ぼぅ〜っとして、集中できないと思っていたらドクターに「かくれ脱水ですね!」「危なかったですよ!」といわれて冷やっとした・・・
暑くて、水ばかり飲んで。エアコンに当たっていたら、ボッとしてきたし、クラクラする・・・
暑さのせいだろうと軽く思っていてもちょっと心配になって診察してもらったら「かくれ脱水で危険な状態」と言われてびっくり。
というケースが増えています。
この「かくれ脱水」に関しては、このブログで紹介しました。
かくれ脱水をご存じですか。危険な状態の脱水症状なのです!要注意!
今回は、「かくれ脱水」の予防法に関しての記事になります。
ざっと、、、
「かくれ脱水」になると、以下のような症状が出ます。
- 立ちくらみがする
- 頭がぼーっとしてしまう
- のどがとても渇く
- 大量に汗をかく
- 集中力が低下してしまう
- 唇や皮膚がカサカサしている
これらの症状は、すべて熱中症の症状なのです。
「かくれ脱水」にならない予防法
熱中症の症状なので、水分補給をするというのは一丁目一番地です。
人は、1日に2.5リットルの水分を摂らなければいけません。
この2.5リットルの水分は、すべて水を飲むことで補給しなさいと言っているのではありません。
お味噌汁やお料理からも水分を補充できるし、お茶などの嗜好品からでも補給できます。
大切なのは、、、
摂取する水分量をたくさん摂ることが必要なのです。
では、具体的にみていきます。
以下のようなことをこころがけると良いでしょう。
- 食事などから水分を摂る
- 定期定期に水を飲む
- 果物や野菜などで水分を補給する
- まわりの人が気づかってあげる
- 加湿器などで室内の湿度を管理する
食事などから水分を摂る
昔、野球選手で三冠王だった落合選手は、夏場になるととても調子が良くなって成績が良かったのです。
その理由は、、、
俗に言われる「落合鍋」というもので、暑いときこそ温かい食べ物を食べて汗をかく。
というものでした。
普通であれば、冷たいものを食べたいものですが、そこは世界の三冠王です。自分の体調管理は万全の対策を取っていたのですね。
このように、食事からたくさんの水分を得ることは大切なことです。
定期定期に水を飲む
「水分を摂りなさい」と言うことは分かってはいるけれど・・・
何て云うことも多いと思います。
そんな時は、時間を決めて水分を摂取することは大切なことです。
昔から、10時の休憩時のお茶や午後3時のお茶など、工夫されていたように私たちも定期的な時間を決めて水分摂取は大切です。
果物や野菜などで水分を補給する
水ばかり飲んでいると、栄養補給が疎かになってしまいます。
そんな時の知恵として、たとえば、、、
- キュウリを持ち歩く
- みかんなどの果物をたべる
- バナナで補給する
- リンゴやスイカを食べる
などの工夫をすると栄養も摂取できるので一石二鳥です。
まわりの人が気づかってあげる
じつは、「まわりの人が気づかってあげる」ことは、非常に大切です。
というのは、、、
「かくれ脱水」は、本人はまったく気づいていないので、症状が出た場合には、手遅れという事態も多いのです。
特に気をつけなければならないのは、、、
- 老人
- 幼子
- 介護者
老人の多くは、水分が足らず危険な状態にあっても感覚が鈍っていることで、自覚症状がありません。
また、、、
幼子は、気分が悪くても言葉にならず、放置されている場合が多いのです。
さらに、、、
介護が必要な人は、身軽に水分を摂取できない場合が多く、まわりの人が気づかってあげることが必要です。
そして、、、
上記にあげた以外にも仕事で忙しく立ち回る成人や家事などで忙しいお母さんもその対象になります。
「かくれ脱水」は、どこでも誰にでも起こります。
加湿器などで室内の湿度を管理する
加湿器などがあると、室内の湿度を管理できます。
暑い室内だと、知らぬ間に身体から水分が出て、体内の水分量が減ってしまっています。
室内の湿度を50〜70%にすることで、体内から蒸発する水分量を調節できます。
こういった器具を使うことも大切です。
糖尿病や動脈硬化などの基礎疾患のある人は要注意
基礎疾患のある人は、本当に「かくれ脱水」には注意してください。
たとえば、、、
糖尿病患者や動脈硬化、高血圧の人や心不全を患っている人などは利尿薬を飲んでいる人が多く、このような方々は「かくれ脱水」になる可能性が大きいです。
これは、、、
基礎疾患があると、腎臓の機能が低下しているので、水分や電解質などのミネラル分が慢性的に不足しています。
ですから、、、
日頃からのケアが必要です。
それは、、、
本人もまわりの家族も一緒になって、気づくことが大切です。
また、、、
主治医にあらかじめ注意点を伺っておくことも大切でしょう。
ではでは。
あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |