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入浴中のヒートショック事故は熱中症です。10年間で1.7倍に増加。

ヒートショック

お風呂好きの日本人は、欧米に比べて圧倒的にヒートショック事故が多い

昔から日本人は、温泉が大好きでお風呂も大好きです。

このせいもあってか欧米に比べて圧倒的にヒートショック事故が多いです。

たとえば、、、

  • アメリカの13倍
  • フランスの5倍
  • イタリアの17倍
  • イギリスの38倍

上の数値は、人口10万人あたり計算で算出しています。[WHO(世界保健機関)調べ]

厚生労働省の研究班の調査、年間約19,000人がヒートショック死
厚生労働省の研究班の調査、年間約19,000人がヒートショック死

ヒートショック事故死は、12月〜2月で全体5割に達する

厚生労働省の研究班の調査、年間約19,000人がヒートショック死

ヒートショック事故は、冬場に多いといわれているのは有名ですが、その内の半分が12月〜2月にかけて発生しています。

之から寒くなる季節、十分な対策が必要です。

この、、、

ヒートショック事故死は、高齢者だけの問題ではなく中年、若年層にも及んでいます

普段元気な人で、持病もない人が、ヒートショック事故に

上のグラフで注目すべき点としては、、、

持病がなく、普段元気な人にもヒートショック事故が発生してる。なんと38%

「いつも元気だから、安心している」という人も注意が必要です。

さらに、ヒートショック事故死で注意すべきところは、、、

ヒートショック事故死の8割は、冬期の熱中症が原因

ということです。




冬場の熱中症とヒートショックの違いについて

ヒートショックとは、入浴時の急激な温度差から体に異変が起こること

冬場の入浴時に暖かい部屋から冷えた脱衣所や浴室に移ったり、高温の浴槽に入ったりした場合、急な寒暖差で血圧が乱高下し、血管に負担がかかる。その結果、脳卒中や心筋梗塞などの急性疾患が起きるとされる。

湯上がり時も急激な血圧の低下により、脳貧血が起きることがある。



ヒートショック事故死の8割は、冬期の熱中症が原因
ヒートショック事故死の8割は、冬期の熱中症が原因
熱中症とは
体温の上昇で体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなるなどし、めまい、頭痛などの症状を起こす。
気温や湿度により、室内でも発症する。「軽症」「中等症」「重症」の3段階に分類され、重症だと意識障害、けいれん、手足の運動障害がみられる。

 





冬場のヒートショック事故をおこさない方法とは

消費者庁では、ヒートショック事故を起こさないために以下のような点をあげています。

  1. 入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
  2. 湯温は41度以下、湯に浸かる時間は10分までを目安にしましょう。
  3. 浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
  4. 食後すぐの入浴、またアルコールが抜けていない状態での入浴は控えましょう。
  5. 精神安定剤、睡眠薬などの服用後の入浴は危険ですので注意しましょう。
  6. 入浴する前に同居者に一声掛けて、見回ってもらいましょう。

また、お風呂のお湯の温度も大切です。

というのは、、、

お湯の温度を41度で、入浴時間が30分以下なら入浴中の事故は激減する

からです。

夏場の熱中症と同様に冬場の入浴中の熱中症対策も大切です。

なので、以下の点に留意してください。

  1. 体温を下げるためにお風呂から出て体温を下げること
  2. 水分と摂り、塩分やミネラルを補給すること



そして、しっかりミネラルを補給することも大切です。

 





ではでは。

 





ミネラルを補給してヒートショック事故を防ぎましょう
ミネラルを補給してヒートショック事故を防ぎましょう

 





 





タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。