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今年は、毎日ニンジンジュースを飲みましょう。人参には、フリーラジカル(活性酸素)を除去し癌を予防する働きがあります。

人参には、癌を予防する働きがある 健康豆知識

人参に含まれるカロテノイドは、乳ガン、大腸ガン、胃ガンの予防効果がある

ニンジンは、昔から健康に良いといわれています。

昔の文献を見ると「ガン治療(ゲルソン療法)」に用いられていました。

ガンと闘う医師のゲルソン療法 (自らのガンを克服した精神科医が選んだ究極の栄養療法)

この本の著者、星野ドクターは、以下のように述べています。

ゲルソン療法は、単なる根拠のない民間療法ではありません。
医師としてのゲルソン博士が、知識と臨床経験から生み出した、科学的根拠のある食事法であり、栄養療法です。
いまだに解明されていない部分もありますが、やがて化学的にすべて明らかにされるでしょう。

それは、、、

ニンジンに含まれるβカロテン、αカロテン、ルテイン、リコピンなどの抗酸化物質は、フリーラジカル(活性酸素)を除去する働きがあり、癌を予防する効果がある

総合南東北病院 広報誌 健康倶楽部/2010年8月号「がんを予防するために食べたい野菜」

ニンジンは、癌を予防する働きがあります。
ニンジンは、癌を予防する働きがあります。

さらに、ニンジンの葉も栄養満点です。

ニンジンの葉には、カロテン、ビタミン、カリウムなどの栄養素が豊富です。
なので積極的に無農薬の葉つきのにんじんを摂りましょう

おすすめします。

 





ニンジンをたくさん摂ると男性は胃ガンになりにくい!?

国立がん研究センターの研究結果では、ニンジンに含まれるβカロテンのカロテノイドやビタミンが、男性の胃ガンが発生しにくいことを発見しました。

これは、、、

「β-カロテン濃度が高い男性」は、胃ガンの発生率が低い

という調査結果。

一方、、、

女性はというと、βカロテンと胃ガンの発生率の関係は関連付けることはできなかったようです。
考えられる理由としては、女性は男性に比べてもともとβカロテン濃度が高いことが挙げられます。

どれくらいの量のニンジンを摂るべきか

ゲルソン療法で自身のガンを克服した星野仁彦医師は、「ガンと闘う医師のゲルソン療法」の中で、、、

ニンジンジュースを1日に1200cc~3000ccがおすすめで、数回に分けて摂る

※症状の状況によっても変化します。

1日に1200cc~3000ccというと、けっこうな料だと思われるかもしれません。
が、、、
抗ガン剤に疑問を持つ方であれば、抗ガン剤の代わりとして考えればこの量でも納得するでしょう。

アメリカのガン研究所では、望ましいβカロテンの摂取量は1日に6mgをすすめています。

ニンジンジュースは、1200cc~3000ccがおすすめで、1日に数回に分けて摂る
ニンジンジュースは、1200cc~3000ccがおすすめで、1日に数回に分けて摂る

 





ニンジンを上手に摂るにはニンジンジュースが最適です

ニンジンには、豊富な食物繊維が含まれています。

なので、、、

煮てニンジンをたくさん摂るという方法もよいです

が、、、

今回はジュースにして飲む方法を紹介します。

ニンジンを上手に摂るにはニンジンジュースが最適
ニンジンを上手に摂るにはニンジンジュースが最適

「ニンジンジュースは、ビタミンCを破壊する」は間違いです

以前は、ニンジンと他の果物などを一緒にジュースにするとビタミンCが壊れるという理由でニンジン単独でのジュースをおすすめすることが多かったです。

が、現在では「にんじんに含まれるアスコルビナーゼがビタミンCを壊してしまう」というその論拠は否定されています。

というのは、下記のサイト

野菜等健康食生活協議会事務局」では、以下のような説明があります。

アスコルビナーゼ(現在、この酵素名は学術用語ではない)はアスコルビン酸酸化酵素のことで、還元型のビタミンC(L-アスコルビン酸)を酸化型ビタミンC(デヒドロアスコルビン酸)に変化させます。
体内でも還元型ビタミンCはデヒドロアスコルビン酸に酸化されますが、状況に応じて容易に還元型に戻ります。
実際、還元型を摂取しても酸化型を摂取しても人体内ではほとんどが還元型として存在することが実験でわかりました。
そのため、「還元型ビタミンCと酸化型ビタミンCのビタミンC効力は人体内では同等である」とされ、「四訂食品成分表」からは、還元型と酸化型を合わせた総量(総ビタミンC)をビタミンC量として示しています。

ですから、どんな野菜や果物と一緒でも安心してジュースにして飲んでください。

おすすめは、、、

リンゴとニンジンのジュースです。

リンゴの驚くべき効果とは


リンゴは、口当たりも良く栄養も摂れるのでニンジンと摂れば相乗効果望めます。

格言に「リンゴは医者知らず」と昔からいわれます。

1日に1個のリンゴを食べる習慣がある人は、健康だといわれています。

事実、ヨーロッパでは多くの臨床試験が行われており、「リンゴを食べる習慣がある人」は、健康状態が良いという結果の論文があります。

リンゴを摂る習慣があると、、、

コレステロール値が低下し、心筋梗塞や脳卒中、気管支炎の予防にもなり、ガンが予防できたり神経系の病気も予防できる

という論文も多くみられます。

リンゴの驚くべき効果
リンゴの驚くべき効果

さらに、、、

東日本大震災では、リンゴの皮に含まれているリンゴペクチンは、放射性物質を体から除去してくれる効果があると評判になりました。

皮まで一緒に食べましょう

ニンジンやリンゴをジュースにする場合は、皮は剝かないで丸ごと食べる気持ちで作りましょう。

その場合は、ぶつ切りにしてジューサーに入れると良いです。

ジュースにすることで、吸収率が1.5倍に

βカロテンを上手に摂るには、生の野菜で摂る方法よりもジュースにすることで吸収率がぐんと高まります。

なので、、、

ジュースにすれば、1.5倍の吸収率になるのです

高速ジューサーではなく、スロージューサーを

いろいろと便利な高速ジューサーですが、ニンジンジュースの場合だと摩擦熱が発生して、一部の栄養素が減少することが多い。

と、いわれています。

ですから、、、

スロージューサーを使ってニンジンジュースを作るようにしてください。

クイジナート スロージューサー CSJ-600PCJ

 





同じ人参という名前だけど、まったく違う「ニンジン」と「朝鮮人参」の違いについて

ここまでニンジンの効力について見てきましたが、、、

朝鮮人参もニンジンの名前があるので、同じ”ニンジン”なのか?

という疑問が浮かんできます・・・

ですが、、、

「ニンジン」と「朝鮮人参」は、まったく違う種類です!

朝鮮人参は、ウコギ科
ニンジンは、セリ科

まったく違う「ニンジン」と「朝鮮人参」
まったく違う左「ニンジン」と右「朝鮮人参」
  • 人参は、カロチンやビタミンA、カリウム、食物繊維などが主な栄養素
  • 朝鮮人参はビタミン、タンパク質、アミノ酸、炭水化物、ミネラル、そしてサポニン(ジンセノサイド)が含まれています

参照:高麗人参とは?

ニンジン豆知識

スーパーや八百屋さんで見るニンジンは、太くて短いものが多いですよね。
じつは、そのニンジンは「西洋系ニンジン」といわれているものです。

ニンジンの原産地は、東アジア地方といわれており「西洋系ニンジン」と「東洋系ニンジン」に分かれます。

・西洋系ニンジンは、短くて太いのが特徴
・東洋系ニンジンは、長くて細いのが特徴

日本にニンジンが伝わったのは、16世紀から17世紀といわれていて時代的には江戸時代頃になります。
この時、日本に伝わってきたのは「東洋系ニンジン」。
ただ「東洋系ニンジン」は、栽培するのが難しいのが難点で、明治期になると「西洋系ニンジン」がどんどんと伝わってきて、栽培しやすい「西洋系ニンジン」が現代では主流になっているといいます。
参照:ウィキペディア:ニンジンより

 





次回は、さらにニンジンの素晴らしい効果について紹介します。

たとえば、サルコペニアやフレイル、人参栄養湯、COPDなどの効果について

 





 





ではでは。

 





参考にしたサイト
免疫力アップにはにんじんジュース!?その他の嬉しい効能も解説!
野菜等健康食生活協議会事務局
サルコペニア(筋肉減少症)の漢方
ゲルソン療法の6つの基本
【医師によるコラム】「リンゴは医者いらず」は本当か?

 





今の日本人に足らないのは「ミネラル」です

 





Photo by Ayelt van Veen on Unsplash
Photo by Jonathan Pielmayer on Unsplash

 





タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。