脚を動かさないと我慢できないむずむず脚症候群
『むずむず脚症候群』という名前を聞いたことがありますか。聞き慣れないかもしれません。
正式名称は、レストレスレッグス症候群(RLS)といいます。
『むずむず脚症候群』は、夕方から深夜日かけて下肢を中心に異常な感覚に襲われて眠れないとか眠れたとしても睡眠が浅く、十分な睡眠が取れないでいる病気のこと。
むずむず脚症候群は、女性が男性の1.5倍
むずむず脚症候群は、脚を動かさないと我慢できません。動かすと治まりますが、また時間が経つと[むずむず]したり[ソワソワ]したりして気持ち悪くなります。「下肢静止不能症候群」とも呼ばれています。
たとえば、夜、眠りにつこうとしたときや新幹線や飛行機に乗ったときにずっと座っているとこの症状が起きたり、映画館も同様ですが動けないでジッとしているとレストレス(restless:絶え間なく、ソワソワした)が発生します。
また、足が周期的にピクッピクッと勝手に動き続けていることが多く(周期性四肢運動障害)、これが原因で睡眠の質が落ちて日中への影響もでます。
欧米に比べて日本人には少ないといわれていますが、それでも人口の2%~4%の『むずむず脚症候群』はいるとおもわれており、人数にして二〇〇万~四〇〇万人にあたります。
特徴的なのは、男性に比べて女性に多く、男性の1.5倍がレストレスレッグス症候群に罹っているといわれています。
考えられる原因は
レストレスレッグス症候群は、なぜ起こるのかの解明に関しては、まだハッキリしていません。
『むずむず脚症候群』は、2つに分類されます。
- 一次性(特発性):特定の原因がハッキリしていない
- 二次性(続発性):持病や服用している薬、妊娠など原因
鉄分を補給することで解消する
神経伝達物質のドーパミンは、鉄分が不足すると分泌量が減ってしまいますので、『鉄分』の補給を心がけましょう。
女性は月経により鉄分の不足が起こりやすいので、鉄分の多い食物を摂ることが肝要です。
また、、、
鉄分は、体内に貯蔵するのに時間がかかり、妊娠する予定の女性は日頃からしっかりとミネラルを摂っておく必要があります。妊娠中にミネラル(鉄分)が足らないと、赤ちゃんはお腹から逃げ出そうとして、切迫早産になる可能性も多くなります。