ビッグマックと同じぐらいのカロリー食べ物とは
ビッグマックのカロリー量は
ビッグマックとコーラ(M)にマックフライポテト(M)は、定番メニューですね。
苦しいダイエット中にこんなのが目に飛び込んできたら、誘惑に負けそうです。
が、ビッグマックのカロリー量とコーラ(M)にマックフライポテト(M)のカロリー量を知れば、さっぱりとあきらめられるでしょう。
1日のカロリー量の半分以上のビッグマックセット
- ビッグマック1個のカロリー量は、545kcal
- コーラ(M)は、127kcal
- マックフライポテト(M)は、454kcal
- 合計カロリーは、1,126kcal
厚生労働省の推定エネルギー必要量で29歳女性が、2,000kcalですから、ビッグマックセットだけで56.3%になります。
ごはん1杯のカロリーが168kcalですから、ビッグマック1個の545kcalと比べて、3.24倍。ご飯を3杯は食べられないですよね。
と、いうことで、このビッグマック1個の545kcalとほかの食材を比べてみたいと思います。
ビッグマック1個の545kcalと同等のお料理は
以下、カロリーSlismさんより
ビッグマック対焼きそば一皿:469KCAL → 289.9G
150gの中華麺を使う焼きそばのカロリーは、ソース味の焼きそば469kcal、海鮮焼きそば482kcal、塩やきそば557kcal、トッピングの熱量が高いあんかけ焼きそば745kcal、麻婆やきそば696kcal、和風テイストのタラコ焼きそば456kcal、バター醤油ヤキソバ616kcal、洋風カレー焼きそば563kcal。
ビッグマック対パスタ類
ツナパスタは、597kcal。スモークサーモンの冷製パスタは、意外と高く678kcal。ウニパスタは、536kcalとビッグマックとほぼ同じぐらいです。
ビッグマック対そうめん
そうめんは、圧倒的にヘルシーのように感じますが、1人前270gは、343kcal。ビッグマックの約63%になります。
納豆そうめんすると、554kcalでほぼビッグマックと同じ。
とろろそうめんも535kcalで、同じぐらいです。
ビッグマック対うどん
うどん一玉230gとすれば、242kcal。ビッグマックの半分ぐらいのカロリーです。卵を入れて月見うどんにすれば、416kcal。
やはり油を使う「皿うどん」だと一皿523.5gで、644kcal。ビッグマックを超えてしまいます。
しかし、ビッグマックセットが[1,126kcal]ですから、皿うどんのほうが約半分なので、まだまだ良いですね。
ビッグマック対蕎麦
蕎麦1人前茹で上がり260gでは、296kcalとヘルシーです。これにいろいろとトッピングします。
- きつね蕎麦:512kcal
- カレー蕎麦:553kcal
- タヌキ蕎麦:427kcal
- 天ぷら蕎麦:495kcal
天ぷら蕎麦が、ビッグマック1個に近づいてきました。
因みに、カロリーの高そうな卵が上に乗って、マヨネーズが格子状にふりかけてある「オムソバ」は、、、
オムソバ:630kcal
ビッグマック対パン
食パン6枚切り1枚のカロリーは、158kcal。これをベースに考えると、、、
- ピザトースト121.5gで、300kcal
- カレーパン124.04gで、358kcal
- ホットケーキ2枚242gで、644kcal
- メロンパン1個81.6gで、276kcal
メロンパン2個とビッグマック1個がだいたい同じです。
ビッグマック対トンカツ
トンカツ1枚134.6gで、463kcal。トンカツ定食は、ご飯と味噌汁と小鉢がついて、914kcal。
それでもビッグマックセットよりは、低カロリーです。
カツカレーは、ビッグマックセットほぼ同じで、1,103kcal。
やはり油ものは、カロリーが高く出ます。
ビッグマック1個は、ずいぶんカロリーが高い
何を食べるかは、その人の自由ですが、ことダイエットのことを考えると、ビッグマック1個の量は、ずいぶんとほかの食べ物と比べると1つで高カロリーだということが分かります。
チーズバーガー1個が303kcalなので、、、
- チーズバーガー1個のカロリー量は、303kcal
- コーラ(M)は、127kcal
- マックフライポテト(M)は、454kcal
- 合計カロリーは、884kcal
それでもけっこうなカロリー量です。そもそもマックフライポテト(M)454kcalというのが幅をきかしていますね。
この組み合わせは、やはり油をたくさん使っていますから、良いとは決していえませんね。
やっぱり和食がいい。スローフードの良さ
このようにビッグマックと他の料理を比べると、ビッグマックにおけるカロリー量は半端ないことがわかりました。
そして、カロリーだけではなく、栄養の質も大切です。
それは、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」をきめています。「エネルギー産生栄養素バランス」として各栄養素から摂取するエネルギー量の比率の目標値があり、たんぱく質:13~20%、脂質:20~30%、炭水化物:50~65%、摂取すること。
そして、問題の脂質ですが、7%との割合が目標値になっています。
たとえば、、、
トンカツ定食[ご飯に味噌汁、ほうれん草のおひたし]という組み合わせだと、、、
脂質45.1% 飽和脂肪酸12.9%
アジフライ定食[ご飯に味噌汁、ほうれん草のおひたし]という組み合わせ
脂質31.0% 飽和脂肪酸4.8%
ヒレカツ定食[ご飯に味噌汁、ほうれん草のおひたし]という組み合わせ
脂質27.9% 飽和脂肪酸4.3%
同じトンカツ定食でもロースとヒレだと、飽和脂肪酸3分の1になって「ヒレカツ定食」がずいぶんヘルシーです。脂質も約半分に抑えられています。
どうように同じフライものでもアジフライは、ロースカツ定食と比べて、飽和脂肪酸はほぼ3分の1。脂質も10%さげています。
食材によってこんなにも変化します。
おすすめの肉 | 控えたい肉 | ||||
牛 | ヒレ肉:185Kcal | もも肉:181Kcal | 肩ロース:18Kcal | バラ肉:454Kcal | |
豚 | ヒレ肉:115Kcal | 肩肉:171Kcal | もも肉:148Kcal | ロース:236Kcal | バラ肉:386Kcal |
鶏 | ささみ:105Kcal | むね肉(皮なし):108Kcal | もも肉(皮なし):116Kcal | もも肉(皮つき):200Kcal | 皮のみ:513Kcal |
脂身が多いほど、飽和脂肪酸は多くなります。
飽和脂肪酸の多い主な食品(100gあたり) | |
カップラーメン | 8.72g |
あんこうの肝 | 8.23g |
鶏皮 | 16.30g |
生クリーム | 27.62g |
無塩バター | 52.43g |
ビッグマックを例にとって、話を進めましたが、カロリーや脂質のことを考慮すると、やっぱり和食が身体によいといわれるのが良くわかります。
あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |