小麦は、最強の『食欲増進剤』である
小麦の都合の悪い人体への影響をシリーズで取り上げています。
参考にしているのは、この本です。
この本は、以前ご紹介したジェイン・プラント教授が書いた世界的なベストセラー「乳ガンと牛乳」の衝撃と同様のインパクトがあります。
冷静になって、小麦のことをさらに勉強したいと思います。
海外などのニュースを見ていると、あまり私たち日本人には考えられないほどの巨漢の人々が映っているときがあり驚くことがあります。
この本『小麦を食べるな』を読んでいると、その理由が良くわかります。
そこで、、、
ダイエットに励む人々が採用したのが、グルテンフリー
というダイエット方法です。
もともとは、、、
グルテンフリーは、セリアック病患者の食事として生まれた食事療法でした。
スーパーなどでは、このマークがあると『グルテンフリー食品』に認定されています。
グルテンフリーダイエットは、食欲を抑える効果がある
前回のブログでご紹介しましたが、小麦グルテンは・・・
グルテモルフィンが、麻薬様依存物質を作って依存性が高くなり、どんどん欲しくなるということが起こる
のです。
ですから、小麦を食べないようにすると食欲が抑えられるということなのです。
グリアジンは、食欲増進効果を持ち中毒性がある
グルテンを構成するタンパク質の一種である「グリアジン」ですが、、、
「グリアジン」は、食欲増進効果を持つ上、中毒性があります。そのため小麦製品を食べれば食べるほど、さらに小麦製品が食べたくなってしまいます。
食欲旺盛な状態が続いてしまう可能性も高いです。
共立美容外科:グルテンフリーダイエットで期待できるダイエット効果は?やり方や注意点をご紹介より
グルテンを含んでいる食品は、だいたい以下のような食品です。
正直、美味しそうな物ばかりです。
- パン
- パスタ
- ピザ
- グラタン
- ラーメン
- お好み焼き
- たこ焼き
- うどん
- 素麺
- 餃子の皮
- しゅうまい
- ワンタン
- カレーやシチューのルウ
- ケーキやクッキーなどの焼き菓子
小麦ポッコリお腹が引き起こす恐ろしい病気たち
「真面目にダイエットしていても、どうしてもポッコリお腹がなくならない」という悩みはよく耳にします。
この原因は、、、
脂肪分の摂り過ぎで太ったのではなく、もしかしたら小麦の摂り過ぎで肥ったのかもしれません。
食パンや小麦でできた食品を食べると、多幸感がやってきます。
この原因は、、、
グルテンが分解してできるエクソルフィンが、脳に影響を与えているからです。
これは、、、
小麦を食べると、2時間おきに多幸感と空腹状態の倦怠感が交互に起きて情緒不安定になるのです。
noto:小麦(成分、健康被害、グルテン)より
これが、、、
認知症や結腸癌、リウマチ性関節炎など疾病を引き起こすのです。
小麦によって、インスリン反応による満腹感と空腹感のサイクルが誘発され、多幸感と禁断症状が繰り返され、神経機能が麻痺して中毒作用がもたらされ、このすべてが脂肪沈着につながります。
小麦を食べるな:85頁
そして、これがトリガーとなり・・・
過度の高血糖とインスリン量は、脂肪の中でも特に内臓脂肪を増やす原因になります。
小麦を食べるな:85頁
この状態が何度も繰り返されると、肝臓、腎臓、膵臓、大腸や小腸にまで内臓脂肪が蓄積し、外見ではおなじみのぽっこり小麦腹をもたらします。
じつは、、、
心臓も同様に肥大しているのですが、肋骨に覆われているので見えないだけ
なのです・・・
ですから、、、
ポッコリお腹とは、長年による血糖と血中インスリン濃度の上昇のサイクルが繰り返され、インスリン反応による脂肪沈着によって起こっていたのです。
ダイエットしても減らないポッコリお腹の中は、、、
臓器が脂肪でくるまっているということになります。
内臓脂肪が引き起こす認知症や結腸癌などの怖い病気たち
ダイエットしても減らないポッコリお腹が原因で引き起こされる病気たちが本当に恐ろしいのです。
内臓脂肪が引き起こす主な病気
糖尿病 | 血液中のブドウ糖が増えすぎて、血糖値を正常に保てず、高血糖の状態になる病気。内臓脂肪が増えると、血糖値を下げるインスリンの効きが悪くなり、糖尿病のリスクが上がる。 |
高血圧症 | 血圧が高くなる病気。内臓脂肪が増えるとアンジオテンシノーゲンが増えて、血圧が上がる。血圧が高くなると血管が損傷し、やがて動脈硬化を引き起こす。 |
脂質異常症 | 血液中の脂質の値が異常に高くなる病気。脂質の代謝が正常に行われず、血液中に中性脂肪や悪玉コレステロールがたまる、あるいは善玉コレステロールが減少する。血管に沈着したコレステロールや脂質が、動脈硬化を引き起こす。 |
高尿酸血症・痛風 | 血液中の尿酸が多くなり過ぎる病気。関節に尿酸がたまって炎症が起こると、痛風を発症して激痛を伴う。 |
狭心症・心筋梗塞 | 動脈硬化などで心臓の血管が細くなり、血流が阻害されて、胸が締めつけられるような症状が起こる病気。「狭心症」は一時的な心臓発作だが、血液が完全に途絶えてしまうと「心筋梗塞」を発症し、心筋が壊死する。命にかかわることもある、重篤な病気。 |
非アルコール性脂肪性肝疾患(脂肪肝) | アルコールが関連しない脂肪肝のこと。内臓脂肪が多いと肝臓にまで脂肪がたまり、肝臓が肥大化して肝機能が低下する。進行すると肝硬変や肝がんの発生リスクが高くなる。 |
脳梗塞 | 脳の血管が詰まり、その先に十分な血流がいかず、脳細胞がダメージを受ける病気。突然発症し、片まひなど重い後遺症が残ることも。脳の血管内での動脈硬化の進行や、首や心臓の血栓が原因で発症するケースもある。一刻も早く治療を受けることが重要。 |
月経異常・不妊 | 肥満により女性ホルモンのバランスが崩れると、月経異常や不妊の原因になる。 |
腎臓病 | 肥満による高血圧、高血糖、高尿酸値の状態が続くことで、慢性的に腎臓に負担がかかり、やがて腎障害が起こる。 |
善玉アディポネクチンは、内臓脂肪が増えると減少する
脂肪細胞から分泌されるタンパク質「アディポネクチン」が、近年注目を集めています。
ですが、内臓脂肪が増えると期待されている『アディポネクチン』が減少してしまうのです。
それは、、、
内臓脂肪が蓄積して、血糖・血圧・脂質に異常をきたすメタボリックシンドロームではアディポネクチンの分泌が低下しています。
また、アディポネクチンの良さは、、、
アディポネクチンにはインスリンの効きをよよくしたり、脂質異常や慢性炎症を抑える働きもあります。
ですから、、、
アディポネクチンの働きを活発化させるためにも小麦ポッコリお腹は、解消するべきです。
ではでは。
参考にしたサイト
オムロン:テレビの健康番組でアディポネクチンという物質がメタボに関係があると紹介されていました。詳しく知りたいのですが。
大正製薬:内臓脂肪とは何か? そのリスクと健康への影響
ケンミン食品:グルテンフリーとは
共立美容外科:グルテンフリーダイエットで期待できるダイエット効果は?やり方や注意点をご紹介
UnsplashのAllGo – An App For Plus Size Peopleが撮影した写真
あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。 |