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転倒死は、交通事故の2倍。60代以上なら転んで死にいたる人は、12.5%。その9割は平らな所で転んでいます。

健康豆知識

骨は、何歳からでも強くできます。叩いて骨を強くする

前回の記事では、、、

骨を叩くことでガン予防にもなり、転倒防止にもなる

と云うことをお知らせしました。

骨をたたいてガン予防

骨を刺激して、たたいてガン予防。高齢になっても骨は鍛えれば強くなる。

実際に、、、

骨を叩くことで骨ホルモンである「オステオポンチン」が分泌されて、癌や肺炎、感染症などのを予防してくれる

また、、、

リズミカルに骨を叩くことで骨ホルモンを有効的に作りだすことができる

骨を叩いて骨芽細胞を分泌させよう

という情報を配信しました。




今回は、厚生労働省などの数値を元に転倒死の危険性をみていきたいと思います。





交通事故の2倍!知ってますか?『転倒死』

下のグラフは、NHKの「交通事故の2倍!知ってますか?『転倒死』」(くらし☆解説)という記事からの抜粋です。

転倒で亡くなる人が交通事故の2倍

交通事故で亡くなる人は、年々減少しているにもかかわらず、転倒で死にいたる人は年々増えているのが分かります。

平成17年(2005年)では、交通事故で亡くなる人の2倍近くが転倒による死亡

に、なっています。

この数値は、表に出ている数値であって氷山の一角に過ぎず、、、
実際は、この数値よりもはるかに多いと考えられています。



下のグラフは、厚生労働省の「不慮の事故による死亡の年次推移」からの抜粋です。

少し見づらいですが、転倒事故死は平成17年(2005年)以降も少しずつ増えています。




さらに、、、

転倒・転落での死亡の年齢別を見ると、歳を取るごとに増加しており、50代、60代からは急速に増えているのが分かります。

高齢者になるにつれて転倒死が急激に増加する




また、、、

不慮の事故による発生場所を見てみると、、、


家庭内での転倒死が多い

このグラフを見ると、ひと目で分かる通り家庭での転倒・転落死が多いことが判明します。

厚生労働省の記事では、以下のように説明があります。

居住施設は7年の544人から20年の1,452人まで一貫して増加しており、家庭は8年の10,500人から20年の13,240人まで、増減を繰り返しながら増加傾向にある。
家庭内での転倒死が増えている

以上のように、、、

高齢者になればなるほど転倒・転落での死亡が増えており、不慮の死である転倒や転落は要注意である以上に高齢者の重要な課題

だということが分かります。

転倒・転落での死亡の原因は

先に取り上げたNHKの「交通事故の2倍!知ってますか?『転倒死』」の記事では、
その原因として考えられる3つの要因を取り上げています。

  1. 加齢による身体機能の低下
  2. 病気や薬の影響
  3. 運動不足
転倒事故の9割は、
平坦な場所で発生している

歳を重ねると身体機能が低下するのは、摂理であって仕方の無いことかも知れません。

ですが、前回の記事でもお伝えしたように、、、

骨は幾つからでも今よりは丈夫にできることを忘れてはいけません。



何も手を打たないでいると、、、

過去1年間に転んだことがある人は、その後の1年に再び転ぶリスクが5倍に増加する

という、恐ろしいデータもあります。


以下のチェックでは、6点以上になると「転倒・転落事故」のリスクが非常に高まります。

  • [ 5点 ]過去1年間に転んだことがある
  • [ 2点 ]歩く速度が遅くなってきたと思う
  • [ 2点 ]杖を使っている
  • [ 2点 ]背中が丸くなってきた
  • [ 2点 ]毎日薬を5種類以上飲んでいる


いかがでしょうか?
6点以上ならば、とても危険なので今からでも骨を丈夫にしなければなりません。

 





転倒予防を考える

健康なカラダは、お金では買えません。

ですから、地道な毎日のトレーニングや食生活の見直しが必要です。

というのは、、、

大腿骨近位部骨折をすると1年後の死亡率は男性で3.7倍、女性で2.9倍も上がる

と、いわれており、転倒して骨折することは避けなければなりません。

みんなの介護求人」というサイトでは、、、

驚くべき記事を紹介しています。

住宅での事故が約6割。ケガの内容の約8割は「ころぶ」

抜粋してみます。



最も多いのは、「住宅等居住施設」で約6割。新聞やテレビでは屋外での事故が取り上げられる傾向があるため、外出時の事故が多いように思われますが、実はそうではないのです。
発生場所を詳細に見ていくと、居室・寝室が約10万件とダントツに多くなっています。次に階段や廊下・通路、庭等が続いています。住宅内で事故に関連する製品上位は、家具や階段、床・畳となっています。
ケガの内容を見ると、「ころぶ」が約8割。床や畳、家具などにつまずいて、転倒するケースが多い…と考えると、室内のバリアフリー化がいかに大切かということがわかります。

住宅での事故が約6割。ケガの内容の約8割は「ころぶ」より

転倒した高齢者の3人に2人は何らかのケガを負っている
  1. ころぶ:103,531件
  2. 落ちる:14,461件
  3. ものが詰まる・ものが入る:3,110件
  4. ぶつかる:2,483件
  5. 切る・刺さる:1,704件
  6. その他:3,080件

圧倒的に、転ぶことのリスクが高いことが判明しました。



さらに、このサイトでは、、、

骨折をきっかけに寝たきりになるリスクと、骨折によって要介護者になる割合は1割にも達する

と、警鐘を鳴らしています。

打撲やすり傷程度であれば時間の経過とともに治癒するため、あまり気にする必要はないかもしれません。
しかし、先の調査によると、自宅内で転倒した高齢者のうち、約1割は骨折をしているのです(「下半身の骨を折った」と「上半身の骨を折った」の合計)。
骨折をすると、日常生活に大きな支障が出るのは言わずもがな。
骨折をきっかけにして、要介護状態になってしまうこともありますし、特に下半身の骨折は寝たきり生活の原因になるため、注意が必要です。

住宅での事故が約6割。ケガの内容の約8割は「ころぶ」より

骨折をきっかけに寝たきりに
  1. 認知症:14.0%
  2. 高齢による衰弱:13.6%
  3. 関節疾患:12.2%
  4. 骨折・転倒:9.3%
  5. 心疾患(心臓病):.3%
  6. その他:23.3%

骨、筋力、バランス力を向上させる

骨、筋力、バランス力を向上させよう

転倒を予防するには、何よりも足腰を鍛えるしかありません。

たとえば、、、

歩くための筋肉には、大腿四頭筋と中殿筋が必要です。



この、、、

大腿四頭筋は、立ったときに体を支える筋肉で、中殿筋は、ふんばって体のブレを無くす筋肉

ですから、この大腿四頭筋と中殿筋を鍛えることが肝要です。

歩く筋肉は、大腿四頭筋と中殿筋が必要

大腿四頭筋と中殿筋を使って、歩き方を強化しよう

ウォーキング姿勢を良くすること

上記のイラストは、下の記事で紹介した歩き方の基本です。

あなたの人生を劇的に変える。たった5分の『朝さんぽ』驚きの健康法



歩き方の基本は、何といっても、、、

踵から先に地面につき、次ぎにつま先で蹴る

ことが大切です。


また、、、

つま先を先に地面に着ける歩き方は、足に負担がかかり捻挫を起こしやすい

ので、要注意。

このつま先を先に地面に着ける歩き方は改善しなければなりません。

つま先を先に地面に着ける歩き方は
捻挫を起こしやすい

速く歩く稽古で、転倒防止を

早歩きは、軽度認知症(MIC)予防効果も望めます

歩くことが、ストレスにならないぐらいにカラダの筋力が付いたら、、、

速く歩くことを心がけましょう。早歩きができる人は転倒するリスクが大きく減少します

また、ウォーキングを日々の生活に取り込んでいる人は、、

加齢による忘れ物がなくなり、認知症のリスクもなくなる

ようです。

杖を使って、歩く速度を高めよう

ストックを使えば、速度は倍増します

早歩きは、高齢者にはとても効果があることが分かりました。

なので、、、

もっと速く歩くためにストックを使うとより早く歩けるようになります。


ストックを使って、早歩きをすると1.5倍近い早さで歩く

ことができます。


また、2本のストックを使っているので転倒することがありません。







さあ、元気でハツラツな日々を送るためにも日々歩くようにしましょう。



 





ではでは。

 





 





参考にしたサイト
厚生労働省:不慮の事故による死亡の年次推移
NHK:「交通事故の2倍!知ってますか?『転倒死』」(くらし☆解説)
みんなの介護求人:住宅での事故が約6割。ケガの内容の約8割は「ころぶ」
NHK:骨が生み出す「オステオポンチン」の働きとは?老化や免疫力に作用
ミモレ:骨はたたけば何歳からでも強くなる!手軽にできる骨粗鬆症対策
ミモレ:毎日たった1分でOK「ポコポコ骨たたき体操」で体が元気になる!
介護ポストセブン:毎日1分「骨たたき」で体が変わる! 女性に多い骨粗しょう症を予防【医師監修】
知らなきゃ大損!お金を貯めるWeb時代の歩き方:転倒・転落による死亡者数は、なんと年間8,000人の恐怖

 





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タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。