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足がパンパン!とくに女性に多い足のむくみ。そのメカニズムを知ろう

足のむくみ むくみ

足がむくむと足が腫れるの違い

 日中、立ち仕事をしていて、夜帰って来ると翌日パンパンになっています。

これは、「足が浮腫(むく)んでいる」のでしょうか。それとも、「足が腫れて」いるのでしょうか。これは、「足が浮腫(むく)んでいるが正解です。「足が腫れる」といった場合は、虫に刺されたとか、腫れたとこには炎症があったとか、打撲したときに使います。

 「足が腫れた」場合は、腫れた部分の限られたエリア(局所)をさします。一方、「足が浮腫(むく)んだ」場合は、足全体とか膝から下が全体的に膨らんでいる状態をいいます。

また、、、

「足がむくんでいる」でいると青い静脈がよく見えるので、「下肢静脈瘤」かもしれないと心配する人も多いでしょうが、だいたいの場合において、その「足のむくみ」は、翌日には解消されているので、一過性の現象だということが分かります。

足のむくみはなぜ起きるのか

 私たちの身体には、およそ7割が水分です。その内の3分の2は、60兆個の細胞の中に[細胞内液]として存在しています。残りの3分の1は、細胞の外に細胞外液として活動しています。

この、細胞外液は、2つに分けられます。

1つは、血液に含まれる水分として。血漿やリンパ液です。

もう1つは、細胞と細胞の間(細胞間隙)を埋めている役割の水分。間質液として活躍しています。

 このように体内の水分は、細胞や血管などを巡っています。心臓から出た血液は、動脈から全身の細胞に栄養や酸素を送ったり、帰りには、老廃物や二酸化炭素などを静脈からもとの心臓に戻してくれています。

 身体にある水分の割合は、基本的に変わることはありませんが、この水の配分のバランスが崩れると、細胞と細胞の間(細胞間隙)に水がたまってしまう。

それを【浮腫み】といいます。血管から細胞と細胞の間(細胞間隙)へ流れ出る水分量が多くなって、血管やリンパ管へ吸収される水分が減ってしまうことなどでむくみが起きます。

足のむくみ

足のむくみとふくらはぎの関係

 私たちの身体の筋肉の7割は、下半身に集中しています。

 心臓から動脈を使って勢出た血液は、全身に向かいます。足へ向かった血液は、重力によって下半身のあらゆる細胞を巡ります。この時の血液は勢いが良いため、動脈は破れないように厚くできていて、破裂しないようになるべく身体の芯を通るようになっています。

 そして、帰りは、各細胞から老廃物や二酸化炭素を持ってかえります。

 この行程は、重力に逆らって静脈を使って心臓まで届ける道のりです。帰りは、重力に逆らって上昇しなければならないので、ふくらはぎの筋肉を伸び縮みさせて帰っていくのです。

 





 





ミネラルくん

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