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角砂糖が18個分も入っていたら甘くて飲めないはずなのに、ゴクゴク飲める添加物の不思議。

乳ガン

甘くて飲めないはずなのに、なぜ飲めるのでしょうか?

前回の記事では、、、

「海水の塩分濃度は3%なのに塩辛くて飲めないけど、2杯の塩分濃度のカップヌードルのスープは不思議と飲めてしまう」

という添加物の不思議取りあげました。

海の水は、塩辛くて飲めないのに海水よりも2倍濃い塩分のカップ麺は、ゴクゴク飲める添加物の不思議。

今回取りあげるのは、塩辛さの反対の甘さのこと。

以下の写真などは、、、

なんでも:【食べ過ぎ注意!】いろんな食べ物の砂糖の量、カロリーがわかる画像集【コーラ、お菓子、果物他】より拝借しました。




たとえば、、、

パイナップルはとても甘い果物ですよね。

この甘い糖分を測ってみると・・・

角砂糖2.5個分に相当する

ようです。

角砂糖2.5個分

甘い果物といえば、、、

桃も相当甘い果物ですが、意外と少なく角砂糖3個分です。

桃は、角砂糖3個分

では、前々回の記事『超加工食品をご存じですか?超加工食品が10%増加するだけで、癌が12%、乳ガン11%もリスクが上昇します。』でも取りあげた「超加工食品」たちはどうでしょうか?

超加工食品とは
種類以上の素材を含み、工業的に加工されたもの。加工食品に用いられる素材に加えて、超加工食品にしか使われない素材を含む

という定義でした。

真夏には欠かせない「カルピスウォーター」というと、、、

カルピスウォーターは、500mlペットボトルの中に角砂糖18個

カルピスウォーター、角砂糖18個

アイスの王様の、、、

ハーゲンダッツシャーベットは、なんと!角砂糖28個

ハーゲンダッツシャーベットは、なんと!角砂糖28個

常識的に考えて、角砂糖18個や28個も入っていたら口にするのも嫌がる量だと思います。

普通なら甘すぎて飲めないはず

私たち人間の舌や味覚はおかしいのでしょうか?

こんなに砂糖を摂ったら、すぐに虫歯になったり糖尿病予備軍になってしまいます。

世界保健機関(WHO)が定めた1日の砂糖摂取量は、角砂糖7個分

砂糖の1日の摂取基準はというと、、、

世界保健機関(WHO)でのガイドラインは、1日の摂取カロリーに対して10%。5%未満にならないように

というのが摂取基準です。

(例)成人1日2000kcalの場合

2000kcal×10%=200kcal/日
砂糖1gは約4kcalなので、200kcal÷4cal=50g/日
→ 砂糖は1日50g以下にしなければなりません。

これって、、、

天然水として有名な「いろはすもも」に含まれている角砂糖7個分とほぼ同じです。

「天然水のいろはすもも」には、角砂糖7個分が入っている

この「天然水のいろはすもも」を1本飲み干すだけで、世界保健機関(WHO)のガイドラインを満たしてしまいます。

「コーラと同じ量の砂糖が入った水は飲めたもんじゃない」は本当か

デイリーポータルというサイトに、、、

「コーラと同じ量の砂糖が入った水は飲めたもんじゃない」は本当か?

という実験があります。

500mlペットボトルに角砂糖15個分を想定

詳しくは、このサイトをご覧いただきたいのですが、、、、

500mlの砂糖水を飲み干す頃には、、

最後はちゃぶ台をひっくり返したくなる衝動に。早く終わらせたいのになかなか減らない不思議との戦いだった。
5秒ごとに自動でシャッターがおりるように設定されたカメラには歪んだ顔(おもしろ顔)ばかりが記録されていった。
本当だったのだ。
コーラと同じ糖分の砂糖水は飲めたもんじゃなかったのだ!(正確にいうと、コップ1杯くらいなら飲める。)

と、あります。

コーラと同じ量の砂糖が入った水は飲めたもんじゃない



では、なぜ炭酸飲料で添加物が入ると、あのコーラはゴクゴク飲めるのでしょうか?



考えられる理由はいくつかありますが、、、、

まず、、

炭酸によって、味覚を感知する味蕾が味を感知できなくなっている



味蕾とは・・・
食べ物を口にすると味は、舌や軟口蓋、咽頭の上皮に数多くある味蕾(みらい)で受容されます。
1つの味蕾は、10〜100個の細胞が集まり花のつぼみのような形をしています。
この中には、甘味や苦味など、味を感じる細胞だけでなく、味を感じる細胞が正常に働けるようにサポートする細胞など、様々な細胞があります。

鹿児島大学:味覚を守る (味蕾の構造と機能を一定に保つしくみの解明)より


また、、、

冷たいものを口にすると、口の中が冷えることで甘さに対する味覚が鈍くなる。
なので、市販される冷たい清涼飲料水については、糖分をより多めに加えて作られています。

冷たいと味が濃くても味覚が働かないのです。

冷たいものを口にすると、口の中が冷えることで甘さに対する味覚が鈍くなる。




そして、あと考えられるのは添加物なのです。

炭酸飲料に使われている添加物で要注意は、甘味料と着色料

アメリカ合衆国のカリフォルニア大学が1995年から行っている(現在も)調査報告なのですが・・・

果糖やブドウ糖、ショ糖が多く含まれているジュースやコーラなどの高カロリー飲料を飲む習慣ある人は、まったく飲まない人に比べて、、、
心血管疾患(心筋梗塞)などのリスクが20%も上昇する

という調査結果があります。

対象者は、カリフォルニア州の女性教員106,000人以上の人々(平均年齢52歳)。
この調査開始の時点では、心臓病、脳卒中、2型糖尿病を発症していなかった。

と、いいます。



調査結果は、驚くべきものでした。

高カロリー飲料(糖類入り)を毎日1杯以上の飲む郡は、飲まない郡に比べて、
血管再建手術が必要になるリスクが26%上昇。
脳卒中のリスクが、21%上昇しました。
高カロリー飲料(糖類入り)を毎日1杯以上の飲む郡は、脳卒中のリスクが、21%上昇しました

炭酸飲料に使われている添加物

ゼロカロリーとか聞くと、「糖分なしだから安心」と思われますが、大きな間違い。


それは、、、

カロリーを抑えるために合成・人工甘味料が使用されている

からです。

  • アスパルテームは脳腫瘍や白血病
  • アセスルファムKはリンパ組織の萎縮、死産、流産など
  • スクラロースは免疫力の低下、肝臓のダメージなど

この実験は、動物実験ですから問題ないとはいえません。
同じ生物である私たち人間にも悪影響を及ぼす危険があります。

合成・人工甘味料アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)
アセスルファムK
スクラロース
ネオテーム
サッカリンNa
着色料カラメル色素
保存料安息香酸Na

前回の記事でも触れましたが、現在添加物は1,500種類も存在しており、どれがどれだけ使用されているのか不明です。

たとえば、、、

着色料は、商品の見栄えを良くするために使用されています。

この、、、

人口着色料:タール色素は、石炭・石油製品を原料に製造されています。

1965年(昭和40年)には、タール色素の赤色1号や4号は、使用禁止になりました。

また、、、

我が国日本で使用の認可があってもヨーロッパやアメリカでは人体に害を与える疑いがあるとして認可されないタール色素もあります。

さらに、、、

カルメル色素には、発がん性が強く疑われているものが多くあります。
が、食品表示には単に「カルメル色素」としか表示されないので注意が必要です。

 





ではでは。

 





 





参考にしたサイト
糖尿病ネットワーク:糖類の多い甘い飲み物を1日1杯飲むだけで、糖尿病や心臓病のリスクが上昇
農畜産業新興機構:砂糖-愛されるが故に嫌われ、甘いが故に苦い評判の不思議
ダイヤモンド:砂糖はジュース1本で基準超え!?WHO発表の衝撃
なんでも:【食べ過ぎ注意!】いろんな食べ物の砂糖の量、カロリーがわかる画像集【コーラ、お菓子、果物他】
面白ニュースサイト:【マジか】天然水なのに!?いろはすに含まれる砂糖の量が衝撃的過ぎる。
港南台内科クリニック:清涼飲料水と砂糖の関係
デイリーポータル:「コーラと同じ量の砂糖が入った水は飲めたもんじゃない」は本当か
ニュースルーム:カリフォルニアの研究で、甘い飲み物を毎日飲むと女性のCVDリスクが高まる可能性があることが判明

 





 





 





 





タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。