天然塩は海水を天日のみで結晶させた塩
最近は普通のスーパーでもいろんな塩を売っています。「○○の海の塩」とか「○○岩塩」とか、どれもこだわりがあって、体に良さそうでおいしそうに思えます。でもその多くの塩は、天然塩・自然塩とは呼べないものかもしれません。
天然塩の定義は、海水を天日のみで結晶させた塩のことです。釜で炊いたり、熱を加えずに太陽の光だけで乾燥させた海水そのものの塩。
自然塩の方は、海水をある程度濃縮して最後に火で煮詰めて結晶させた塩を言います。
その他にも、化学的にナトリウムを精製して作られる塩〈化学塩）や岩塩など外国の塩などをいったん水で溶かし塩水を作り、にがりを添加して加熱、煮詰めて再結晶させる「再加工塩」もあります。
岩塩は天然塩ですが、ミネラル豊富ではありません
日本で岩塩は産出されないので、大粒の塩の塊は、珍しい塩→おいしい塩→ミネラル豊富な塩だろう！ と思われがちです。
岩塩は地殻変動で、海水が陸に閉じ込められ結晶化したいわば海水の化石の天然塩です。長い年月をかけて結晶化する段階でミネラルを排除する特性があり、岩塩は純度が高い塩化ナトリウムになります。
岩塩は天然塩ですが「ミネラルたっぷり」とは言えないようです。
岩塩の中には、甘い味もありますが、これはナトリウムの層と甘味を感じるミネラルの層が混じっている部分だからと考えられます。
健康の鍵を握る「ホンモノの塩」
海水塩で注意が必要なことは、汚染されていない海水で作られているか、ということです。塩は海水を濃縮させるわけですから、汚れた海水だと汚れも濃縮されてしまいます。
皇帝塩は、海の奥深く「深層海水」を使用しているので、汚染の心配はありません。
セラミックの塩田で太陽と遠赤外線で自然結晶させた後に、余分なにがりを流し出すために、1年以上コモをかぶせて熟成させます。するとまろやかな風味になるのです。
たっぷりと海のミネラルを含んだ「皇帝塩」の塩の結晶は、大きさもバラバラでデコボコしています。それは純粋なナトリウム結晶にはない、70種類以上のミネラルや微量元素が入っているからです。
皇帝塩は、海水とほとんど同じミネラル成分なので、体にやさしく、減塩の必要がないのです。
