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抗生物質の功罪か。ニキビ治療で使用される抗生物質で狼瘡発症リスクが2.5倍も

ニキビ治療で使用される抗生物質で狼瘡発症リスクが2.5倍 ニキビ

抗生物質は、善なのか悪なのか?

ニキビは、比較的10代の思春期にできます。

ニキビの語源は、黍(きび)の様なものが肌にできることから肉黍(にくきび)が転じてニキビ

と、なったようです。

ニキビ治療で使用される抗生物質で狼瘡発症リスクが2.5倍

ニキビの原因と治療法

ニキビのことを検索すると、以下のような表現がされています。

  1. 『生活習慣病(せいかつしゅうかんびょう)』は、糖尿病・高脂血症・高血圧・高尿酸血症など、生活習慣が主な発症原因である病気の総称です。
  2. 病気を引き起こす『生活習慣』には、現代社会につきものの、過労・食生活の偏り・ストレス・運動不足・喫煙などがあげられます。
  3. 『生活習慣』を改善することで、『生活習慣病』は予防・改善することができます。
  4. ニキビは、思春期以降の活発な性ホルモンの分泌によって、皮脂が増加し、毛穴がつまることから始まる病気です。若い思春期の人だけでなく、大人でも最近増えています。
  5. これは過労・食生活の偏り・ストレスなど、病気を引き起こす『生活習慣』が、ニキビの悪化因子となり、お肌に多大な影響を及ぼしているからです。
  6. ニキビは、『生活習慣』を見直すことで、予防・改善することができる『お肌の生活習慣病』です。
  7. ニキビは『お肌の生活習慣病』と捉えられるようになれば、日々の生活で、様々なことに注意するようになり、ニキビの改善につながる『道』を見つけることができます。

とかち皮膚科:第53回 『ニキビは『お肌の生活習慣病』です!』



要約すると、、、

ニキビは、過労・食生活の偏り・ストレス・運動不足・喫煙などの原因によって発症し、近頃では大人でも増加している。改善策は、生活習慣を見直すこと。

ということになります。






また、治療法を検索すると・・・

経口ミノサイクリンでニキビを治療する

ミノサイクリンは、ニキビによく処方される経口抗生物質です。それはテトラサイクリンと呼ばれる抗生物質のグループに属しています(ドキシサイクリンやテトラサイクリンもこのグループに属しており、ニキビの治療にも使用されています)。

テトラサイクリンの中ではミノサイクリンが最も高価です。しかし、他の経口抗生物質が失敗した場合には、ニキビに効果を発揮します。
ミノサイクリンは何十年も使用されているし、それはめったに単独の治療法として使用されていないが、炎症性のにきびに対して特に効果的である。それはほぼ常に外用のにきび薬と一緒に処方されます。これは、ちょうど単独でミノサイクリンを使用するよりもはるかに良い結果を与えるでしょう。
Minocyclineはまた、ミノシン、ダイナシン、ベクトリン、およびSolodyn(徐放性ミノサイクリン)として販売されています。




さらに、、、

ミノサイクリンはどのようににきびを治療するために働く

ミノサイクリンは、2つの方法でニキビを治療するために働きます。

第一に、それはアクネの吹き出物を引き起こす細菌の成長を停止します。
第二に、ミノサイクリンは炎症を軽減します。あなたが赤、炎症を起こした吹き出物を持っている場合は、これは朗報です。

一方で、ミノサイクリンは、黒ずみや他の炎症を起こさないシミにはあまり効果がありません。

加藤レディスクリニック:経口ミノサイクリンでニキビを治療する






要約すると・・・

ニキビ治療には、ミノサイクリンという抗生物質が使用されており、ミノサイクリンは、ニキビの細菌の成長を止め炎症を軽くする

ということ。





しかし、、、

抗生物質のミノサイクリンが本当によいのかどうかに関しては疑問が残ります。

というのは、、、

以前このブログで紹介した本には、、、

あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた
あなたの体は9割が細菌

ニキビ治療のために数ヶ月あるいは数年、ミノサイクリンという抗生物質を使っている10代後半や成人は、そうでない人に比べて狼瘡を発症するリスクが2.5倍も高いという。

あなたの体は9割が細菌:189頁




また、その後にはさらに怖いことが記されています。

狼瘡は、体のあちこちを攻撃する自己免疫疾患で、患者の多くは、女性だ。
男性はミノサイクリンを使っていても狼瘡を発症することはほとんどない。



さらに、、、

女性のみに限定すれば、ミノサイクリンを使用したあと狼瘡を発症するリスクは5倍に跳ね上がる


と、記述されています。




抗生物質は、無数の人々の命を救ってきた貴重なもの。

抗生物質は、戦時下にあって無数の兵士の命を救いました。

ですが、、、

このブログでもいくつか記事にしましたが、、、、

近年の爆発的な肥満の増加も抗生物質の可能性が否定できません。

肥満の原因は抗生物質か

肥満の流行の原因は、抗生物質だった!?ダイエットを阻む抗生物質は、マイクロバイオームを荒らしています。

太る原因は抗生物質

痩せない苦しいダイエット。もしかしたら太る原因は食べすぎじゃなくて抗生物質かも知れませんよ。




さらには、近年増加の一途をたどっている「自閉症」やうつ病、アレルギー症なども抗生物質と関連性があると思われます。

リーキーガット

うつ病、バセドウ病や肥満、アレルギーなどの現代病を引き起こすリーキーガット(腸漏れ)症候群とは

腸内細菌が子どもに影響をおよぼす

自閉症児は、健常児に比べ腸内のクロストリジウム属の細菌が10倍も多い



また定かではありませんが、、、

多発性硬化症
神経を傷害する自己免疫疾患の多発性硬化症は、抗生物質を服用した人に発症しやすい傾向がある

という記述もあります。

 





食物に使用される大量の抗生物質の影響を考える

病気を防ぐために大量の抗生物質が使用される

輸入肉には、大量の抗生物質が含まれていることをご存じでしょうか。

その理由は、、、

『抗生物質を投与することで牛やブタが短期間で大きくなりより太ってくれる』

からです。

また、、、

鶏などは、大量の数の鶏がゲージで一生を過ごすために感染症や病気にかかりやすい。そのリスクを避けるために多くの抗生物質を使用している

のです。

日本は、「薬物や農薬に関しては先進国の中でも結構ゆるい」と耳にしますが、食肉に関してはさに非ずカナダやアメリカなどは、我が国日本よりも抗生物質の基準は低いのです。

ですから、、、

安価な輸入肉には、多くの抗生物質が使用されている

と、考えても間違いありません。






では、、、

野菜は、抗生物質の影響を受けていないのか

野菜は、抗生物質の影響を受けていないのか

野菜は、抗生物質の影響を受けていないのでしょうか。



残念ながら、、、

野菜の肥料には、家畜の糞が使用されることが多い。
そして、家畜に投与された抗生物質のなんと75%は、糞となって排出されています。

ですから、、、

有機肥料や有機野菜といっても大量の抗生物質が含まれた土壌で野菜が育っている

ことになります。

家畜に投与された抗生物質75%が糞となって排出され肥料になっている

考えすぎかも知れませんが、、、

1回に摂る野菜からの抗生物質が、とても微量ででも何十年も経てば相当量の蓄積になることは明らかです。

 





ではでは。

 





 





参考にしたサイト
とかち皮膚科:第53回 『ニキビは『お肌の生活習慣病』です!』
加藤レディスクリニック:経口ミノサイクリンでニキビを治療する

 





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タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。