菜の花がスーパーや八百屋に出回ると、もう寒い季節もあと少し!と思わずうれしくなります。
でも、春が近づくのもうれしけれど、風邪が流行るのもこの季節…..。ところが、菜の花にはビタミンCやカロチン、ミネラルがたっぷり入ってくれているので、風邪の予防にもなるうれしい食材なんだそうです。旬の食材の力にはホント凄いですね!春を感じつつ、風邪の予防もしながら美味しいだなんて。
そんな菜の花はサッパリとした料理になりがち。でも今回は煙が出るまで熱したごま油を「ジュ〜ッ!!!」とかけていただくので、香ばしいけど油っぽくないお勧めのサラダです。
材料(4人分位)
◎菜の花 1束
◎木綿豆腐 1丁
◎ごま油 大1
◎ポン酢 大3
◎塩 少々
作り方
木綿豆腐はしっかり水切りをして、手で粗くちぎります。菜の花は塩少々を加えた熱湯でゆでて冷水にとって冷まし、3等分位に切り水気を絞ります。
ちぎった豆腐と菜の花をさっくり混ぜて器に盛り、ポン酢をかけます。最後に煙が出るまでよく熱したごま油を「ジュッ〜!」とかけたらできあがりです。
ごま油をかけた瞬間の「ジュッ〜!」という音と、香ばしい香りがもう食欲をそそりまくります!ポン酢はいろいろなタイプがありますので、お好みで量は調節してください。
菜の花
菜の花の栄養素で特徴的なのは、ビタミンCが多いこと。他にもカロチン、ビタミンB1、B2、E、鉄、カルシウム、食物繊維がバランスよく含まれている栄養価の高い野菜です。
こうした栄養素を十分に生かすには、さっとゆでること。ビタミンCは水溶性なので、ゆで過ぎたり、水にさらし過ぎると減少してしまいますし、持ち味のシャキッとした歯ざわりも損なわれます。数秒で引き上げるか、湯通しする程度で大丈夫。真っ青にゆで上がり、時にはつぼみの中にある黄色い花も鮮やかに仕上がります。
加熱によりカロチンもやや減少しますが、油脂と一緒にとるとカロチンの吸収率が高まります。