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オリーブオイルを長期的に摂ることで、脳の健康や腸内環境、美容などのメリットが実感できます。

あいがとや商品

地中海式ダイエットで火がついた、
オリーブオイルの消費量が増加

今回は、オリーブオイルの良さについて記事にしていこうと思います。

オリーブオイルが、ことさらに注目を浴びたのは『地中海式ダイエット』でした。ご存じの方も多いと思いますが、改めて『地中海式ダイエット』とは何だったのかをご紹介します。

地中海式ダイエットとは
野菜や豆類、魚を中心に、肉類、卵、チーズ、ヨーグルトは控えめにする食生活のことで、心疾患や肥満、糖尿病などの生活習慣病のリスクを低下させると、2014年にアメリカのハーバード大学の研究班により、ヒトでも地中海食が寿命を延ばす効果があることが示唆されました。
2020年にアメリカの情報誌「US.News&World Report」で地中海式ダイエットが紹介されました。

それは、、、

数あるダイエット法の中で、専門家たち(心疾患の専門医、栄養士、ダイエットコンサルタントなど)が評価して、地中海式ダイエットは3年連続で首位を獲得しました。

地中海式ダイエットとは、野菜や豆類、魚を中心に、肉類、卵、チーズ、ヨーグルトは控えめにする食生活のこと。

地中海式食事法は、エクストラバージンオイルが中心になっている

地中海式食事法は、食事制限よりも食事のスタイルに重きを置いており、「痩せる」というよりも骨の強化や心臓の健康改善を目指しています。

その、、、

地中海式食事法の中心を担っているのがエクストラバージンオイルなのです。

 

オリーブオイルの良さとは

オリーブオイルの特長として心血管系をサポートしてくれること

それは、、、

オリーブオイルには、一価不飽和脂肪酸、特にオレイン酸が含まれていて、オレイン酸は、動脈硬化や心臓病のリスクを低減させる

のです。

このオリーブオイルの良さを引き出すには、オリーブオイルの製造法が大きな影響をもたらします。

それは、、、

オリーブの果実の収穫から抽出までの経過時間

なのです。

オリーブの果実は、果実に含まれる脂肪酸とグリセリンの結合が徐々に弱まり、遊離脂肪酸として分離する

オリーブの果実は、果実に含まれる脂肪酸とグリセリンの結合が徐々に弱まり、遊離脂肪酸として分離していきます。

この、、、

遊離脂肪酸の増加は、オリーブオイルの酸化を引き起こす要因になるのです。

しかし、、、

オリーブは、オリーブオイルとして抽出されると遊離脂肪酸の増加はほぼ停止します。

ですから、、、

オリーブの果実を収穫してからどれだけ早く抽出するかが、質の良いオリーブオイルを生み出すかの鍵になります。
オリーブを収穫してすぐに抽出することで、遊離脂肪酸の量を最小限に抑え、より高品質で安定したオリーブオイルになります。
オリーブを収穫してすぐに抽出することで、
遊離脂肪酸の量を最小限に抑え、
より高品質で安定したオリーブオイルに

オリーブオイルは、酸度によって品質が区別されます。

酸度とは
オイル中に含まれる遊離脂肪酸の量を示す指標で、酸度1%とは、100gのオリーブオイルに1gの遊離脂肪酸が含まれていることを示しています。
  • 遊離脂肪酸が多ければ、酸化の進行が早いオイル。
  • 遊離脂肪酸が少なければ、オリーブオイルの品質が高くなる。

さらに、、、

エクストラバージンオイルとは
国際的な基準で酸度が0.8%以下のものを指し、これが最高品質とされています。
酸度0.1%のオリーブオイルが最高品質で、この酸度0.1%から離れれば離れるほど品質は低下する

ということになります。

しかし、、、

残念ながら、日本では酸度2%以下でもエクストラバージンと表示されることが許されています。。

ですから、、、

エクストラバージンだからといって購入せず、酸度を調べて購入することが肝要です。

オリーブオイルが、身体によい最大の特長とは

それは、、、

オリーブオイルの最大の特長は、豊富なビタミンEやポリフェノールを含んでいること。
豊富なビタミンEやポリフェノールの成分は、抗酸化物質で、体内のフリーラジカル(活性酸素)を中和して細胞の酸化や老化を防ぐことが研究で明らかになっています。

たとえば、、、

オリーブオイルを新選な状態で飲んでみると、オリーブオイル特有のピリピリ感や辛味を感じることがあります。

この、、、

ピリピリ感や辛味は、『オレオカンタール』という特定のポリフェノールが原因です。

『オレオカンタール』は、解熱鎮痛剤のアスピリンと似た抗炎症効果を持っていることが発見されています。

この、、、

抗炎症効果は、関節炎や炎症性の疾患の症状の緩和

さらに、、、

心血管疾患のリスクの低減が期待されています。

さらに、、、

神経細胞を保護する効果やアルツハイマー病のリスクを減少させる作用

さらに、、、

特定のがん細胞の増殖を抑制する抗ガン作用も研究で明らかにされています。

オリーブオイルには、アルツハイマー病のリスクを減少させる作用がある



以前、このブログでも日常的にオリーブオイルを摂取している長寿の島「イタリアの100歳超えの人々の割合が日本の5倍もいる島、サルディニア島」という話題をご紹介しました。

ウォーキング秘訣。早期死亡を防ぐなら1日20分。長生きしたいなら、1日60分歩く。

ウォーキングの秘訣。早期死亡を防ぐなら1日20分。長生きしたいなら、1日60分歩く。ハーバード大学研究論文から

オリーブオイルを長期的に摂取することで
アルツハイマーや抗ガン作用が活きてくる

ご紹介した、、、

心血管疾患のリスクの低減やアルツハイマー病のリスクを減少、がん細胞の増殖を抑制する抗ガン作用は、日常的にオリーブオイルを適量摂取することで長期間にわたって体に積み重ねられます。

