« home »

具だくさんの味噌汁は、糖尿病を未然に防ぎ血糖値を下げ、糖尿病を改善させる。

ミネラル不足

京都大学の研究チームは味噌汁を飲む人は、
インスリンの抵抗性が低いと発表しました

このブログでは、糖尿病についてあらゆる角度からご紹介させていただきました。

たとえば、、、

私たちの国、日本は糖尿病大国であること。

糖尿病患者1,000万人予備軍1,000万人。6人に1人が糖尿病と予備軍

じつは、糖尿病を発症した人の3人に1人はうつ病も発症していました。

6人に1人は糖尿病か予備軍

【糖尿病とうつ病】日本人の6人に1人は、糖尿病または予備軍。その3割は、うつ病を発症しています。

糖尿病予備軍は健常な人よりも6~20倍も多く糖尿病を発症する

また、、、

正常な人に比べると心臓や血管の病気になりやすい確率は、

  • 糖尿病予備軍が、2.2倍
  • 糖尿病の人が、3.5倍

というように、糖尿病はあらゆる危険性を持っています。




そこで、今回ご紹介するのは「怖い糖尿病から守る食材」についての情報です。

具だくさんの味噌汁を飲む人は、糖尿病のリクスが低下する

具だくさんの味噌汁を飲む人は、
糖尿病のリクスが低下します

インスリン抵抗性低下に伴う食事習慣:長浜研究。
Dietary habits associated with reduced insulin resistance: The Nagahama study.

CONCLUSIONS : Dietary habits associated with lower insulin resistance were eating fish dishes, miso soup or vegetable dishes every day and eating staple foods for dinner, egg dishes or fruits less frequently.

結論 :
インスリン抵抗性の低下に関連する食生活は、魚料理、みそ汁、野菜料理を毎日食べ、夕食の主食、卵料理、果物の摂取頻度が低いことでした。



この研究では、、、

味噌汁を飲む人と魚料理を食べる人は、インスリンの抵抗性が低い

という疫学調査の結果を導き出したのです。

味噌汁を飲む人と魚料理を食べる人は、
インスリンの抵抗性が低い



それは、以下のような研究でした。

糖尿病でない人4,327人(男性:1,371人、女性:2,956人)のコホート調査

※コホート調査: ある特定の人々の集団を一定期間にわたって追跡し、生活習慣などの環境要因・遺伝的要因などと疾病発症の関係を解明するための調査のこと。

コホート調査の詳細について
京都大学の研究チームと滋賀県長浜市との連携で「市民の件作りの推進と医学発展の貢献」を掲げたながはま0次予防コホート事業が主催した事業で市民の癌や脳卒中・心筋梗塞などのメタボリックシンドロームについての疫学調査

この調査は、食習慣についても調査しています。

お米・パン・麺類(炭水化物)を摂っているのか。肉や魚は?
味噌汁は飲んでいるのか?
野菜や豆や果物は?卵・牛乳などの乳製品?

などの食習慣について詳細に調査しました。




すると、その結果は、、、

女性は
毎日、味噌汁や魚を食べている人はインスリンの抵抗性が低い。
逆に、
夕食に炭水化物をたくさん食べている人はインスリンの抵抗性が高い。
男性は
毎日、野菜を食べている人はインスリンの抵抗性が低く、
お酒をよく飲む頻度が多い人もインスリンの抵抗性が低い。
逆に、
卵料理をよく食べている人はインスリンの抵抗性が高く、
果物を毎日食べている人もインスリンの抵抗性が高い。


ということが、判明したのです。

この研究超で明らかになった結論としては、、、

味噌汁、魚、野菜を毎日のように食べている人々は、インスリンの抵抗性が低い

また、、、

晩ご飯にお米などの炭水化物や卵料理、果物を多く食べている人々は、インスリンの抵抗性が高い

という結論でした。

 





味噌汁と魚の組み合わせは有効的

具だくさんの味噌汁は、血糖値を下げて糖尿病の予防になる

1,945年以前の日本には、成人病といわれる生活習慣病などはあまり散見されませんでした。

というのは、食習慣が日本古来の質素だったということだと考えられています。

現在のような糖尿病大国になってしまったのは、、、

食習慣の欧米化

が、問題だと考えられます。

1日3杯味噌汁を飲む人は、糖尿病のリスクが低い

以下は、山形大学の研究結果です。

味噌汁を1日に3倍以上食べる人は、2杯以下の人々に比べて、[空腹時の血糖値が低い][血中のアディポネクチン値が高い]

ということが分かりました。



この研究は、、、

山形大学の和田輝里子氏らの研究について
山形県高畠町の集団検診を受診した40歳以上の成人のうち、糖尿病治療中の患者およびデータ不十分の場合を除外した計1564人(男性659人、女性905人)。
対象者には、簡易自記式食事歴質問票(BDHQ)で過去1カ月間の食事週間を調査し、血圧測定、採血などを行った。
味噌汁の摂取が2杯・/日以下の群と3杯/日以上の群に分けて糖代謝関連検査値への影響を比較検討した。[日経メディカル:味噌汁の毎食摂取が糖尿病予防に有効]



さらに、、、

味噌汁を飲むと塩分摂取も増加して血圧が気になりますが、噌汁の摂取が2杯と3杯では血圧は変わらなかった。という結果があり塩分摂取による血圧の変化はなく味噌汁の塩分は気にならない。

ことも判明し、とても安心できます。

大豆食品の摂取が血中アディポネクチン値を上昇させる。

大豆食品の摂取が血中アディポネクチン値を上昇させる



さらに、、、

大豆食品の摂取が血中アディポネクチン値を上昇させ、味噌汁などの大豆食品の糖尿病予防に有効である

ということ。

アディポネクチンとは

アディポネクチンとは善玉アディポサイトカインの1つで「超善玉ホルモン」や「長寿ホルモン」とも 言われます。 しかし、このアディポネクチンは内臓脂肪の増加により分泌が減少する特徴があります。 当センターでも 2016 年度より測定を開始しており、正常値は 4.0ng/mL 以上になります。

  1. アディポネクチンは、脂肪を燃焼させ肥満を抑制する
  2. アディポネクチンが低下すると、インスリンの抵抗性を引き起こす
お味噌汁で糖尿病改善を




と、以上の研究結果を踏まえて、これからはお味噌汁を飲むようにしましょう。

 





 





 





参考にしたサイト
厚生労働省:糖尿病
日経メディカル:味噌汁の毎食摂取が糖尿病予防に有効
糖尿病は食事で治る:味噌汁は糖尿病効果がある
糖尿病は食事で治る:味噌汁は血糖値を下げて糖尿病の予防

 





likesilktoによるPixabayからの画像

 





 





 





タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。