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生誕150年 横山大観展に観に

旅するあいがとや

東京竹橋の東京国立近代美術館で開かれている

生誕150年 横山大観に行ってきました。

 

大観の日本画の世界に圧倒されてしまいました。

どう圧倒されたかというと、、、

 

素晴らしい感激したとかいうものもありますが、

日本画の持つ空間の広がりというか微細なものを排除して魅せる美しさの限界のようなものを感じました。

 

ため息が出るというのは、こういうことを言うのでは無いでしょうか。

 

日本人で良かったと改めて思いました。

 

例えば、何も描いていない空間を感じ取る感性は西洋人にはないもので

極東の人々で無いと感じられない感性だと思います。

 

木々をぼけて描いてあれば、霧や霞が深くなっているんだな。

 

とか、、、

 

斜めに細い線が走るように描かれていたら、

小雨が降っているんだな。

 

と、感じる日本人。

 

描く対象だけを精密にそして大胆に描いてみせる技量は
観る人と描いた人の会話のように思えました。

 

 

時には、過ぎ去る時も忘れて、

 

絵画鑑賞に浸るのも良いものですね。

横山大観展

 

さて、次回はどこに行こうかな。

タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。