さらに、、、

美容面では、オリーブオイルのビタミンEが皮膚の健康をサポートして乾燥や紫外線によるダメージを和らげ、皮膚の老化を遅らせる効果があります。

ビタミンEが皮膚の健康をサポートして乾燥や紫外線によるダメージを和らげ、皮膚の老化を遅らせる

また、、、

オリーブオイルは、目の疲れや乾燥から守る働きを持っています。

とくに、、、

長時間パソコン作業をする現代人にとっては欠かせない効果といえます。

オリーブオイルは、目の疲れや乾燥から守る働きを持っています

ですから、、、

オリーブオイルの効果を最大限に受けるためには、日常的にオリーブオイルを摂取することが重要です。

なので、、、

サラダやパスタ、焼き魚や肉料理にも適量のオリーブオイルを加えることで、その美味しさとともに健康効果を手に入れることができます。

焼き魚や肉料理にも適量のオリーブオイルを加えることで、その美味しさとともに健康効果を手に入れることができる

オリーブオイルに含まれるポリフェノールが身体によい理由

オリーブオイルに含まれるポリフェノールは、健康を維持するうえで非常に価値のある成分として知られています。
この天然の抗酸化物質は、体内の酸化ストレスを効果的に軽減することで再オブやDNAの損傷を予防します。

酸化ストレスは、加齢や慢性疾患の増加、ガンや心臓病の発症に関与していることが知られています。

ですから、、、

ポリフェノールの抗酸化作用は、これらのガンや心臓病などの予防に役立ちます。

とくに、、、

オレオカンタールやヒドロキシチロソールなどの特定のポリフェノールは、オリーブオイルの中でとても注目されています。

オレオカンタール
炎症応答の調節していて、関節炎やその他の炎症性疾患の症状を緩和する可能性があります。
ヒドロキシチロソール
悪玉コレステロールの酸化を防ぐことで、動脈硬化のリスクを低減させる効果が期待されています。

さらに、、、

ポリフェノールは、免疫システムの強化や皮膚の健康の維持に期待されいます。

さらに、、、

ポリフェノールは、腸の健康をサポートする働きも持っています。

なので、長期的にオリーブオイルを摂取することで、ポリフェノールによる健康効果を十分に体感することができるのです。

ポリフェノールは、腸の微生物との相互作用がある

オリーブオイルに含まれるポリフェノールは、腸内環境との深い係わりがあります。

それは、、、

腸内細菌の善玉菌の増加させてくれて、悪玉菌の活動を抑える効果

があります。

具体的には、、、

ポリフェノールは、腸内の善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌の増加をサポートして、消化機能を向上させるのです。

ポリフェノールは、腸内の善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌の増加をサポート

すると、、、

善玉菌の増加によって、短鎖脂肪酸の生成を促進させます

短鎖脂肪酸とは
短鎖脂肪酸とは、腸内細菌が作る、酪酸、プロピオン酸、酢酸などの有機酸のこと。
とくに酪酸は腸上皮細胞の重要なエネルギー源でです。
さらに、抗炎症作用など優れた生理効果を発揮します。

これは、、、

大腸の細胞に栄養を提供して腸の健康を維持させます。

これらのことによって、、、

腸内細菌のバランスが良くなることで、免疫機能の正常化や炎症応答の制御にも深く関わっています。ですから、ポリフェノールの摂取は、過剰な炎症反応を抑えることができ、アレルギーや自己免疫疾患のリスクが低減する

と、考えられています。

さらに、、、

腸内細菌のバランスが良くなると、メンタルヘルスや脳の健康にも影響を与えることが最近の研究で明らかになっています。腸と脳は、「腸脳軸」という経路で直接コミュニケーションを取っており、腸内のバランスが脳の機能や気分に影響を与えることが示されています。

腸脳軸とは
脳と腸は自律神経系や液性因子(ホルモンやサイトカインなど)を介して密に関連してます。
脳が緊張や不安などのストレスを受けると、その情報が腸に伝えられ、結果的に腹痛や下痢、便秘などを引き起こすことになります。
逆に、腸内環境が悪化すると、その情報が脳に伝わって自律神経が乱れ、様々な心身の不調が起こりやすくなります。ですので、免疫力を高めるには、自律神経を整えることも大切なのです。

大正製薬:免疫力を高めるには、「自律神経」と「腸内環境」を整えようより

腸内細菌のバランスが良くなると、メンタルヘルスや脳の健康にも影響を与える

オリーブオイルのまとめとして

エクストラバージンオイルのポリフェノールは、腸内細菌との相互作用を通じて、私たちのカラダ全体を多岐にわたって健康をサポートするしてくれる効果があります。

日常の食生活において、、、

オリーブオイルを取り入れることで、メンタルヘルスや脳の健康、腸内環境のバランスや美容などのメリットが実感できます。

 





ではでは。

 





参考にしたサイト
健康長寿ネット:地中海食の特徴
愛知県共済:予防医学としての食を学ぶ
大正製薬:免疫力を高めるには、「自律神経」と「腸内環境」を整えよう
太陽化学株式会社:腸の健康と短鎖脂肪酸の関係性~短鎖脂肪酸を増やす水溶性食物繊維~

 





 





パレスチナオリーブオイル500cc
パレスチナガリラヤのシンディアナエクストラヴァージンオリーブオイル500cc

 





 





タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。