高齢者になって、転倒してしぼうするり多さは窒息について2位です
誰しも「元気で長生きしたい」と思うのは当然のことです。
しかし、老いるの自然の摂理。ですが、寝たきりや要介護になってしまうのを避けたいものです。そこで今回は、要支援・要介護にならないためのフレイルチェックをご紹介します。
フレイルとは、高齢になって虚弱になる状態
[東京大学高齢社会総合研究機構の飯島勝矢教授ら 研究チーム]が、考案した【フレイルチェック】というものがあります。
- 【指輪っかテスト】
- 【イレブンチェック】
の2通り。
今回は、紙面の都合もあり、【指輪っかテスト】をご紹介します。
この【指輪っかテスト】は、下半身の筋肉が衰えてしまうと、転倒するリスクが高まります。じつは、転倒して死亡するのは、窒息死に次いで2位。交通事故死が4位なので転倒することは、死亡につながる非常に怖いことです。また、下半身には、身体の筋肉の7割があるので、その筋肉が落ちてしまうと、それこそ死活問題といえます。
転倒して要支援・要介護なってしまうケースもたくさんあります。
隙間があった方は要注意
このテストで、隙間のあった方は、これから運動をして身体を丈夫にしなければなりません。
茨城県柏市で行われた調査では、隙間ができたグループは、「囲めない」グループの6.6もサルコペニアにかかっていました。また、その後の調査では、新たにサルコペニアを発症したのが、3.4倍も多かったのです。
さらに、その後の4年間の追跡調査で分かったことは、「ちょうど囲める」グループの人よりも「隙間ができる」グループは、3.2倍も多く死亡していました。
どうかいつまでも元気でいるためにも、ウォーキングなどをして、身体を鍛えてください。