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お酢の力で夏バテ解消。エネルギー代謝が向上し、乳酸分解をスムーズに。

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血糖値の上昇を緩やかにし、疲労回復に最適なビネガー(お酢)とは

ここ数週間、夏バテ解消をテーマに記事にしています。

水分補給だけでは熱中症を防げない?熱中症とカルシウムの関係とは。

カルシウムとビタミンDの相乗効果で骨を強くして、熱中症対策を!

今回は、世界最古の調味料といわれる『ビネガー(お酢)』をテーマにすすめたいと思います。

ビネガー(お酢)の主な効果とは

「ビネガー(お酢)」には、さまざまな種類と効果があります。

健康・美容・料理、そして夏バテ解消など幅広く活用されています。

血糖値の上昇を緩やかにする食事と一緒に摂ると、食後の血糖値の急上昇を抑える。
特に糖質の多い食事と組み合わせると効果的。
疲労回復に『ビネガー(お酢)』に含まれる「クエン酸」や「酢酸」は、乳酸(疲労物質)の分解を助けます。
夏バテ解消にもなり、運動後の体力回復にも貢献します。
内臓脂肪の減少毎日大さじ1〜2杯の酢を摂ることで、内臓脂肪の減少につながる可能性があり、ダイエットにも
腸内環境のサポート食物繊維と一緒に摂ると腸内環境を整えて、便秘予防に。
殺菌・抗菌作用保存食に使われてきた長い歴史の通り、強い抗菌作用があります。
と、『ビネガー(お酢)』は、さまざまな見逃せない効果があります。

今回、注目したのは疲労回復『夏バテ解消』の効果です。

『ビネガー(お酢)』の疲労回復『夏バテ解消』とは

『ビネガー(お酢)』は、酸っぱいですがこれは酢酸やクエン酸によるものです。

なので、、、

『ビネガー(お酢)』は、酸っぱいのは、タンパク質を構成する多種のアミノ酸など、60種類以上の有機酸

なのです。

これらの成分が、クエン酸回路(TCA回路・クレブス回路)を活発にしてくれるのです。

好気的代謝に関する最も重要な生化学反応回路。
酸素呼吸を行う生物全般に見らます。
クエン酸回路(TCA回路・クレブス回路)
クエン酸回路(TCA回路・クレブス回路)とは、摂取した食べ物を効率よくエネルギーに変える仕組みのこと。

酸素呼吸をするすべての生物のカラダの中で起こっています。

これは、、、

食事で摂取したブドウ糖などの栄養は、各細胞内で「ピルビン酸」となり、酵素分解されて「アセチルCoA(活性酢酸)」になります。
「アセチルCoA(活性酢酸)」は、さまざまな酸に変化してエネルギーを生み出すという、クルクルとクエン酸回路を活発に働かせるためには必要不可欠なものなのです。

栄養バランスが壊れると乳酸(疲労物質)の分解がすすまない

日々忙しく家事や仕事に追いやられていると、食事も十分な栄養を摂れずにカラダに必要な栄養バランスが崩れてしまいます。

すると、、、

クエン酸回路の働きが低下。ピルビン酸がアセチルCoAになれず、疲労物質である「乳酸」になってしまいます。そして、「乳酸」が蓄積され、筋肉疲労などを起こしてしまうのです。
クエン酸回路の働きが低下。ピルビン酸がアセチルCoAになれず、疲労物質である「乳酸」になってしまいます。そして、「乳酸」が蓄積され、筋肉疲労などを起こしてしまうのです。

『ビネガー(お酢)』を摂ることで代謝を活発に!

疲労物質である「乳酸」が溜まると筋肉疲労が起こるのですが、それ以上に怖いのは癌に発生にも繋がることです。

詳しくは、以下の記事を参照してください。

乳酸は、ガン発生のスイッチ。クエン酸は乳酸を減少させる力がある。未知なるクエン酸のパワーとは。

『ビネガー(お酢)』は、乳酸の蓄積を防ぎ、
溜まってしまった乳酸の分解

クエン酸回路の働きが低下すると、ピルビン酸がアセチルCoAになることができません。
それが、疲労物質である「乳酸」になると説明しました。

ですから、、、

疲労を溜めないためには、クエン酸回路を活性化すれば良いということになります。

ということは、、、

『ビネガー(お酢)』を摂れば、多くの種類の有機酸が補給され、クエン酸回路が活発になる

ということになります。

すると、、、

代謝は活発になり、乳酸の蓄積を防ぎ、
溜まった乳酸が分解されるのです。

こうなれば・・・

食べ物を効率よくエネルギーに変えて疲労回復やスタミナが向上し治癒力も高まります。

これが、、、

『ビネガー(お酢)』による夏バテ解消の仕組みです。

その他、夏バテに『ビネガー(お酢)』が良い理由

猛暑が続くと食が細くなります・・・

ですが、、、

『ビネガー(お酢)』の酸っぱい香りが、食欲を回復させてくれるのです。

なぜかというと、、、

『ビネガー(お酢)』には、酸っぱい香りには唾液や胃酸の分泌を促す効果があるからです。

『ビネガー(お酢)』は、胃腸の働きを助ける

梅干しをみているだけで唾液が出ますよね。

これは、、、

『ビネガー(お酢)』の酸味が、[舌や口腔内]の「酸味センサー」を刺激するからです。

『ビネガー(お酢)』の酸味が、[舌や口腔内]の「酸味センサー」を刺激する

この仕組みは、、、

酸味を感じる(=味覚刺激)→ 脳(視床下部など)に信号が伝わる → 副交感神経が活性化 → 胃の壁細胞から胃液(塩酸+消化酵素)が分泌される

という流れになります。

『ビネガー(お酢)』の注意点

いろいろと『ビネガー(お酢)』の良さをご紹介しましたが、注意事項があります。

それは、、、

お腹が空いているときに『ビネガー(お酢)』を摂ると、胃を刺激しすぎる

ことがあります。

また、、、

『ビネガー(お酢)』が、胃を刺激しすぎて胃痛を起こすことも。

ですから、、、

『ビネガー(お酢)』を摂るときは、薄めて「他の食事と一緒に摂る」ことが寛容です。

『ビネガー(お酢)』が、胃を刺激しすぎて胃痛を起こすことも

 





ではでは。

 





参考にしたサイト
東京農業大学:酸っぱいは精巧のもとエネルギーの源 クエン酸回路
あしたが変わるトリセツショー:「お酢」のトリセツ
びんちょうたんコム:「酢は体にいい」と言われるのはなぜ?~お酢の効果・効能~

 





 





 





 





 





タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。