エネルギーを生成するには2つの方法がある
前回の記事では、人生を楽しむためにはエネルギッシュに生きることが大切。
という内容で、、、
ミトコンドリアを活性化させて健康な体を作りましょう。
と提案しました。
今回は、さらに深掘りしてみたいと思います。
ミトコンドリア系でエネルギーを作ることをこころがよう
じつは、以前もクエン酸の重要性を説明するためにご紹介したことなのですが、重要なので再度ご紹介します。
私たちは、病気にならないために一番の方法として
『体温を下げないこと』がとても大切です。
体温が、35℃台になると癌は活性化します。
ですから、低体温がいかにさまざまな病気を呼び込むのかが分かります。
なので、エネルギーを作り出すことが大切なのです。
エネルギーを作り出すには、2つの方法があります。
解糖系
解糖系は、瞬時にエネルギーを作り出す方法です。
糖質を分解して、ピルビン酸を経由して乳酸を作り出します。
この過程で脳のエネルギーのアデノシン3リン酸(ATP)をブドウ糖と酸素で産生する方法です。
ブドウ糖(グルコース)1分子あたり、2分子のアデノシン3リン酸(ATP)が生成されます。
解糖系を主体に活動するのは、、、
分裂の盛んな細胞のガン細胞をはじめ、骨格筋(白筋)、精子、再生上皮細胞、骨髄細胞など
解糖系の18倍の効率のミトコンドリア系
ミトコンドリアは、1つの細胞あたり100個から2000個程度存在しているいわれています。
ミトコンドリア系は、細胞内にあるミトコンドリアの中で酸素を使って「高体温の環境」で作り出します
これは、、、
私たちが食べたものが、タンパク質はアミノ酸になり、脂肪はグリセリンと脂肪酸となって細胞内のミトコンドリアでアセチルCoAになってクエン酸回路におくられます。
酸素呼吸を行う生物全般に見らます。
1937年にドイツの化学者ハンス・クレブスが発見し、この功績により1953年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
このエネルギー産生は、とても効率が良いのが特徴です。
というのは、、、
ブドウ糖(グルコース)1分子あたり、36分子のアデノシン3リン酸(ATP)を生成します。
解糖系の18倍の効率で、安定的にエネルギーをつくり出すのです。
これは、、、
一般の細胞、骨格筋(赤筋)、心筋、脳神経細胞(ニューロン)、卵子などで活躍しています。
高体温を維持して、安定したミトコンドリア系を目指そう
子どもの頃は、解糖系が優位に働いています。
年齢を重ねるうちに、次第に大人になるにつれて『ミトコンドリア系が優位』なります。
瞬時にエネルギーを供給する解糖系に比べて、ミトコンドリア系は弱いですが、長く維持できるエネルギーを得ることができます。
ストレスや低体温で解糖系が優位になるとさまざまな病気になる
現代社会は、ストレス社会でもあります。
会社や人間関係など交感神経の緊張が長く続く環境です。
すると、、、
ストレスや圧力によって交感神経が緊張し、これが長く続くと血流が悪くなり「低体温」を引き起こします。
この状態が、長く続くと、、、
交感神経の緊張によって、血管が収縮することで低体温になり、解糖系が優位にはたくようになります。
こうなると、恐れていた、、、
解糖系のエネルギ―が主体なり、低体温、低酸素、高血糖の状態が続きガンや糖尿病の体質になってしまいます。
ですから、、、
糖尿病やガン予防のためにも、体温を上げること。
高酸素状態を維持して、ミトコンドリア系を優位に保つことが大切
なのです。
ではでは。
参考にしたサイト
厚生労働省eヘルスネット:ミトコンドリア
ナチュラルクリニック代々木:エネルギーをつくり出すには酸素とビタミンB群が大切です
鶴見クリニック:鶴見医師に聞く「断食中は水だけで大丈夫?」について
アストリション:クエン酸は疲労回復に効果なし?嘘かどうかスポーツ栄養士が考察してみた
いわい中央クリニック:解糖系とミトコンドリア系
あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |