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マグネシウムとカルシウムの摂取 バランスが崩れると健康被害が!

ミネラルくん

マグネシウムとカルシウムの摂取 バランスが崩れると健康被害が!

 

バランスが崩れてしまい、虚血性心疾患が増えています。

一般的に「牛乳は、カルシウムが多いから骨を作るのに良い」的な表現がテレビのコマーシャルを始めいろんなところでいわれます。が、このあいがとや新聞の読者の方なら、これは大変間違っていることだと言うことはよくご存じだと思います。そこで今回は、もう少し深くこの事について調べたのでご報告させていただきます。

カルシウムを取るために牛乳をがぶ飲みするのは賢い方法ではありません。以前この新聞でもご紹介しました中戸川貢さんのセミナーではカルシウムとマグネシウムの摂取量のバランスは、[2対1]が、望ましいとありました。このバランスこそが、理想的でありより良い体作りになるようです。海外の国々、アメリカや北欧の人々はこの比率が、3対1や4対1と乳製品の摂取が多くてバランスが崩れており、これらの国々では虚血性心疾患によって死亡率が高くなっています。この事でもわかるようにカルシウムの摂り過ぎは寿命を短くします。現代の日本人の食生活は、さらに欧米化して理想のバランス[2対1]から3対1や4対1と変化しているようです。要注意です。

カルシウムとマグネシウムの理想の摂取量バランスは、[2対1]ですが、どちらが多くなりすぎてもよくありません。マグネシウムは、循環器系を守る必須ミネラルです。マグネシウムが不足すると疲れやすいとか何となくだるい、イライラするなどの症状がでます。最近では、カルシウムを摂り過ぎると、マグネシウムの吸収率が低下し、吸収を阻害してミネラルバランスを崩して健康障害を起こすようです。

日本の伝統食ひじきの煮物で元気になる

またカルシウムはの99%は骨や歯の成分で、残りの1%は血液に含まれています。血液中のカルシウムが不足すると、甲状腺ホルモンやビタミンDが働いて、骨からカルシウムを取りだしてバランスを取ってくれます。慢性的にカルシウムが不足してくると骨の中のカルシウムがどんどん無くなりますので、肩こりや腰痛になり、骨がすかすかの骨粗鬆症や認知症を引き起こします。また、情緒不安定になることから家庭内暴力などの社会問題の一因ではないかともいわれています。

そこで解決策として提案したいのが、バランス良く栄養が含まれているひじきです。ひじきだけに偏るのもよくありませんが、ひじきの煮物を作れば椎茸や大根、ニンジンなど栄養がバランス良く摂れますので、日本の伝統食である煮物を活用することでこの一年を朗らかな気持ちで乗り切ることができます。

それぞれ伝統食は、百年千年と生き続けてきた知恵が詰め込まれています。その先祖が作り出した伝統的な食事を摂ることで活動的な生活を送れます。伝統食には、現代病といわれるようなものを引き起こすことはありません。

 

ミネラルくん