オリーブオイルのこと#4

オリーブオイルのこと#4

オリーブオイルの歴史は、古いです。シリア、レバノン、パレスチナ、ヨルダン辺りで多く使われていました。今から約7,000年から8,000年前だといいます。

古代から変わらないオリーブ。
古代食なのです。

小麦やお米なども大昔から人間が食べてきた種子です。遺伝子組み換えやDNA編集で改良が加えられて原種は、ほとんど残っていません。とくに小麦は、種類が多く原種といわれるものは、既に現代にはありません。

しかし、驚くべきことに、オリーブは古代そのままの原種(品種改良はされています)が残っています。

なぜなら、オリーブオイルって木になる実を採って絞るだけ。じつは、製法も基本的には変わっていないんです。機械か石臼で搾るという作業は古代から変わらないのです。

だから、オリーブオイルは、古代食なのです。

ですから、リンゴジュース100%とかオレンジ100%とかと同じでオリーブ100%のオイルなのです。実を搾ったままのオイルです。

オリーブオイルは、古代食
オリーブオイルは、基本的に古代から作り方は変わらない

中東文化に根ざし
さまざまな用途に使われてきたオリーブ

7000年も昔から中東世界で親しまれてきたオリーブ。食用以外にも使われてきました。
ざっとあげると、
・石鹸に加工され
・薬として
・有効な交易品として
・神殿や夜の灯りとして
・宗教儀式や即位の儀礼として

さらに有名なところだと「王冠」にも、権力の象徴としても使われています。

新約聖書では、「油注がれた者」として『メシア』を指します

新約聖書では、「油注がれた者」として『メシア』を指します。メシアはヘ、ブライ語で「油で聖別された者」という意味でヘブライ人を救う王のこと。


オリーブオイル物語-歴史や起源についてより

 

 

 

オリーブの木とオリーブオイルの歴史
オリーブの木とオリーブオイルの歴史より

世界のオリーブ生産量ランキングは、1位がスペイン。2位がトルコ。ギリシャ、イタリアと続きます。世界の生産量の大部分は、原産地でもある地中海沿岸の国々が占めています。スペインは、2億本ものオリーブの木があります。イタリアが、1億8500万本、ギリシャが1億3300万本。毎年の生産量は、気候変動の影響を受けやすいので、安定はしないないそうです。

あいがとやのオリーブオイルは、パレスチナ産

『あいがとや』のオリーブオイルは、「ガリラヤのシンディアナ」のエクストラヴァージン・オリーブオイル。農薬も化学肥料も使っていない畑の地元種スーリのオリーブだけを一粒一粒手摘みしています。いまだに手作業なのは、大事に育てたオリーブを傷付けないためです。

ヴァージンオイルというのは、天然果汁100%ということ。また、「ガリラヤのシンディアナ」で作られているエクストラヴァージン・オリーブオイルは、じっくり低温圧搾で抽出された一番搾りのオイルなので、味や香りはもちろん栄養も損なわれずに残っています。

オリーブの木の寿命は長く、エルサレムには推定樹齢1000年を超えるといわれる大樹があります。一般に樹齢4年〜5年で実をつけ始め、花期は5月〜6月、収穫は10月末〜12月初めです。

私は15年以上、パレスチナオリーブオイルを扱っていますが、毎年、風味や味が変わります。それも楽しみの一つですね。いかにも自然のそのものという趣があります。


ではでは。

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久永 広太郎(ひさなが こうたろう)

あいがとや店主。有限会社グランパティオ代表。グラフィックデザイナー。アートディレクターを経て情報誌「パティオ」を発刊し(2004年〜2015年)自然災害や公害問題、健康被害などの問題に目覚める。現在は、オリジナル商品などのネットショップの運営。週末は、もっぱらアウトドアにひたすら勤しむ。