発見した
- 乳ガン患者が単純に増えた
また、言い方を変えると
年々乳ガンの罹患率を食い止めることはできないし、乳ガンの発生を食い止める施策はまったくできていない
ということになります。
では、乳ガンの罹患率を抑えることはできないのでしょうか?
いいえ、安心してください。
方法があります。
牛乳や乳製品の消費が落ち込むと乳ガンは減っていく事実
下のグラフは、米の摂取量と乳・乳製品の摂取量の1945年から2000年までの推移です。
1946年、3.1g(年間1.13kg)
1960年32.9g(年間12.0kg)
1970年78.8g(年間28.8kg)
1980年115.2g(年間42.0kg)
1990年130.1g(年間47.5kg)
1995年には144.4g(年間52.7kg)
1946年から49年間で乳・乳製品の摂取量は、47倍にも膨れ上がっているのが分かります
そして、、、
このグラフをようく見ると、1990年あたりから2000年にかけて少しですが横ばいになっています。
このことは、
国民健康・栄養調査では、、、
2000年には127.6g(年間46.6kg)でしたが、2005年には125.1g(年間45.7kg)と摂取量が低下しています。
このことは、、、
前回のブログで紹介した記事のプラント教授の書いたことと合致します。
乳ガン、乳房切除、転移をくり返しイギリス人プラント教授。それを克服した壮絶な人生とは。
どうか、一読してください。
この[乳ガンにならないためには、牛乳・乳製品を絶つこと]は、女性だけの問題ではありません。現在、過剰に増えている男性の前立腺がんでもいえることなのです。
ではでは。
あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |