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冬場に怖いヒートショック「浴室熱中症」対策をしている人は少なく82.6%が知らないと答えた。

COVID-19

多くの人が、ヒートショック「浴室熱中症」対策を知らない

集中的にヒートショック死や「浴室熱中症での溺死」を取りあげてきました。

ヒートショック死よりも怖い「浴室熱中症」浴室死は交通事故死よりも多いという現実。

年間約2万人が亡くなっている浴室事故死。その多くは『浴室熱中症』意識がなくなり気絶する。

冬場の『浴室熱中症』は危険!体温37度、お湯42度、入浴時間26分で体温40度に急上昇する

『浴室熱中症』をデータでみる。高齢者の「不慮の溺死及び溺水」による死亡は、10年間で1.5倍に増加。

私自身、身内をこの『浴室熱中症』で失ったことの経験から多くの方々に冬場での『ヒートショック死』や『浴室熱中症での溺死』を知ってもらいたいと思って記事にしています。

今回は、どうすれば『ヒートショック死』や『浴室熱中症での溺死』から未然に防ぐことができるのかをテーマに記事にしていきたいと思います。

まず、、、

多くの人が、ヒートショック「浴室熱中症」対策を知らない

という事実です。

ヒートショック「浴室熱中症」対策を82.6%が知らない

このデータは、「糖尿病ネットワーク:冬の「ヒートショック」を予防 糖尿病の人は入浴時の血圧変動に注意」から取ったとものです。

東京ガスなど12社が協働し2019年に、社会貢献型啓発プロジェクト「STOP!ヒートショック」においてプロジェクトに参加しているガス器具メーカーリンナイが2018年に47都道府県の20~60歳代の男女2,350人を対象に行ったインターネット調査では、

  • ヒートショック「浴室熱中症」対策を知っている 17.4%
  • ヒートショック「浴室熱中症」対策を知らない 82.6%

という驚くべき数値がでています。

そこで対策法を述べていきたいと思います。

日本家屋に多い、浴室などの水場は北側あるのも原因のひとつ

昔から日本では、お風呂とか便所は北側にあることがほとんどです。

お風呂や便所は寒い北側にある

ですから、、、

お風呂に入ろうとして、温かい居間から寒い北側の浴室へ移動するだけでも激しい寒暖差になります。

すると、、、

寒さを防ぐために血管は縮まり、血圧が上昇します。
そして、浴槽に浸かると一気に血圧が下がります。その時、心臓は相当なダメージを受けます。

これが、、、

ヒートショックによる心筋梗塞や脳卒中に繋がるのです。

血管は縮まり血圧が上昇し、浴槽に浸かると一気に血圧が下がる。

 





ヒートショック「浴室熱中症」対策は!?

ヒートショック「浴室熱中症」を防ぐためにはいろいろ方法があります。

まずは、、、

持病や体調が優れない方は、さらに注意が必要です。

寒い脱衣所や浴室は暖めておく

第1にヒートショック「浴室熱中症」を防ぐためには、寒い脱衣所や浴室は暖めておくことが大切です。

それは、、、

急激な血圧の変動を防ぐことになります。

例として、、、

  • 脱衣所に暖房器具を設置する
  • 湯を浴槽に入れるときにシャワーから給湯する
  • お風呂が沸いたら、浴槽をよくかき混ぜて湯気をおこして浴室を暖める

などの工夫で、寒暖差を防ぐことができます。

寒い脱衣所や浴室は暖めておく

お湯の温度は41度。
入浴は、10分まで

高齢になると、「温まらないから長い時間、お湯に浸かっている」という人が多いです。

じつは、、、

『浴室熱中症』は、10年間で1.5倍に増加しています。

また、、、

病気のない健常な人で体温37度、お湯42度、入浴時間26分で体温40度に急上昇し、意識がなくなる可能性が高いのです。

これが、長風呂などでの溺没が原因です。

対策法としては、、、

  • 長風呂にしない入浴時間は10分まで
  • かけ湯を十分行ってからお風呂に浸かる
  • 心臓から遠い足の方からゆっくり湯船に浸かる
これは、危ない!!
政府広報ライン:交通事故死の約2倍?!冬の入浴中の事故に要注意!より

浴槽から急に立ち上がってはいけない

通常、長時間しゃがんでいるの場合でも、急に立ち上がればめまいを起こすことがあります。

入浴中も同じです。

入浴中は、お湯で水圧が掛かっており、この時急に立ち上がると圧迫されていた血管が一気に拡張します。

すると、、、

一気に拡張した血液は、脳に行く血液が急激に減ることにより、脳が貧血状態を起こします。

こうなると、、、

脳の貧血状態により、意識を失ったり、めまいを起こして転倒するリスクが高まります。

ですから、、、

浴槽から上がる時はノンビリと浴槽のヘリに手を置き、手すりがあれば手すりを使いゆっくり立ち上がりましょう。

浴槽から上がる時は浴槽のヘリに手を置きゆっくりと立ち上がる

入浴前に同居人にひと声かける

これは、絶対やっていただきたいことですが、、、

ご家族や同居人がいるなら、ひと声かけてからお風呂に入りましょう。

ひと声かけてからお風呂に入りましょう。

ひと声かけていれば、、、

  • 貧血を起こして転倒しても早期発見になる
  • 長風呂で浴室熱中症を起こしても同居人が気がついてくれるかもしれない
  • もしもの時に早めに救急車を呼べるし、応急処置ができる

などのメリットがあります。

同居人は、入浴者の動向に注意して上げる

とくに高齢者が入浴中の場合、家族や同居人のサポートは重要です。

高齢者が入浴している場合は、以下のようなことに注意してください。

  • 妙に入浴時間が長い
  • 風呂場から音がしない、気配が無い
  • 大きな音がした など

入浴中に「音がしない」とか「突然大きな音がした」などは、何かの異常のサインです。

そんな場合は、まよわず「声がけ」してください。

入浴中に「音がしない」とか「突然大きな音がした」などは、何かの異常のサイン

 





ヒートショック「浴室熱中症」になりやすい人は?

ヒートショック「浴室熱中症」は、健常な人でも簡単に起こってしまう事故ですが、以下にあげたタイプの人はとくに注意が必要です。

  • 高齢者
  • 高血圧
  • 糖尿病などの生活習慣病の持病を持っている
  • 飲酒後に入浴する
  • 熱い風呂が好き
  • 一番風呂が好き
  • 生活習慣が悪い、栄養のバランスがおかしい など



主なものを取りあげます。

高齢者

高齢者が、ヒートショック「浴室熱中症」の事故に遭うのは統計的にも顕著です。

とくに65歳以上の高齢者のヒートショック死および浴室熱中症での溺死は多いのが特徴です。

高齢者が多い理由は
高齢者は加齢によって、血管が硬くなっており血圧の変動に対するリスクが高い。
また、皮膚の寒暖差に対する感覚が鈍っており、暑さ寒さを自覚しづらいことが挙げられます。

高血圧の人

高血圧の人は、平常時でも血圧が高い。

ですから、、、

血圧が大きく変動しやすい

のです。

高血圧の人が多い理由は
高血圧の人は、血圧の急激な変動が起こりやすいので、寒暖差が激しい入浴状態だと、ヒートショック事故を起こすリスクが高い。
寒いところから熱いところへ移った際に血圧が一気に下がり気絶する可能性があります。
寒いところから熱いところへ移った際に血圧が一気に下がり気絶する可能性がある

糖尿病などの生活習慣病の持病を持っている

生活習慣病と云えば、糖尿病が有名ですが原因と考えられているのは、、、

  • 偏った食事
  • 運動不足
  • 喫煙
  • 飲酒
  • 不摂生

また、、、

生活習慣病になれば、脳血管疾患や心疾患、それらの危険因子となる動脈硬化症や糖尿病、高血圧症、脂質異常なが含まれます。

なかでも、、、

糖尿病や脂質異常症などの持病がある人は、ヒートショックを起こすリスクが高いです。

ですから、、、

生活習慣病の人が多い理由は
動脈硬化が進み、血管が硬くなっている可能性が高いこと。
血圧の変化に敏感であり影響を受けやすい。

さらに、、、

心疾患のある人は、心臓に負担が掛かるので、心筋梗塞や脳卒中の可能性も高まります

動脈硬化が進み、血管が硬くなっている可能性が高くヒートショックのリスクが高い

飲酒後に入浴する

飲酒後の入浴は非常に危険です。

飲酒後に入浴する人が多い理由は
飲酒によって、血圧が下がりやすくなっていることでヒートショック死や浴室熱中症での溺死のリスクが高いです。

飲酒後は、入浴しないことを心がけましょう。

飲酒によって、血圧が下がり浴室事故を起こしやすい

 





栄養をしっかり摂って丈夫な身体を維持する

ヒートショック「浴室熱中症」の危険因子を挙げてきましたが、基本的な食事のバランスも大切です。

ヒートショック「浴室熱中症」予防には、、、

  • ストレスを溜めない
  • 疲労を残さない
  • 食生活に気を配る
  • 体調管理をこころがける

などの工夫が必要です。

とくに、食生活は体の基本です。

ビタミンB群(葉酸・ビタミンB6・ビタミンB12)の不足は、ヒートショック「浴室熱中症」のリスクを高めます。

これは、、、

動脈硬化の危険因子である血液中のホモシステイン濃度を高くすることがあります。

また、、、

動脈硬化対策ビタミンが大切
ビタミンA・C・Eなどの抗酸化ビタミン、体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンは、動脈硬化のリスクを下げる重要なビタミンです。

さらに、、、

これらのビタミンを上手に補うには、ミネラルがなければ吸収できません。
なので、緑黄色野菜をはじめミネラルとビタミンの摂取を心がけることが肝要です。

ヒートショック「浴室熱中症」予防には、緑黄色野菜をはじめミネラルとビタミンの摂取を心がける

 





ではでは。

 





参考にしたサイト
健康サイト:ヒートショックとは?どんな人がなりやすい?医師が症状や対策まで詳しく解説!
政府広報ライン:交通事故死の約2倍?!冬の入浴中の事故に要注意!
糖尿病ネットワーク:冬の「ヒートショック」を予防 糖尿病の人は入浴時の血圧変動に注意

 





熱中症対策にミネラルを

 





 





タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。