これから夏になります。
海へ行って泳ぐことが多くなります。
が、、、
私たちが何気なく使っている日焼け止めクリームが、珊瑚礁を殺しているという事実をご存じですか?
かくいう私もまったく知りませんでした。NHKニュースで知ったのです。
そして調べたらたかが日焼け止めクリームで海が大変なことになっていました。
写真は、「マーシャル諸島ブログ」を展開している上田さんから拝借しました。
「マーシャル諸島ブログ」
驚いて調べてみたら、悲惨なことになっています。
1、パラオ諸島では、有害な化学物質を含む日焼け止めを使用禁止
2、アメリカハワイ州、サンゴに有害な日焼け止め禁止
3、日焼け止め、世界のサンゴ礁に有害作用
上記で紹介した、「マーシャル諸島ブログ」の上田さんの記事では、以下のような日焼け止めクリームの影響を紹介してくださっています。
【UV日焼け止めに使用されている成分が、サンゴの白化現象の原因なのです。市販のUV日焼け止めクリームを1ppm含んだ海水中でサンゴを飼育するといった実験をしたところ、たったの4日でサンゴが完全に白化したそうです。】
影響を与える成分。「マーシャル諸島ブログ」さんより。
成分
パラベン(パラオキシ安息香酸エステル):Paraben
・殺菌防腐剤であり、あかちゃんのおしりふきや化粧水に含まれる成分。
ベンゾフェノン:Benzophenone
・医薬品合成原料、保香剤、紫外線A波及びB波の吸収剤とされている。
桂皮酸:Cinnamate
・紫外線B波の吸収剤として使用。芳香族不飽和カルボン酸に分類される有機化合物である。
カンファー抽出物:Camphor derivative
・カンファーの効能はその刺激作用によって、体を温め、血圧を上げ、こりや痛みを鎮め、主にスーっとする香料として使用。
※ 渇虫藻 Zooxanthellae:ゾオキサンテラ

南国や遠い地域での出来事ではありません。
BBCニュースでは、このような記事を紹介しています禁
毎年、6000~1万4000トンもの日焼け止めが人の皮ふから洗い流され、サンゴ礁にたどり着いていると推計されている。研究者によると、最も危険なオキシベンゾンとオクチノキサートが含まれている日焼け止め製品は数千点に上る。
5年前の推計では全体の75%、現在でも約半分の日焼け止めクリームやローションに、これらの成分が使われているという。
キレイな海を守るためにも、日焼け止めクリームはようく注意して選ばなければいけません。
一人一人ができることをやれば、、、
美しい生態系も守れるでしょう。
![]() | あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |