更年期以降、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が急激に減ると肝臓に障害が起こる
女性は、更年期になるまでは女性ホルモンである「エストロゲン」にさまざまな問題から守られていました。
たとえば、、、
- 子宮内膜を厚くして、妊娠に備えます。
- 女性らしいカラダ
(乳房の発育や、丸みのあるカラダ)をつくります。 - コラーゲン産生をうながし、美肌をつくります。
- 血管、骨、関節、脳などを健康に保ちます。
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エストロゲンの急激な減少で肝機能が低下
更年期からは、ホルモンのバランスが崩れて体に大きな負担がかかるようになります。
肝臓の機能もその1つです。
それは、、、
更年期以降、エストロゲンの分泌が減ることにより、肝臓機能が低下して疲労感や脂肪肝、また慢性肝炎のリスクが高まります。
更年期障害によってγーGTPが上がる
女性ホルモンのエストロゲンは、内臓脂肪の燃焼や脂質の代謝を助ける働きがあります。
しかし、、、
更年期でエストロゲンの分泌量が減るとエストロゲンの分泌量が減るとコレステロールや中性脂肪の値が上昇します。
すると、、、
増加した脂質は、肝臓が代謝するので、γ-GTPが上がる
のです。
γ-GTPの上昇は、お酒が原因と思われがちですが、更年期障害での肝機能低下も大きな原因です。
レモンの2倍含まれている梅干しの
クエン酸パワーで肝機能をアップしよう
このブログでも「クエン酸」に関してはいろいろと取り上げてきました。
乳酸は、ガン発生のスイッチ。クエン酸は乳酸を減少させる力がある。未知なるクエン酸のパワーとは。
この、、、
クエン酸は、人間が生きていく上でエネルギーをつくり出すために必要不可欠で大切な成分です。
また、、、
乳酸の生成を抑制し、疲労回復にも効果があり、クエン酸を多く含む「梅干し」は古くから食べられています。
クエン酸は、ざっと上げても以下のような効果があります。
- 肝臓病の改善効果
- ミネラルの吸収を促進する効果
- 疲労回復効果
- 食欲を増進させる効果
- エネルギー生成効果
- ダイエット効果
- 筋肉痛を防止する効果
- 痛風に対する効果
クエン酸は、ミネラルの吸収を促進する効果がある
クエン酸は、体内のミネラルの吸収を促進することが知られています。
クエン酸は、ミネラルと結びついて「キレート化」を行います。
これにより、、、
ミネラルが腸内でより安定して存在し、体内での吸収が効率よく進みます。
これは、、、
キレート化されたミネラルは、腸壁を通過しやすく、体内に取り込みやすくなります。
ルーラル電子図書館:キレート化・錯体
クエン酸がレモンの2倍の梅干し1つで、「腸内環境の改善を」
クエン酸には、腸に存在する悪玉菌の増殖を抑えることや、腸を刺激して便を排出させやすくする働きがあります。
カルシウム | クエン酸とカルシウムの結びつきによって、カルシウムが腸内でより溶けやすくなり、吸収が促進されます。これは、特に骨の健康を維持するために重要です。 |
鉄 | 鉄分の吸収も、クエン酸の作用によって改善されることがあります。鉄は体内での吸収が難しいミネラルですが、クエン酸があることで吸収率が向上します。 |
マグネシウム | クエン酸がマグネシウムの吸収を助けることで、エネルギー代謝や神経機能をサポートする役割があります。 |
ではでは。
参考にしたサイト
大正製薬:疲労をためない手軽な工夫?疲労回復に役立つクエン酸を上手に取りましょう
わかさの秘密:クエン酸
森田薬品工業:更年期におけるカルシウム摂取
あすか製薬株式会社:年齢とともに変化!女性ホルモン
アイラシイ:更年期以降は肝機能低下に要注意!意識したい「γ-GTP」とは?
あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |