« home »

消化管のバリア機能が高まり、腸内環境がよくなるオートファジー。肌あれ、アレルギー、免疫力消化管のバリア機能が高まる。

オートファジー

オートファジーによって
体の調子が劇的に変化する

前回のブログでも記事にしました「オートファジー」ですが、
もう少しこのテーマを深掘りしたいと思います。

『間欠的ファスティング』で、美容と健康を向上させて、オートファジーで細胞内の不要な物質を分解させよう

16時間断食のオートファジーによって
体の中から古い細胞が新しく生まれ変わる

現在、世界的に注目を集めている間欠的ファスティング。

その注目されていることとは、、、

  • 古くなった細胞を内側から新しく生まれ変わらせる
  • 細胞内に入ってきた病原菌を分解・浄化する


これは、、、

16時間断食する事で、空腹の体が飢餓状態になることで体が活性化する

ことなのです。

それは、、、

飢餓状態によって細胞が刷新されて、体がリセットし、健康な状態になる

ということ。

それは、、、

若々しい身体を手に入れることなのです。

オートファジーで若々しい身体に

 





オートファジーの仕組みとは

オートファジーをググってみると一番最初にこのように出てきます。

オートファジーって何?
オートファジー=Autophagyのautoはギリシャ語で「自己」、phagyはphage等と同類で「食べる」の意です。
日本語では、自食作用とか自己貪食などというおどろおどろしい訳語が使われますが、
要するに細胞が自己成分を分解する機能のことです。
吉森研究室:オートファジーとは



さらに、、、

近年オートファジーの研究は飛躍的に発展し、オートファジーが発がん、神経変性疾患、2型糖尿病等の生活習慣病、心不全、腎症、感染症、各種の炎症など、さまざまな重要疾患の発症を抑止していること、また発生・分化、老化、免疫などにおいて重要な生理機能を持つことが明らかになり、オートファジー研究は現在大きな注目を集めている研究分野です。
吉森研究室:オートファジーとは

細胞が生きていくためには新陳代謝が必要
それが自食作用(オートファジー)

細胞を構成するタンパク質などの高分子は、自ら能動的に分解されていきます。

細胞内分解システムプロテアソーム系
自食作用(オートファジー)
プロテアソーム系って何?
タンパク質に付加されたUb鎖をPSMが認識し、ATP依存的で迅速かつ不可逆に標的タンパク質を分解するシステム
MBLライフサイエンス:ユビキチンプロテアソーム系

オートファジーは、プロテアソーム系と並ぶ主要な細胞内分解システム

ちょっと細かな話になりますが、人間の体が持っている素晴らしい機能を紹介します。

私たちの体にある細胞は、約2ヶ月ぐらいで新しい細胞と入れ替わります。
古い細胞は、壊れて無くなるのではなく分解されて新しい細胞と変わります。

それが、下の図になります。

東京大学 医学部:水島研究室分子生物学分野:
オートファジーの模式図

詳細な情報に関しては、以下のリンクをお読みください。

→ 東京大学 医学部:水島研究室分子生物学分野:オートファジー

ようは、、、

私たちの体には、古くなった細胞は安全に分解される仕組みを持っている。
それがオートファジー(自食作用)の仕組み

ということ。

 





16時間の断食によって、どんな効果を得られるのか!?

16時間断食とは、以下の図が示すようなサイクルになります。

16時間断食のサイクル

この図は、一例です。

  1. お昼の12時から夜の8時までは食事ができる時間帯
  2. 夜の8時から翌日の朝4時までは排泄の時間帯
  3. 朝4時からお昼の12時までは栄養が行き渡る時間帯

なので、夜の8時から翌日の12時までの16時間は何も食べないことになります。

16時間食べないことで体が刷新され
ダイエット効果も生まれる

夜の8時から翌日の12時までの16時間の間何も食べないことで、、、

胃や腸が休むことができるので、腸内環境が良くなり、
腸内には善玉菌が増えて、便秘の改善や下痢が少なくなります。

なので、以下のような大きなメリットが生まれてきます。

  1. 免疫力の向上
  2. 慢性疾患の改善
  3. 腸内環境の改善
  4. ダイエット効果
  5. 慢性疾患の改善
  6. 老化予防(アンチエイジング)



さらに、体重が減少することによって

  1. 血圧が改善される
  2. 血流が良くなる
  3. 内臓脂肪が減少する

これらの効果は、いわゆる生活習慣病予防になります。

それは、、、

糖尿病や動脈硬化、心疾患などのリスクが減ることに繋がります。

さらには、、、

体の古い細胞が一掃されることによってガンの予防にもなります。

生活習慣病は癌の入口ともいわれるので、生活習慣を改善することはガンのリスクを減らすことに繋がります。

オートファジーの注意点として
筋トレを欠かさないこと

16時間の断食では、
筋肉量が減るので筋トレが必要です。

この情報は前回のブログでも紹介しましたが、改めて記載します。

断食することは、脂肪やタンパク質をエネルギーに変えます。
せっかく付いている筋肉を燃やすことになります。

ですから、、、

16時間の断食で筋肉量が減ってしまい基礎代謝が落ちてしまうのです。

せっかくダイエットできても筋肉が落ちてしまうと太りやすいカラダに戻ってしまいます。

なので、、、

間欠的ファスティングを行うときは、筋トレも併用してやることが大切。
筋トレといっても階段の上り下り、よりいつもより歩くこと。できればスクワットや腹筋をするなどの無理の無いトレーニングを生活の中に取り入れてください。

以上のようにオートファジーは、素晴らしい効果を生みます。

筋トレといっても階段の上り下りや
よりいつもより歩くこと

ですから、、、

週に1回からでも良いので、16時間断食のオートファジーにチャレンジしてみてください。

 





ではでは。

 





参考にしたサイト
吉森研究室:オートファジーとは
Springer Nature:オートファジー—細胞はなぜ自分を食べるのか
MBLライフサイエンス:ユビキチンプロテアソーム系
東京大学 医学部:水島研究室分子生物学分野:オートファジー

 





 





 





 





タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。