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風邪を引いたらお風呂に入って免疫力を上げよう。代謝が向上し、質の良い睡眠が得られます。

お風呂、入浴

「風邪を治す薬ができたらノーベル賞もの」といわれますが・・・
その答えは?!

よく「風邪を治す薬ができたらノーベル賞」が取れると耳にしますが、、、

その答えは・・・

発熱、鼻水、咳などの症状が出ると風邪を引いたと思いがちですが、じつはその症状はすでにカラダが風邪の治療中の症状

なのです。

なので、、、

「風邪の治療中の薬入らない」が大正解です。

ですから、、、

風邪の症状が出たら、安静にして免疫力を高める行動を取るべきです。

風邪の症状が出たら、安静にして免疫力を高める行動を



ということで、、、

免疫力を高める近道は、お風呂に入ることです。

前回記事にした「お風呂で免疫力アップ」を再掲します。

風邪を引いたらお風呂に入って免疫力を上げよう。ボーダラインは、体温38度。



  • 入浴には、以下のような素敵な効果があります。
  • 体温が上がる
  • 代謝が上がる
  • 腸の活動が活発になる
  • 質の良い睡眠が得られる
  • ストレス解消になる
  • 疲労回復
  • 血流が良くなる などなど

お風呂には最高の治療があります。




ぜひ、活用しましょう。


風邪を引いたら、お風呂に入って免疫力を上げよう

昔の人たちは、、、

「風邪を引いたら、お風呂に入ってはダメ」

と、必ずいっていました。

それは、昔のことの話です。

昔の家は、風通しが良く、湯冷めする可能性が高かった

というのは、、、

現代建築と違い、昔の家は家屋と風呂が別々の場所にあったり、建物自体が非常に風通しが良く、湯冷めする可能性が高かったのが原因で「風邪を引いたら、入浴禁止」といわれていたのです。

しかし、現代の建築は密封性も良く、隙間風が入ってきません。

また、、、

保温効果も優れているので、昔のようにお風呂に入っても「湯冷め」することはほとんどないといえます。
現代のお風呂は、密封性が高く保温効果も優れている

 





風邪引き状態でも、入浴することで免疫力がアップする

まず、風邪とは何でしょうか?

風邪とは
ウイルスに感染することで、喉や鼻の炎症の総称のこと。

風邪の症状は、以下のような特徴があります。

喉や鼻の炎症によって、せき・たん・のどの痛み・発熱・くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状を引き起こすこと。

このような発熱や咳・たんなどの炎症で免疫機能が下がります。

喉や鼻の炎症によって、免疫力が低下します

免疫力が、低下すると風邪の症状はさらに悪化し、重篤な問題を抱えることになります。

 





風邪を引いたら、お風呂を利用して免疫力を向上させる

免疫力の低下は、主に血流が滞ることから起こるようです。

ですから、、、

お風呂を利用することで「お風呂の水圧で、血流を良くする」「血流が良くなって、リラックスする」「湯気などで、鼻づまりを改善する」などの効果がみられます。

そして、、、

血流が良くなると免疫細胞が活性化します。

また、、、

お風呂でリラックスすることで、副交感神経の動きが高まります。
すると、免疫細胞のリンパ球が増えて、風邪の原因のウイルスなどを攻撃してくれる

ということで、風邪の治りが早くなると考えられています。

 





お風呂で、鼻の粘膜の炎症をおさえる

喉や鼻の粘膜には、「線毛」と呼ばれる細かな毛のような組織があり、細菌やウイルスの体内への侵入を防ぐように活発に運動しています。



この「線毛」は、細菌やウイルスの侵入によって線毛細胞が破壊されると、いよいよ「風邪を引く」ということになります。

ですから、、、

お風呂に入ることで、鼻腔や喉が潤い「繊毛運動」が活発になり、回復度合いも早くなります。

逆に、、、

鼻腔や喉が渇いた状態だと「繊毛運動」が鈍くなり、別の病原体がさらに侵入し、悪化するということも少なくありません。

なので、、、

お風呂に入って、鼻腔や喉を湯気で潤して上げましょう。
さらに、湯気によって鼻づまりの解消も期待できます。

 





風邪を引いた時の入浴の目安とは

風邪を引いたからお風呂に入ろうって、単純に考えてはいけません。不用心に入浴して悪化することもあるかも知れません。

そこで、入浴前に注意することとは、、、

  • 熱が38度以上ある
  • 悪寒がする
  • 全身の倦怠感が酷い
  • ふらつく

さらに、、、

  • 嘔吐、下痢、めまいや頭痛が酷い
  • ご飯がまったく喉を通らない

などの症状の時は、入浴を避けましょう。

入浴前に注意すること

風邪を引いていて入浴する時には、以下のようなことに注意が必要です。

  • コップ1杯の水を飲む
  • 脱衣所を暖める
  • 湯船は、フタをしないで湯気を出す
  • お風呂場は、シャワーで暖める

などの工夫が必要です。

ヒートショックや浴室熱中症などの危険性があります。

ヒートショックや浴室熱中症に関しては、当ブログでいろいろと扱いました。

冬場の『浴室熱中症』は危険!体温37度、お湯42度、入浴時間26分で体温40度に急上昇する

『浴室熱中症』をデータでみる。高齢者の「不慮の溺死及び溺水」による死亡は、10年間で1.5倍に増加。

冬場に怖いヒートショック「浴室熱中症」対策をしている人は少なく82.6%が知らないと答えた。

入浴後に注意すること

お風呂で体が温まり、風邪を引いているからといって布団に直行はいけません。

まず、、、

  • 入浴後の湯冷め防止で、汗や肌の着いた水分をしっかり拭き取る
  • 濡れた髪は、ドライヤーでしっかりと乾かす。
  • コップ1杯の水を飲みましょう。
    できれば、ミネラルを補給することをおすすめします。

また、、、

  • 入浴後1時間以上、時間を空けてから就寝する
    (入浴後は2次発汗が起こるため湯冷めの原因になる)
お風呂から上がったら、ドライヤーしっかりと乾かしましょう。

お風呂に入って、風邪を家族にうつしてしまうのでは

お風呂に入ったら、家族にも風邪がうつるのではと考えがちです。

が、、、

お風呂のような高温多湿の環境では、ウイルスは生存できないために一般的には、家族にうつす可能性は低いと考えられています。

しかし、、、

それでも家族にうつしたら大変と考える方は、一番最後にお風呂に入ることをおすすめします。

また、、、

お風呂で使ったタオルなどは感染のリスクがあるので、使い回しは辞めましょう。

 





ではでは。

 





参考にしたサイト
ライオン:「のど」の働きとは?のどの構造と細菌やウイルスを体外へ排出する仕組み
クラシエ:お風呂で免疫力アップ!医師が教える正しい入浴12のルール
PR TIMES:入浴で4割以上が症状緩和、風邪とお風呂のアンケート調査結果
おふろのじかん:風邪を引いたらおふろは入る?入らない?判断基準を解説!

 





 





入浴前にミネラルを

 





 





 





タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。