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少食は、アンチエイジング。活性酸素を減らしてカラダのサビを抑えます。

オートファジー

カロリー制限ができる人はわずか3%しかいない

今回の記事は、少食がテーマです。

少食のメリットは、いろいろあいます。

  • 体重維持
  • 長生き
  • エネルギーの安定化
  • 心臓の健康維持
  • 消化器官に負担が少ない など

しかし、アルバート・アインシュタイン医科大学教授ニール・バルジライ氏は、、、

わたしは2型糖尿病の専門医なので、人々にとってカロリー制限がどんなに難しいかよく知っている。どの患者にも体重を減らすようにと指示するのだが、それができる人は3%以下だ。

と、語り、、、

大半の人はどんなにがんばっても、ふだんの食事量から毎食40%のカロリーを減らしつづけることはできないだろう。

と続けました。

Newsweek:「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だった…スーパーエイジャーに学ぶ「長寿体質」より

それほど、カロリー制限や少食になることは難しいことだといえます。

氏の研究では、ラットの実験ですが・・・
カロリー制限することで寿命が延びることも判明しています。

ラットの摂取カロリーを40%制限してみた。すると、カロリー制限されたラットは、自由裁量で好きなだけ餌を食べたラットよりも約40%長生きした。

摂取カロリーを40%制限で、約40%長生きした。

さらに、、、

米国コロンビア大学コロンビア老化センターの研究陣が、国際学術誌「ネイチャー・エイジング」に発表した記事によると、、、

2年間カロリー摂取を25%減らした食事を取り続けた結果、老化のスピードが2~3%遅く

なった。

そして、、、

老化を2%鈍化させるのは死亡のリスクを15%減らすことに該当する

ことが判明し、こう結論づけました。

それが、、、

カロリー制限や少食は、禁煙に匹敵する効果である。

ハンギョレ新聞:小食は禁煙に匹敵する効果…老化を遅らせる証拠見つけたより

まさに、、、

カロリー制限や少食は、アンチエイジングだ

といえます。

以前、以下の記事で、、、

『間欠的ファスティング』で、美容と健康を向上させる

と、書きました。

『間欠的ファスティング』で、美容と健康を向上させて、オートファジーで細胞内の不要な物質を分解させよう



少食は、活性酸素を軽減し細胞の酸化を抑える

カラダが酸化することを俗に「細胞がサビる」などといいます。

リンゴの皮を剥いてそのままにしておくと茶色くなります。これが酸化です。

同じように、、、

人のカラダも老化とともに運動などをしないでいると酸化が進み「カラダが錆びて」くるのです。

「酸化ストレス」などともいわれます。

腸内で吸収されて細胞中のミトコンドリアの酸化反応によってエネルギー源になる

私たちが食べたものは、腸内で吸収されて細胞中のミトコンドリアの酸化反応によってエネルギー源に変換されます。

ですから、、、

私たちが、好き放題に食べると、ミトコンドリアのエネルギー代謝が増大し、酸素消費量も増えるので細胞がどんどん錆びてきます。

なので、その逆を行うことによって「老化予防ができる」ます。

大食いは、酸素消費量も増えるので細胞がどんどん錆びる

カロリー制限や少食に励み、ミトコンドリアのエネルギー代謝減らし、細胞の酸化を食い止めることで老化予防になる

のです。

これこそ、アンチエイジングになります。昔の人は「腹八分目に医者いらず」とよくいったものだと思います。

カロリー制限や少食は、代謝障害を改善する

カロリー制限や少食を実践すると、代謝障害なくなり、長寿遺伝子(SIRT1)が活性化することが研究結果で分かりました。

Munehiro Kitada et al., Biochim. Biophys. Acta, 1830, 4820-4827 (2013).より

肥満の男性4人に対して行われた実験です。

7週間にわたって25%のエネルギー制限をかけて、体重やBMI値・体脂肪率・内臓脂肪面積、血圧などさまざまな記録を取ったところ、、、

カロリー制限によって長寿遺伝子「サーチュイン遺伝子(SIRT1)」にスイッチが入り、さまざまなストレスに負けない強いカラダになった!

なので、、、

カロリー制限や少食は、アンチエイジングして長寿のカラダになる

のです。

カロリー制限や少食は、アンチエイジングして長寿のカラダになる

16時間の空腹感で、オートファジーが発動される

この内容は、以前ものですが再掲します。

一日のうち食事をしてもよい時間を
8時間程度以内に設定する

16時間プチ断食とは、夜の8時から翌日の12時過ぎまで何も食べないことになります。

やり始めの当初は、ちょっとお腹が空いて大変かも知れませんが、1週間、2週間続けていくうちに慣れてきます。

この慣れるまで大変ですが、そんな時は無理せずにちょっとしたお菓子やお味噌汁などを摂るのも良いでしょう。

何よりも16時間の空腹感がもたらす効果が素晴らしいのです。

「16時間断食」の効果とは? “空腹の時間”が生み出す科学的メリットより
糖尿病クリニック院長、医学博士、日本糖尿病学会専門医・指導医、日本内分泌学会専門医:青木 厚医師

最後に食べ物を口にしてから10時間が経つと、
肝臓に蓄えられた糖がなくなって脂肪が
分解されエネルギーとして使われます。



さらに、、、

空腹が16時間続くと「オートファジー」が働き、人体の古くなった細胞を、内側から新しく生まれ変わらせます。そして、自食作用とも呼ばれており、壊れた細胞をお掃除してくれるのです。

さらに、、、

不要なものを材料に新たなタンパク質を作って、細胞がどんどん生まれ変わっていくので肌つやもよくなりますし、体内からアンチエイジングの効果が得られる。



医師がすすめる少食ライフ

医師がすすめる少食ライフ

 





ではでは。

 





参考にしたサイト
玄米酵素:科学的に証明!少食がよい理由
ハンギョレ新聞:小食は禁煙に匹敵する効果…老化を遅らせる証拠見つけた
Newsweek:「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だった…スーパーエイジャーに学ぶ「長寿体質」
グリノ:少食がもたらす 健康面への6つのメリット

 





 





 





 





タロ

久永 広太郎(ヒサナガコウタロウ)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。