虫歯になりやすい咬み合わせの悪さ(不正咬合)は、遺伝的なものではありません。
お母さん(恐らくお父さんも)の栄養状態が原因で、咬み合わせが悪くなったりします。
それは、、、
妊娠時、妊娠中に栄養欠乏から赤ちゃんに十分な栄養が行き渡らないから。
妊娠時、授乳時、成長期などは、通常の時と違い、必要な栄養は、2倍〜4倍だといわれています。
だから、お母さんはたくさん栄養を摂らないと子供に栄養を渡せなくなります。
おおよそ6歳あたりで頭蓋骨の成長は完了します。
それにともない上あごの成長も止まります。この時の脳の大きさは、成人の脳の大きさとだいたい一緒です。
赤ちゃんから6歳までの成長段階では、内臓も未熟でほとんど[ビタミンC]と[ミネラルである鉄分]などは摂れません。
なので、、、
この6歳までの栄養というのは、ほとんどお腹の中にいる時に決定するといわれています。
だから、、、
上あごの成長に欠かせないミネラルを妊娠時および妊娠中にしっかり摂る必要があります。
少し詳しく説明すると・・・
上あごの大きさを決定づけるのは、鼻の穴の奥にある[鼻中隔軟骨]です。
この軟骨が充分な大きさにならないと、上あごの幅が狭くなったり弱くなったりします。
狭いと、、、
永久歯に生え替わった時に歯がぎゅうぎゅう詰めになり、八重歯になったり、デコボコの歯並びになります。
土台が弱いと歯周病になったりして非常に厄介です。
ですから、
お母さんは、しっかりとミネラルを補給することが必要になります。
だからといって、もう遅いと思わないでください。
予防矯正という方法があります。
予防矯正は、6歳以降の永久歯が生えたあたりからできるようです。
早期発見・早期治療が大切です。
お母さんの仕事はたくさんあって大変です。
あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |