ヘロインと同様の中毒性を持つ小麦
小麦のことについて考えています。
すでに6回目になりました。
前回の記事は・・・
参考にしているのはこの本です。
今回は、ちょっとショッキングなないようになります。
それは、、、
- 小麦には、ヘロインと同様の中毒性がある
- 小麦と統合失調症との関係
小麦は、ヘロインやモルヒネと同様の働きがある
「小麦は、ヘロインやモルヒネと同様の働きがある」とは、いきなり凄いコトに思われるかもしれませんがこれは事実です。
食品の中でもグルテン(麦に含まれるタンパク質)から生じるペプチドをグリアドルフィン、カゼイン(乳製品に含まれるタンパク質) から生じるペプチドをカソモルフィンと言います。
共に分子量が約800前後と小さく、腸管から血中へと移行し、脳関門を通過し、脳内に到達しやすいことが考えられます。
すると・・・
脳内へ到達すると、脳の鎮静受容体と反応します。グリアドルフィンとカソモルフィンはヘロインやモルヒネと同様の働きがあり、脳でのGABA の働きを抑制し、ドーパミンの分泌を促すことがわかっています。
マリヤ・クリニック:乳製品と小麦製品の除去(GFCF)
ナチュラルクリニック代々木:GABAってなぁに?
また、メンタルにも大きな栄養をおよぼします。
小麦抜きの生活を始めたら、数週間で・・・
むらっ気はなくなり、集中力が向上し、睡眠も深くなった
逆に・・・
小麦断ちで禁断症状が・・・
麻薬中毒者は、薬を断つと禁断症状が出ますが、小麦も同様の禁断症状がでます。
これまでに何百人もが小麦を抜いてから数週間、極度の疲労感、思考力の減退、イライラ感を覚え、学校や職場でいつも通りに活動ができなくなったり、憂うつになったりしたというのを目にしました。
小麦を食べるな:63頁
そして、ベーグルかカップケーキを1個食べれば還元に落ち着きました。
小麦と統合失調症との関係
小麦は、イライラや思考力の減退など脳におよぼす影響があることがわかりました。
統合失調症患者の脳と小麦が与える影響について正式に関連付けたのは、精神科医カーティス・ドーハンの研究でした。
それは、、、
終戦後小麦の消費量が増えるにつれ入院数が増大した。
また、同様のことがニューギニアで起こりました。
それは、、、
西洋の影響を受ける前には、統合失調症の発症率は0.003%(住民6万5千人あたり2人)だった
が、西洋の食習慣が浸透し、小麦製品やトウモロコシを常食し、大麦由来のビールを飲むようになると、統合失調症の発症率は65倍に跳ね上がった。
そこで、フィラデルフィアの病院で、ドーハン医師はある試みを実施しました。
患者の食事から完全に小麦を除去してみたのです。
すると、、、
小麦を抜いて4週間たつと、統合失調症の特徴的な症状が明らかに改善したのです。
小麦を食べるな:66頁
幻聴や妄想が減り、現実逃避も少なくなりました。
そこで、、、
再び患者の食事に小麦食品を入れると、幻聴、妄想、自閉の症状は、たちまち元に戻ってしまいました。
さらに、、、
再度、小麦を抜くと、患者もその症状が良好になり、小麦を入れると悪化がみられた
のです。
この研究結果を受けて、、、
イギリスのシェフィールド大学の精神科医らが同様の結果が出て、ドーハン医師の研究は証明されたのです。
それ以来、小麦断ちをすることで統合失調症が寛解したという報告まで出るようになりました。
さらにさらに、デューク大学の医師によると、、、
のです。
小麦の気まずい真実は、あまり表に出ないものですね。
ではでは。
参考にしたサイト
ナカムラクリニック:小麦2
ナチュラルクリニック代々木:GABAってなぁに?
マリヤ・クリニック:乳製品と小麦製品の除去(GFCF)
ドーハン医師論文:『再発性統合失調症患者〜牛乳・穀物抜きの食事による急速な回復』
あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |