加工食品の保存料プロピオン酸から幼児を守ろう
アメリカセントラルフロリダ大学の研究では、、、
自閉症の子どもは、過敏性腸症候群が多い
ことが報告されています。
また、、、
カナダのオンタリオ州、ウェスタンオンタリオ大学の研究チームでも
多くの自閉症の児童たちは、胃腸障害を抱えている
という研究結果があります。
これは、、、
腸内環境に住みついている小さな微生物たちが、人を狂わせ病に陥れている
証左だという研究です。
このブログでは、以前も、、、
自閉症児と腸内環境の問題について触れました。
自閉症児は、健常児に比べ腸内のクロストリジウム属の細菌が10倍も多い
現代の社会では、食環境も住環境も便利になった一方でその環境から私たち人間におよぼす悪影響がさまざまなところで噴出しています。
この、、、
自閉症児の急増も看破できない問題のひとつです。
パン製品の防腐剤に使われているプロピオン酸の恐怖
ウェスタンオンタリオ大学の研究チームは、このプロピオン酸を生きたラットを使って研究しました。
すると、、、
ラットの脊柱の脳脊髄液に微量のプロピオン酸を挿入したところ、数分でラットは奇妙な行動を始めました。その場でグルグルと回ったり、ひとつの物体に異常に固着したり、突発的に走ったり、さらには2匹のラット同士でもお互いの臭いを嗅いだりせず、無視してグルグル走り回り続けたのです。
この、、、
プロピオン酸を注入されたラットと自閉症児の行動が似ているのは明らかです。
これは、、、
プロピオン酸が、脳に影響を与えたのは明らか
なのです。
米国セントラルフロリダ大学主任研究者サレー・ナーセル博士は、、、
自閉症児の便中にはプロピオン酸が多いこと、自閉症児の腸マイクロバイオームは異なっていることが研究で示されている
と語っています。
加工食品の防腐剤プロピオン酸の恐怖
プロピオン酸が、脳細胞に障害を起こすことが明らかになっています。
それは、、、
- プロピオン酸はニューロンの数を低下させて、グリア細胞の数を増やして脳細胞の自然のバランスを崩す
- グリア細胞はニューロンの発達と機能を助けるが、多過ぎるとニューロンの結合を妨げる
このことは、自閉症児にあらわれていることです。
さらに、、、
- 過剰のプロピオン酸は、ニューロンが身体の他の部分との通信に使うパスウェイを短縮し障害を及ぼす
- 減少したニューロンと障害されたパスウェイによって脳の通信能力は損なわれ、自閉症児にしばしばみられる行動障害を起こす
これから出産を予定しいるお母さんへ
この問題のプロピオン酸ですが、腸内でも生成されています。
女性の腸内環境(マイクロバイオータ)は、妊娠によって変化します。
妊娠中に過激に変化する腸内環境では、プロピオン酸が高濃度に高まる危険性があります。
それは、、、
加工食品によって、とんでもない量のプロピオン酸が腸内に入り込み、それが胎児に移行し問題を引き起こす
ことが、考えられます。
ですから、これらか出産を予定している女性は、これらの食品から生まれてくる赤ちゃんを守らなければなりません。
先のウェスタンオンタリオ大学の研究チームの研究では、、、
脳脊髄液に微量のプロピオン酸を挿入されたラットの異常行動に対して、ブラセボとして生理食塩水を挿入されたラットには、変化が見られなかったのです。
この研究結果でも明白であるように、私たちは加工食品から腸内環境を守ることがとても大切であることが分かります。
お母さんになる女性たちへ、頑張ってください!!
ではでは。
参考にしたサイトと書籍
加工食品のプロピオン酸が自閉症急増のカギを握る!?
あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた
あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた|河出文庫
あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |