どんな市販の咳止めよりもハチミツは効果がある
この1月、2月は1番寒い季節です。
また、ついつい風邪を引いてしまうリスクが高いです。
成人では、1年間に2回程度風邪を引くといわれています。
そこで、このブログでは何回か取りあげてきましたが、『咳止めにはハチミツ』をという話を記事にします。
咳止めには『ハチミツ入りのコーヒー』をという研究結果の話
Raeessi MA, et al. Prim Care Respir J. 2013;22:325-330.より
この実験を行ったのは、イランの大学病院。
3週間以上、風邪[持続性感染後咳嗽(PPC)]を経験した97人が対象。
彼らは、、、
まず、持続性感染後咳嗽(PPC)とは、、、
試験参加者は、3つのグループに分かれました。
- HC:蜂蜜とコーヒー
- S:プレドニゾロン(ステロイド)
- C:グアイフェネシンからなるジャムのようなペーストが調製
そして、、、
3グループには、1週間8時間ごとにその溶液を飲むように指示
測定方法は、、、
治療前と治療完了1週間後に咳の重症度を測定し、1週間の治療前後の平均咳嗽頻度を検証しました。
試験結果は・・・
- HC:蜂蜜とコーヒー:治療前 2.9(0.3) ⇒ 治療後 0.2(0.5)
- S:プレドニゾロン:治療前 3.0(0.0) ⇒ 治療後 2.4(0.6)
- C:グアイフェネシン:治療前が2.8(0.4) ⇒ 治療後が2.7(0.5)
蜂蜜とコーヒーは、治療前2.9(0.3)が、治療後には、圧倒的な効果が出て0.2(0.5)となりました。
圧倒的な効果が、『HC:蜂蜜とコーヒー』にあることが判明しました。
ですから、、、
蜂蜜とコーヒーの組み合わせは、[持続性感染後咳嗽(PPC)]の代替薬として非常に有効なのです。
ハチミツの注意点は
これは、有名な話ですが、改めて紹介します。
1歳未満の子どもにはハチミツを与えることでボツリヌス症を起こすリスクがあるため、与えないよう注意してください。
風邪のひきはじめの喉痛に「大根ハチミツ」を
風邪を引いた時にとても有効的な蜂蜜の使い方があります。
以前、このブログでも紹介しましたが、再掲します。
蓋をしてひと晩置いておきます。
大根はそのまま入れておくと、臭いが移るので取り出します。
大根はちみつは、ティースプーンで1〜2杯を1日2〜3回飲みます。
ではでは。
参考にしたサイト
yahooニュース:ハチミツは、咳に対して効果があるのか? 科学的根拠は
Raeessi MA, et al. Prim Care Respir J. 2013;22:325-330.
日経メディカル:薬よりも効果が高い?かぜの代替療法
あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |